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公開番号
2024179114
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097674
出願日
2023-06-14
発明の名称
粉体塗料
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
個人
主分類
C09D
163/00 20060101AFI20241219BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】硬化物の耐衝撃性に優れる粉体塗料を提供する。
【解決手段】粒子状の熱硬化性樹脂組成物を含む粉体塗料であって、熱硬化性樹脂組成物が、(A)エポキシ樹脂と、(B)硬化剤と、(C)硬化促進剤と、(D)無機充填材と、を含み、成分(B)が、酸無水物およびフェノール樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含み、成分(C)が、トリアジン変性イミダゾール化合物のイソシアヌル酸付加物を含む、粉体塗料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
粒子状の熱硬化性樹脂組成物を含む粉体塗料であって、
前記熱硬化性樹脂組成物が、
(A)エポキシ樹脂と、
(B)硬化剤と、
(C)硬化促進剤と、
(D)無機充填材と、
を含み、
前記成分(B)が、酸無水物およびフェノール樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含み、
前記成分(C)が、トリアジン変性イミダゾール化合物のイソシアヌル酸付加物を含む、粉体塗料。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記成分(B)が、テトラカルボン酸の二無水物およびノボラック型フェノール樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項1に記載の粉体塗料。
【請求項3】
前記成分(B)が3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物である、請求項1または2に記載の粉体塗料。
【請求項4】
前記成分(A)がビスフェノールA型エポキシ樹脂を含む、請求項1または2に記載の粉体塗料。
【請求項5】
前記成分(D)が炭酸カルシウムを含む、請求項1または2に記載の粉体塗料。
【請求項6】
モーターのスロットの絶縁被覆に用いられる、請求項1または2に記載の粉体塗料。
【請求項7】
請求項1または2に記載の粉体塗料により絶縁被覆されているスロットを有する、モーター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体塗料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂が配合された粉体塗料に関する技術として、特許文献1および2に記載のものがある。
特許文献1(特開2000-256584号公報)には、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、硬化剤、無機充填材を必須成分とするエポキシ樹脂粉体塗料であって、無機充填材を粉体塗料全体の75~95重量%含有する不燃性エポキシ樹脂粉体塗料について記載されており(請求項1)、また、同文献記載の技術により、優れた不燃性を有し、従来から使用されている難燃剤の配合量を大幅に削減することができ、かつ塗装外観の優れた不燃性エポキシ樹脂粉体塗料を提供することができるとされている(段落0027)。
【0003】
また、特許文献2(特開2015-209436号公報)には、耐衝撃性に優れるとともに耐油性に優れる塗膜を形成可能な粉体塗料および当該粉体塗料を用いる塗膜の形成方法を提供することを目的とする技術として(段落0011)、3官能以上のエポキシ樹脂および2官能以下のエポキシ樹脂を含むエポキシ樹脂と、グアニジン化合物およびイミダゾール化合物からなる群から選ばれた1種以上の硬化剤と、充填剤とを含有する粉体塗料について記載されている(請求項1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-256584号公報
特開2015-209436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記文献に記載の技術について本発明者が検討したところ、耐衝撃性に優れる硬化物を得るという点で、改善の余地があることが見出された。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の粉体塗料およびモーターが提供される。
[1] 粒子状の熱硬化性樹脂組成物を含む粉体塗料であって、
前記熱硬化性樹脂組成物が、
(A)エポキシ樹脂と、
(B)硬化剤と、
(C)硬化促進剤と、
(D)無機充填材と、
を含み、
前記成分(B)が、酸無水物およびフェノール樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含み、
前記成分(C)が、トリアジン変性イミダゾール化合物のイソシアヌル酸付加物を含む、粉体塗料。
[2] 前記成分(B)が、テトラカルボン酸の二無水物およびノボラック型フェノール樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含む、[1]に記載の粉体塗料。
[3] 前記成分(B)が3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物である、[1]または[2]に記載の粉体塗料。
[4] 前記成分(A)がビスフェノールA型エポキシ樹脂を含む、[1]乃至[3]いずれか一つに記載の粉体塗料。
[5] 前記成分(D)が炭酸カルシウムを含む、[1]乃至[4]いずれか一つに記載の粉体塗料。
[6] モーターのスロットの絶縁被覆に用いられる、[1]乃至[5]いずれか一つに記載の粉体塗料。
[7] [1]乃至[6]いずれか一つに記載の粉体塗料により絶縁被覆されているスロットを有する、モーター。
【0007】
また、本発明によれば、前記本発明における粉体塗料で塗装された物品を提供することもできる。
また、本発明によれば、前記本発明における粉体塗料の硬化物からなる塗膜を有する物品を提供することもできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、硬化物の耐衝撃性に優れる粉体塗料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態において、組成物は、各成分をいずれも単独でまたは2種以上を組み合わせて含むことができる。
本明細書において、数値範囲を示す「~」は、以上、以下を表し、両端の数値をいずれも含む。
【0010】
(粉体塗料)
本実施形態において、粉体塗料は、粒子状の熱硬化性樹脂組成物を含む。熱硬化性樹脂組成物は、以下の成分(A)~(D)を含む。
(A)エポキシ樹脂
(B)硬化剤
(C)硬化促進剤
(D)無機充填材
そして、成分(B)が、酸無水物およびフェノール樹脂からなる群から選択される少なくとも一種を含み、成分(C)が、トリアジン変性イミダゾール化合物のイソシアヌル酸付加物を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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