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公開番号
2024106317
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-07
出願番号
2023219468
出願日
2023-12-26
発明の名称
装飾被膜の形成方法
出願人
ベック株式会社
代理人
主分類
B05D
1/28 20060101AFI20240731BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】
線間隔や色の濃淡が自然な線状模様を容易かつ効率的に付与することができる装飾被膜の形成方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、装飾被膜の形成方法であって、
被塗面に、被覆材を塗付し、次いで、該被覆材が未乾燥のうちに模様付与具で該被覆材を引きずることにより線状模様を形成する工程、を含み、
上記模様付与具は、硬度及び/または密度が異なる少なくとも2種以上のスポンジ材が混在するものであることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
装飾被膜の形成方法であって、
被塗面に、被覆材を塗付し、次いで、該被覆材が未乾燥のうちに模様付与具で該被覆材を引きずることにより線状模様を形成する工程、を含み、
上記模様付与具は、硬度及び/または密度が異なる少なくとも2種以上のスポンジ材が混在するものであることを特徴とする装飾被膜の形成方法。
続きを表示(約 56 文字)
【請求項2】
上記模様付与具は凹凸を有することを特徴とする請求項1に記載の装飾被膜の形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、装飾被膜の形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建築物、土木構造物等の壁面に対し、種々の模様を有する装飾被膜を形成することが行われている。このような装飾被膜の一例として、特定の模様付与具を用いることにより模様を形成した装飾被膜が挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、塗装された塗膜を半乾きの状態でハケ状物を用いて掻き取り、多数の筋をつける木目模様塗装方法が記載されている。また、特許文献2には、基材上に塗付されたカラー塗膜をブラシでブラッシングして条痕を形成したヘアライン調塗装方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-168191号公報
特開2001-17909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2のようなハケ状物やブラシ状の模様付与具を用いた場合、均一に塗料が掻き取られるため、規則的で単調な線状模様となるおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために本発明者らは、特定の模様付与具を用いて線状模様を形成する装飾被膜の形成方法を見出し、本発明の完成に至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.装飾被膜の形成方法であって、
被塗面に、被覆材を塗付し、次いで、該被覆材が未乾燥のうちに模様付与具で該被覆材を引きずることにより線状模様を形成する工程、を含み、
上記模様付与具は、硬度及び/または密度が異なる少なくとも2種以上のスポンジ材が混在するものであることを特徴とする装飾被膜の形成方法。
2.上記模様付与具は凹凸を有することを特徴とする1.に記載の装飾被膜の形成方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、線間隔や色の濃淡等が自然な線状模様を形成することができ、美観性に優れた装飾被膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の模様付与具の一例である。
図2は、本発明の模様付与具の一例である。
図3は、本発明の模様付与具の一例である。
図4は、本発明の模様付与具の一例である。
図5は、本発明の模様付与具の一例である。
図6は、本発明の模様付与具の一例である。
【符号の説明】
【0010】
A:模様付与具
As:接触面
Ae:エッジ部
At:厚み方向
a1~a5:スポンジ材
B:支持部
C:取手部
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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