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公開番号2024148706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062077
出願日2023-04-06
発明の名称噴霧装置
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B05B 5/025 20060101AFI20241010BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】ノズルの近傍に残留した液滴を除去するとともに、除去した液滴を特定の箇所に集めることが可能な技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する噴霧装置は、液体を貯留可能なタンクと、液体を霧状に噴出するノズルと、ノズルの近傍に残留した液滴を除去する液滴除去機構と、を備える。ノズルは、内部に液体が流れるノズル本体と、ノズル本体に設けられ、液体が噴出する噴出部と、を含む。液滴除去機構は、ノズルの近傍に配置される吸込口と、負圧が生じる負圧空間に接続される排出口と、吸込口と排出口の間を接続する液体通路と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
液体を貯留可能なタンクと、
前記液体を霧状に噴出するノズルと、
前記ノズルの近傍に残留した液滴を除去する液滴除去機構と、を備えており、
前記ノズルは、内部に前記液体が流れるノズル本体と、前記ノズル本体に設けられ、前記液体が噴出する噴出部と、を含んでおり、
前記液滴除去機構は、
前記ノズルの近傍に配置される吸込口と、
負圧が生じる負圧空間に接続される排出口と、
前記吸込口と前記排出口の間を接続する液体通路と、を備える、噴霧装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記噴出部を囲うノズルカバーを備えており、
前記ノズルカバーは、上流側から下流側に向かうにつれて拡径した内側面を備えており、
前記吸込口は、前記ノズルカバーの前記内側面に規定される、請求項1の噴霧装置。
【請求項3】
前記噴出部よりも下流側に配置されており、前記噴出部から噴出した前記液体を誘導帯電させることが可能な電極を備える、請求項1または2の噴霧装置。
【請求項4】
前記噴出部よりも下流側に配置されており、前記噴出部から噴出した前記液体を誘導帯電させることが可能な電極と、
前記噴出部を囲うノズルカバーと、を備えており、
前記ノズルカバーは、上流側から下流側に向かうにつれて拡径した内側面を備えており、
前記吸込口は、前記ノズルカバーの前記内側面に規定されており、
前記ノズルカバーは、前記噴出部と前記電極の間を遮るように配置されている、請求項1の噴霧装置。
【請求項5】
前記吸込口は、前記電極よりも下流側に配置される、請求項3または4の噴霧装置。
【請求項6】
前記タンクに貯留された前記液体を圧送する圧送装置を備えており、
前記負圧は、前記圧送装置の駆動に伴って生じる、請求項1から5の何れか一項の噴霧装置。
【請求項7】
前記負圧空間は、前記タンク内の空間を含んでおり、
前記排出口は、前記タンク内の空間に接続される、請求項1から6の何れか一項の噴霧装置。
【請求項8】
前記液体通路には、前記吸込口から前記排出口に向かう方向への前記液体の流動を許容し、前記排出口から前記吸込口に向かう方向への前記液体の流動を禁止する逆止弁が設けられる、請求項1から7の何れか一項の噴霧装置。
【請求項9】
前記タンクと、前記ノズルと、前記液滴除去機構と、を保持するハウジングを備えており、
前記ハウジングは、ユーザが一方の手で把持可能なグリップを備える、請求項1から8の何れか一項の噴霧装置。
【請求項10】
前記ハウジングに着脱可能に取り付けられる少なくとも一つの電池パックを備えており、
前記少なくとも一つの電池パックから供給される電力によって動作する、請求項9の噴霧装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、噴霧装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液体を貯留可能なタンクと、前記液体を霧状に噴出するノズルと、前記ノズルの近傍に残留した液滴を除去する液滴除去機構と、を備える噴霧装置が開示されている。前記ノズルは、内部に前記液体が流れるノズル本体と、前記ノズル本体に設けられ、前記液体が噴出する噴出部と、を含む。前記液滴除去機構は、前記噴出部から液体を噴出する際に生じる負圧を利用してエアカーテン状の気流を発生させることにより、前記液滴を除去する機構である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-126105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の液滴除去機構は、ノズルの近傍に残留した液滴を、エアカーテン状の気流によって噴霧装置の外部へと吹き飛ばす構成となっている。このため、除去した液滴を特定の箇所に集めることが困難である。本明細書では、ノズルの近傍に残留した液滴を除去するとともに、除去した液滴を特定の箇所に集めることが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する噴霧装置は、液体を貯留可能なタンクと、前記液体を霧状に噴出するノズルと、前記ノズルの近傍に残留した液滴を除去する液滴除去機構と、を備える。前記ノズルは、内部に前記液体が流れるノズル本体と、前記ノズル本体に設けられ、前記液体が噴出する噴出部と、を含む。前記液滴除去機構は、前記ノズルの近傍に配置される吸込口と、負圧が生じる負圧空間に接続される排出口と、前記吸込口と前記排出口の間を接続する液体通路と、を備える。
【0006】
上記の液滴除去機構は、ノズルの近傍に残留した液滴を、負圧を利用して吸込口へと吸引する。当該液滴は、液体通路と排出口を介して、負圧空間(即ち、特定の箇所)へと集められる。従って、上記の構成によれば、ノズルの近傍に残留した液滴を除去するとともに、除去した液滴を特定の箇所に集めることができる。
【0007】
本明細書では、便宜上、ノズルの近傍に残留した液滴を「残留液滴」と呼ぶことがある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係る噴霧装置2を前方右方上方から見た図である。
実施例に係る噴霧装置2の内部構造を右方から見た図である。
実施例に係る噴霧装置2のノズル8近傍の構造を示す拡大断面図である。
実施例に係る噴霧装置2の概略構成図である。
実施例に係る噴霧装置2のノズルカバー50を図3中のV-V断面で見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された噴霧装置を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
【0010】
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、以下の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、特許請求の範囲に記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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