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公開番号
2024138623
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023049199
出願日
2023-03-27
発明の名称
トリガー式液体噴出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
11/10 20230101AFI20241002BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】後方移動したトリガー部に加えられる前方付勢力の大きさを長期にわたって維持する。
【解決手段】噴出器本体2は、容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部10と、後方に移動可能に配設されたトリガー部21を有し、トリガー部の後方への移動によって、液体を縦供給筒部内から噴出孔4側に向けて流通させるトリガー機構20と、を備え、後方移動したトリガー部を前方に向けて付勢する付勢部材5が設けられ、付勢部材は、噴出器本体を左右方向に挟む両側に設けられた主ばね部材15と、トリガー部に設けられた補助ばね部材16と、を備え、トリガー部が後方移動したときに、主ばね部材が弾性変形し、かつ補助ばね部材が主ばね部材に当接して弾性変形する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、
後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
後方移動した前記トリガー部を前方に向けて付勢する付勢部材が設けられ、
前記付勢部材は、
前記噴出器本体を左右方向に挟む両側に設けられた主ばね部材と、
前記トリガー部に設けられた補助ばね部材と、を備え、
前記トリガー部が後方移動したときに、前記主ばね部材が弾性変形し、かつ前記補助ばね部材が前記主ばね部材に当接して弾性変形する、トリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記補助ばね部材は、上端部および下端部のうちのいずれか一方の端部が前記トリガー部に連結され、
前記トリガー部が後方移動したときに、前記補助ばね部材は、前記主ばね部材に当接して前記一方の端部回りに前方に向けて撓み変形する、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
前記トリガー部が後方移動したときに、前記主ばね部材は、弾性変形しつつ、前記補助ばね部材を摺動する、請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項4】
前記補助ばね部材は、前記トリガー部が後方移動したときにはじめて弾性変形する、請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項5】
前記噴出器本体は、
前記縦供給筒部から前方に向けて延びる射出筒部と、
前記射出筒部内に前後動可能に配設されるとともに、前記射出筒部内を通じた前記縦供給筒部内と前記噴出孔との連通を遮断した蓄圧部材と、を備え、
前記蓄圧部材は、前記射出筒部内の圧力上昇時に後方に移動することで、前記射出筒部内を通して前記縦供給筒部内と前記噴出孔とを連通し、
後方移動した前記蓄圧部材を前方に向けて付勢する樹脂製の弾性体が設けられ、
前記弾性体および前記主ばね部材は、一体に形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、トリガー部の前後動によって容器体内から液体を吸い上げ、噴出孔を通じて液体を噴出するトリガー式液体噴出器が知られている。一般に、トリガー式液体噴出器は、後方移動したトリガー部を前方に付勢する付勢部材を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-177630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、トリガー式液体噴出器においては、環境問題に配慮して、軽量化が図られたり、容器体内に液体を詰め替えることで繰り返し使用されたりすることがあり、後方移動したトリガー部に加えられる前方付勢力の大きさを長期にわたって維持することが求められている。
【0005】
本発明は、後方移動したトリガー部に加えられる前方付勢力の大きさを長期にわたって維持することができるトリガー式液体噴出器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、後方移動した前記トリガー部を前方に向けて付勢する付勢部材が設けられ、前記付勢部材は、前記噴出器本体を左右方向に挟む両側に設けられた主ばね部材と、前記トリガー部に設けられた補助ばね部材と、を備え、前記トリガー部が後方移動したときに、前記主ばね部材が弾性変形し、かつ前記補助ばね部材が前記主ばね部材に当接して弾性変形する。
【0007】
後方移動したトリガー部を前方に向けて付勢する付勢部材が、主ばね部材と補助ばね部材とを備えているので、トリガー部を後方に牽引すると、主ばね部材および補助ばね部材の双方が弾性変形することとなり、トリガー部の牽引を解除すると、トリガー部に、主ばね部材および補助ばね部材の双方から前方付勢力が加えられることとなる。
トリガー部を後方に牽引すると、補助ばね部材が主ばね部材に当接して弾性変形するので、トリガー部の牽引を解除すると、主ばね部材および補助ばね部材が、互いの復元変形を抑止し合うこととなり、トリガー部に及ぼされる前方付勢力が増幅される。
以上より、主ばね部材に大きな負荷をかけなくても、トリガー部の牽引を解除したときに、トリガー部に前方付勢力を確実に加えることが可能になり、後方移動したトリガー部に加えられる前方付勢力の大きさを長期にわたって維持することができる。
補助ばね部材を設けることによって、主ばね部材を従来よりも軽量化、小型化しても、トリガー部を前端位置に適切に復帰させること等ができる前方付勢力を容易に確保することができる。
【0008】
前記補助ばね部材は、上端部および下端部のうちのいずれか一方の端部が前記トリガー部に連結され、前記トリガー部が後方移動したときに、前記補助ばね部材は、前記主ばね部材に当接して前記一方の端部回りに前方に向けて撓み変形してもよい。
【0009】
トリガー部が後方移動したときに、補助ばね部材が、主ばね部材に当接して前記一方の端部回りに前方に向けて撓み変形するので、主ばね部材および補助ばね部材の双方を弾性変形させながら、トリガー部を円滑に後方に移動させることができる。
【0010】
前記トリガー部が後方移動したときに、前記主ばね部材は、弾性変形しつつ、前記補助ばね部材を摺動してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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