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公開番号2025021498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125221
出願日2023-08-01
発明の名称無溶剤型ハードコート樹脂組成物及びこれを用いた光学積層体
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類C09D 4/02 20060101AFI20250206BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】無溶剤型でありながら塗工外観が安定し、良好な耐擦傷性と共に優れた屈曲性を有するため、ハードコートフィルム等に用いる無溶剤型のハードコート樹脂組成物を提供する。
【解決手段】アルキレンオキサイド変性された多官能(メタ)アクリレートと、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリレートと、光重合開始剤と、を含み、前記ビニルエーテル基含有(メタ)アクリレートの配合量が固形分全量に対し15~70重量%であることを特徴とする無溶剤型ハードコート樹脂組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルキレンオキサイド変性された多官能(メタ)アクリレート(A)と、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリレート(B)と、光重合開始剤(C)と、を含み、前記(B)の配合量が固形分全量に対し15~70重量%であることを特徴とする無溶剤型ハードコート樹脂組成物。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記(A)がグリセリンポリ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート及びペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートからなる群から選択される(メタ)アクリレートの誘導体を含むことを特徴とする請求項1記載の無溶剤型ハードコート樹脂組成物。
【請求項3】
前記(B)が分子内にビニルエーテル基を1つ含有する単官能(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の無溶剤型ハードコート樹脂組成物。
【請求項4】
プラスチック基材の少なくとも片面に、請求項1~3いずれか記載の無溶剤型ハードコート樹脂組成物の硬化層が形成された光学積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、希釈溶剤を含まない無溶剤型のハードコート樹脂組成物、及びこれを用いた光学積層体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
アクリル系の光硬化性樹脂は、プラスチックフィルムやプラスチック成形物表面に機能性を付与するために多くの分野で使用されている。例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に塗布して、高硬度を付与したハードコート(以下HCという)フィルムは、タッチパネル用フィルムや成形用フィルムとして大量に使用されている。
【0003】
こうしたHC樹脂組成物は一般的に高粘度であることが多く、塗工性を改善するため、溶剤で希釈されて使用される場合が多かった。しかしながら、このような溶剤を含む組成物は、塗工後に溶剤を揮散させるため、環境への負荷が大きく、また乾燥炉では大きなエネルギーを消費していた。更に無溶剤型は溶剤型に比較して、密着性促進のため形成された易接着への浸透、膨潤効果が低く、密着性が不十分になりやすいという傾向もあった。
【0004】
こうした問題に対応する無溶剤型のHC用硬化性組成物として、例えば特定構造のウレタン(メタ)アクリレート構造と、多官能化合物と、単官能化合物と、シリコーン化合物と、光ラジカル開始剤を含む組成物が提案されている(特許文献1)。こうした無溶剤型HC剤を用いることで、環境への負荷や、乾燥時のエネルギーロスの問題は解決できるようになってきているが、HCフィルムとして要求される外観、硬化性、耐擦傷性等の諸特性については、一長一短があり、これらの物性を平均的にバランスよくクリアできる組成物は殆どなく、特に屈曲性については改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2009/050957
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、無溶剤型でありながら塗工外観が安定し、良好な耐擦傷性と共に優れた屈曲性を有するHC樹脂組成物、及びその硬化層が形成された光学積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するため請求項1記載の発明は、アルキレンオキサイド変性された多官能(メタ)アクリレート(A)と、ビニルエーテル基含有(メタ)アクリレート(B)と、光重合開始剤(C)と、を含み、前記(B)の配合量が固形分全量に対し15~70重量%であることを特徴とする無溶剤型ハードコート樹脂組成物を提供する。
【0008】
また請求項2記載の発明は、前記(A)がグリセリンポリ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート及びペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートからなる群から選択される(メタ)アクリレートの誘導体を含むことを特徴とする請求項1記載の無溶剤型ハードコート樹脂組成物を提供する。
【0009】
また請求項3記載の発明は、前記(B)が分子内にビニルエーテル基を1つ含有する単官能(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項1記載の無溶剤型ハードコート樹脂組成物を提供する。
【0010】
また請求項4記載の発明は、プラスチック基材の少なくとも片面に、請求項1~3いずれか記載の無溶剤型ハードコート樹脂組成物の硬化層が形成された光学積層体を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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