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公開番号
2025076363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2024189003
出願日
2024-10-28
発明の名称
撥水剤組成物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
3/18 20060101AFI20250508BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】良好な撥水性、耐スリップ性、及び耐チョークマーク性を繊維製品に付与可能である撥水剤組成物の提供。
【解決手段】重合体(A)と、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)と、水性媒体(C)とを含み、上記重合体(A)は、下記式:
CH
2
=C(-R
11
)-C(=O)-R
12
[式中、R
11
は、水素原子又はメチル基であり、R
12
は、炭素数9~40の炭化水素基である。]
で表される単量体(a1)から誘導される繰り返し単位を含む重合体である、撥水剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重合体(A)と、
ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)と、
水性媒体(C)とを含み、
前記重合体(A)は、下記式:
CH
2
=C(-R
11
)-C(=O)-O-R
12
[式中、
R
11
は、水素原子又はメチル基であり、
R
12
は、炭素数9~40の炭化水素基である。]
で表される単量体(a1)から誘導される繰り返し単位を含む重合体である、撥水剤組成物。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記単量体(a1)において、R
12
は、炭素数10~30の炭化水素基である、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項3】
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を含む、請求項2に記載の撥水剤組成物。
【請求項4】
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)から誘導される繰り返し単位、及び前記単量体(a1)と異なる単量体(a2)から誘導される繰り返し単位を含む共重合体である、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項5】
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を、前記単量体(a2)としてステアリル基含有アミドアクリレートから誘導される繰り返し単位を含む、請求項4に記載の撥水剤組成物。
【請求項6】
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を、前記単量体(a2)として塩化ビニルから誘導される繰り返し単位を含む、請求項4に記載の撥水剤組成物。
【請求項7】
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を、前記単量体(a2)としてステアリル基含有アミドアクリレートから誘導される繰り返し単位及び塩化ビニルから誘導される繰り返し単位を含む、請求項4に記載の撥水剤組成物。
【請求項8】
前記重合体(A)100質量部に対して、前記ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)を0.10質量部~30質量部含有する、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項9】
前記ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)が、エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドに基づく構成単位を少なくとも1つ含む、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項10】
界面活性剤を更に含む、請求項1に記載の撥水剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、撥水剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
基剤(特に繊維製品)に撥水性を付与するための撥水剤として、非フッ素系の撥水剤の開発が進められている。一例として、非フッ素アクリル酸エステル共重合体とポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンとのブレンドを含む組成物を、高濃度で生地に処理することで、優れた撥油性を提供し得ることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/145147号
国際公開第2021/132172号
特開2020-189980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記組成物を撥水剤として使用するためには、撥水性が不足している。また、従来の非フッ素系の撥剤を繊維製品に用いた場合、耐スリップ性及び耐チョークマーク性が十分でないため繊維製品としての信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
本開示は、良好な撥水性、耐スリップ性、及び耐チョークマーク性を繊維製品に付与可能である撥水剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
重合体(A)と、
ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)と、
水性媒体(C)とを含み、
上記重合体(A)は、下記式:
CH
2
=C(-R
11
)-C(=O)-O-R
12
[式中、
R
11
は、水素原子又はメチル基であり、
R
12
は、炭素数9~40の炭化水素基である。]
で表される単量体(a1)から誘導される繰り返し単位を含む重合体である、撥水剤組成物。
[項2]
上記単量体(a1)において、R
12
は、炭素数10~30の炭化水素基である、項1に記載の撥水剤組成物。
[項3]
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を含む、項2に記載の撥水剤組成物。
[項4]
上記重合体(A)が、上記単量体(a1)から誘導される繰り返し単位、及び上記単量体(a1)と異なる単量体(a2)から誘導される繰り返し単位を含む共重合体である、項1~3のいずれか一項に記載の撥水剤組成物。
[項5]
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を、前記単量体(a2)としてステアリル基含有アミドアクリレートから誘導される繰り返し単位を含む、項4に記載の撥水剤組成物。
[項6]
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を、前記単量体(a2)として塩化ビニルから誘導される繰り返し単位を含む、項4に記載の撥水剤組成物。
[項7]
前記重合体(A)が、前記単量体(a1)としてステアリルアクリレートから誘導される繰り返し単位を、前記単量体(a2)としてステアリル基含有アミドアクリレートから誘導される繰り返し単位及び塩化ビニルから誘導される繰り返し単位を含む、項4に記載の撥水剤組成物。
[項8]
上記重合体(A)100質量部に対して、上記ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)を0.10質量部~30質量部含有する、項1~7のいずれか一項に記載の撥水剤組成物。
[項9]
上記ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)が、エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドに基づく構成単位を少なくとも1つ含む、項1~8のいずれか一項に記載の撥水剤組成物。
[項10]
界面活性剤を更に含む、項1~9のいずれか一項に記載の撥水剤組成物。
[項11]
上記界面活性剤が、ノニオン性界面活性剤を含む、項10に記載の撥水剤組成物。
[項12]
上記単量体(a1)、及び上記ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)を含む上記水性媒体(C)中、上記単量体(a1)を反応させて上記重合体(A)を得る工程を含む、項1~11のいずれか一項に記載の撥水剤組成物の製造方法。
[項13]
上記単量体(a1)、上記単量体(a2)、及び上記ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(B)を含む上記水性媒体(C)中、上記単量体(a1)と上記単量体(a2)とを反応させて上記重合体(A)を得る工程を含む、項4~11のいずれか一項に記載の撥水剤組成物の製造方法。
[項14]
項1~11のいずれか一項に記載の撥水剤組成物を繊維基材に適用することを含む、繊維製品の製造方法。
[項15]
上記撥水剤組成物を上記繊維基材に適用する前に、繊維に
-SO
3
M
1
(式中、M
1
は一価のカチオンを示す)で示される1価の基、
-COOM
2
(式中、M
【発明の効果】
【0007】
本開示における撥水剤組成物は、良好な撥水性、耐スリップ性、及び耐チョークマーク性を繊維製品に付与可能である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<用語の定義>
本明細書において用いられる場合、「n価の基」とは、n個の結合手を有する基、すなわちn個の結合を形成する基を意味する。また、「n価の有機基」とは、炭素を含有するn価の基を意味する。かかる有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖において、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ、ハロゲン等を有している基を意味する。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0010】
本明細書において説明される化学構造は、当業者によって化学的に不可能または極めて不安定であると認識される化学構造を包含しないように理解されるべきである。
(【0011】以降は省略されています)
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