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公開番号
2024159906
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024140611,2020199253
出願日
2024-08-22,2020-12-01
発明の名称
被覆材、被膜形成方法
出願人
ベック株式会社
代理人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20241031BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】大柄模様を有し、かつ鱗片状粒子の偏りが生じにくく、模様のバランス(配置)が良好な意匠性を付与するとともに、ザラツキ感の少ない美観性に優れた形成被膜を得る。
【解決手段】樹脂成分(A)及び鱗片状粒子(B)を含む被覆材であって、上記被覆材は、樹脂成分(A)の固形分100重量部に対して、鱗片状粒子(B)を5~200重量部を含み、
上記鱗片状粒子(B)は、短径2mm超の大粒子(b1)、短径0.7mm超2mm以下の中粒子(b2)、及び短径0.7mm以下の小粒子(b3)を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂成分(A)及び鱗片状粒子(B)を含む被覆材であって、
上記被覆材は、樹脂成分(A)の固形分100重量部に対して、鱗片状粒子(B)を5~200重量部を含み、
上記鱗片状粒子(B)は、短径2mm超の大粒子(b1)、短径0.7mm超2mm以下の中粒子(b2)、及び短径0.7mm以下の小粒子(b3)を含
み、
上記被覆材は、粒状骨材の混合比率が上記水性樹脂(A)の固形分100重量部に対して50重量部以下である
ことを特徴とする被覆材。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
上記鱗片状粒子(B)は、上記中粒子(b2)及び小粒子(b3)と上記大粒子(b1)との重量比[(b2)+(b3)]/(b1)が、1以上50以下であることを特徴とする請求項1に記載の被覆材。
【請求項3】
上記鱗片状粒子は、少なくとも2色以上の粒子を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の被覆材。
【請求項4】
基材上に、請求項1
に
記載の被覆材を塗付して被膜を形成することを特徴とする被膜形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な被覆材に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建築物や土木構造物に自然石調の美観性を付与する装飾仕上げ工法が知られている。近年、自然石特有の多彩な色彩等の意匠性を有する装飾仕上げが望まれるケースも増えている。このような工法として、例えば、特許文献1には、着色マイカおよびバインダー樹脂を含む被覆材を塗付する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-224363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1は、平均粒子径が0.3~2mmの比較的小さめの着色マイカを使用したものであり、大柄意匠が得られにくい。大柄の意匠を得るためには、2mmを超える大粒子マイカ片を用いることが考えられるが、このような大粒子を含む被覆材を塗装した場合、鱗片状粒子どうしが部分的に重なり(密集し)やすく、模様に偏りを生じたり、一方では、鱗片状粒子の少ない部分(隙間)を生じる場合もあり、ムラのある模様が形成されるおそれがあった。また、鱗片状粒子の端部が跳ね上がりを生じる場合があり、形成被膜がザラツキ感を生じる場合があった。このような状況下、簡便な方法により、鱗片状粒子の模様に偏りがなく美観性に優れた被膜を形成することができる被覆材及び被膜形成方法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、樹脂成分、及び鱗片状粒子を含む被覆材において、特定粒子径を有する鱗片状粒子を含む被覆材を採用することより、大柄模様を有し、かつ鱗片状粒子の偏りが生じにくく、模様のバランス(配置)が良好な意匠性を付与するとともに、ザラツキ感の少ない美観性に優れた形成被膜を簡便に得ることに想到し、本発明の完成に至った。すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
【0006】
すなわち、本発明は、以下の特徴を有するものである。
1.樹脂成分(A)及び鱗片状粒子(B)を含む被覆材であって、
上記被覆材は、樹脂成分(A)の固形分100重量部に対して、鱗片状粒子(B)を5~200重量部を含み、
上記鱗片状粒子(B)は、短径2mm超の大粒子(b1)、短径0.7mm超2mm以下の中粒子(b2)、及び短径0.7mm以下の小粒子(b3)を含
み、
上記被覆材は、粒状骨材の混合比率が上記水性樹脂(A)の固形分100重量部に対して50重量部以下である
ことを特徴とする被覆材。
2.上記鱗片状着色粒子(B)は、上記中粒子(b2)及び小粒子(b3)と上記大粒子(b1)との重量比[(b2)+(b3)]/(b1)が、1以上50以下であることを特徴とする1.に記載の被覆材。
3.上記鱗片状粒子は、少なくとも2色以上の粒子を含むことを特徴とする1.また2.に記載の被覆材。
4.基材上に、1.
に
記載の被覆材を塗付して被膜を形成することを特徴とする被膜形成方法。
5.基材上に、下塗材を塗付し着色被膜を形成した後、1.に記載の被覆材を塗付して被膜を形成することを特徴とする被膜形成方法。 6.上記着色被膜の色調を、上記(B)成分の中粒子(b2)に近似した色相に設定することを特徴とする5.の被膜形成方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、大柄模様を有し、かつ鱗片状粒子の偏りが生じにくく、模様のバランス(配置)が良好な意匠性を付与するとともに、ザラツキ感の少ない美観性に優れた形成被膜を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0009】
<被覆材>
本発明の被覆材は、樹脂成分(A)、及び特定の大きさを有する鱗片状粒子(B)を併用して含むことを特徴とする。
【0010】
樹脂成分(A)(以下「(A)成分」という)としては、特に限定されないが、水溶性樹脂及び水分散性樹脂から選ばれる1種以上が好適である。樹脂の種類としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等、あるいはこれらの複合系等を挙げることができる。これらは1種または2種以上で使用することができる。また、これら(A)成分は架橋反応性を有するものであってもよい。架橋反応性を有する(A)成分を使用した場合は、被膜の耐水性、耐候性、耐薬品性等を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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