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公開番号2024146677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023099738
出願日2023-06-19
発明の名称高固形分塗料組成物
出願人関西ペイント株式会社
代理人
主分類C09D 175/04 20060101AFI20241004BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 耐候性、耐食性及び塗膜硬度に優れ、金属素材に直接塗装可能な高固形分塗料組成物を提供すること。
【解決手段】 ポリアスパラギン酸エステル(A)、ポリイソシアネート化合物(B)、エポキシ基含有シランカップリング剤(C)、及び重量平均分子量が250~2300、かつ水酸基価が50~800の範囲内であるポリオール(D)を含有する高固形分塗料組成物。特に固形分濃度が70質量%以上である、高固形分塗料組成物。被塗物に、該高固形分塗料組成物を塗装する塗装方法、該高固形分塗料組成物が塗装された建設機械又は産業機械。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリアスパラギン酸エステル(A)、ポリイソシアネート化合物(B)、エポキシ基含有シランカップリング剤(C)、及び重量平均分子量が250~2300、かつ水酸基価が50~800の範囲内であるポリオール(D)を含有する高固形分塗料組成物。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
ポリアスパラギン酸エステル(A)が、下記式(1)で表される2級アミノ基を有するポリアスパラギン酸エステルを含有する請求項1に記載の高固形分塗料組成物。
JPEG
2024146677000008.jpg
30
122
(式中、Xは、数平均分子量25~5000のn価の環式もしくは鎖式の脂肪族炭化水素基またはポリオキシアルキレンポリアミン残基であり、R

およびR

は、各々独立して、イソシアネート基に対して不活性な有機基であり、nは2以上の整数である。)
【請求項3】
ポリオール(D)が、ポリエステルポリオール及び/又はポリエーテルポリオールを含有する請求項1又は2に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項4】
固形分濃度が70質量%以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項5】
さらに顔料を含有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項6】
ポリイソシアネート化合物(B)が、シリル基含有変性ポリイソシアネートを含有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項7】
シリル基含有変性ポリイソシアネートが、第1級アミノ基を有するアルコキシシラン(a1)、カルボン酸アルキルエステル(a2)及びポリイソシアネート(a3)を含む成分を原材料とする反応生成物である、請求項6に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項8】
さらに、ゼオライトを含有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の高固形分塗料組成物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の1コート仕様の高固形分塗料組成物。
【請求項10】
被塗物に、請求項1~8のいずれか一項に記載の高固形分塗料組成物を塗装することを含む塗装方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐候性及び耐食性に優れ、金属素材に直接塗装可能な高固形分塗料組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、産業機械、建造物、自動車、構築物、家具(鋼製も含む)等の塗装に際し、アクリルラッカー、アクリルウレタン塗料、アミノアクリル樹脂塗料等が用いられており、特に、ブルドーザー、油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械又は産業機械の塗装においては、常温乾燥性、耐久性等の点から、水酸基含有アクリル樹脂とポリイソシアネート化合物を含むアクリルウレタン塗料が主に用いられている。
【0003】
また、近年、ESGの観点からも環境への影響から、塗料においても揮発性有機化合物(VOC)の削減が求められており、世界的に法整備も含め、VOC規制が強化されることとなっている。
【0004】
建設機械等向けに、金属素材に直接塗装されるワンコート仕様においては、耐候性と耐食性を担保する観点からアクリル樹脂とイソシアネート化合物の塗料組成物が使用されてきたが、一般に塗装固形分濃度が低く、VOC削減には限界があった。
【0005】
また、一般にポリアミン化合物とイソシアネート化合物の塗料組成物は、高い耐食性、耐薬品性等の塗膜性能に優れるが、反応性が高いため硬化速度が速く、ポットライフも短いため、塗装作業性等、ハンドリングに難があるため、建設機械等の塗装用途にはあまり実用化が進んでいなかった。
【0006】
特許文献1には、低分子量のアクリルポリオールあるいはポリエステルポリオールを含有する主剤ポリオールと、脂肪族ジイソシアネート、脂環式ジイソシアネートを原料とし、分子量700以下の成分の含有率が20~60質量%、重量平均分子量と数平均分子量の比が1.2~5.0、25℃におけるポリイソシアネート組成物の粘度(単位mPa.s)とイソシアネート基の数平均官能基数との比が特定の式で表されるポリイソシアネート組成物を用いることを特徴とするハイソリッド塗料組成物が開示されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載されたハイソリッド塗料組成物は、近年の強化されたVOC規制レベルを満足するには不十分であり、また、塗装作業性が不十分となる場合があった。
【0008】
特許文献2には、光沢安定性着色トップコートを製造するための塗料組成物として、フマル酸ジアルキル含量を大幅に減少させたポリアスパラギン酸エステル系コーティング組成物が開示されている。
【0009】
しかしながら、特許文献2に記載されたコーティング組成物は、耐食性や耐候性が不十分であったり、特に金属素材に直接塗装する際に求められる金属素材への付着性が不十分となる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2003-128989号公報
特表2022-521250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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