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公開番号
2025111538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025067259,2024030887
出願日
2025-04-16,2024-03-01
発明の名称
含フッ素化合物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07C
69/63 20060101AFI20250723BHJP(有機化学)
要約
【課題】新たな含フッ素化合物、及び該含フッ素化合物を含む撥水撥油剤を提供する。
【解決手段】ヒドロキシ基、アミノ基、カルボキシル基、及びチオール基から選択される一以上の活性水素含有基を有する化合物(a)から誘導された部分、及びR
f1
又はR
f2
を有する化合物(b)から誘導された部分、を有する、含フッ素化合物であって、
R
f1
は-CF
3
、-CF
2
H、又は-CFH
2
であり、
R
f2
は-CF
2
-又は-CFH-であり、
R
f1
及びR
f2
は炭素数2以上のフルオロアルキル基の一部ではない、含フッ素化合物により、新たな含フッ素化合物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒドロキシ基、アミノ基、カルボキシル基、及びチオール基から選択される一以上の活性水素含有基を有する化合物(a)から誘導された部分、及び
R
f1
又はR
f2
を有する化合物(b)から誘導された部分、
を有する、含フッ素化合物であって、
R
f1
は-CF
3
、-CF
2
H、又は-CFH
2
であり、
R
f2
は-CF
2
-又は-CFH-であり、
R
f1
及びR
f2
は炭素数2以上のフルオロアルキル基の一部ではない、含フッ素化合物。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記R
f1
の隣接位は酸素原子又は窒素原子であり、
前記R
f2
の隣接位の少なくとも片方は酸素原子又は窒素原子である、請求項1に記載の含フッ素化合物。
【請求項3】
前記R
f1
はCF
3
-であり、
前記R
f2
は-CF
2
-である、請求項1又は2に記載の含フッ素化合物。
【請求項4】
前記化合物(b)が、
式:
-Y
f
-Z
f
α
[式中、各記号は各出現において独立して、
Y
f
は、Y
f1
及びY
f2
からなる群から選択される一以上から構成される1+α価の基であり、
Y
f1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、-C(OR’)R’-、及び-C(OR’)(-)
2
、-N(-)
2
(式中、R’は、水素原子又は有機基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
f2
は、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Z
f
は、R
f1
、又は、R
f1
又はR
f2
を含む炭素数2以上40以下の炭化水素基であり、
αは1~3である。]
で表される基を有する、請求項1又は2に記載の含フッ素化合物。
【請求項5】
前記化合物(b)が、
式:
-Y
f11
-(Y
f21
-Y
f12
)
β
-Y
f22
-Y
f13
-Z
f
[式中、各記号は各出現において独立して、
Y
f11
は、直接結合、-O-、-NH-、-C(=O)-、-C(=O)-NH-又は-S-であり、
Y
f21
は、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
f12
は、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、及び-C(OR’)R’-からなる群から選択される一以上から構成される基であり(R’は水素原子又は有機基である。)、
βは、0~3であり、
Y
f22
は、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
f13
は、-O-、-O-C(=O)-O-、-O-C(=O)-NR’-、-NR’-、-NR’-C(=O)-O-、-NR’-C(=O)-NR’-、-C(=O)-O-、-C(=O)-NR’-、又は-SO
2
NR’-であり(R’は水素原子又は有機基である。)
Z
f
は、R
f1
、又は、R
f1
又はR
f2
を含む炭素数2以上40以下の炭化水素基である。]
で表される基を有する、請求項1又は2に記載の含フッ素化合物。
【請求項6】
Y
f22
は、式
-Y
f221
-Y
f222
-
[式中、
Y
f221
は、直接結合又は炭素数2~40の炭化水素基であり、
Y
f222
は、直接結合又はフェニレン基である。]
で表される基であり、
Y
f13
は、-O-又は-NR’-(R’は水素原子又は有機基である。)であり、
βは、0又は1であり、
Z
f
はR
f1
である、請求項5に記載の含フッ素化合物。
【請求項7】
前記化合物(b)が、活性水素反応性化合物;重合性単量体又はその重合体である、請求項1又は2に記載の含フッ素化合物。
【請求項8】
前記化合物(a)が天然物である、請求項1又は2に記載の含フッ素化合物。
【請求項9】
前記化合物(a)がポリオール、ポリアミン又はポリカルボン酸である、請求項1又は2に記載の含フッ素化合物。
【請求項10】
前記化合物(a)が単糖類、オリゴ糖類、多糖類、糖アルコール類、ヒドロキシ酸類、アミノ酸類、ビタミン類、フラボノール類、ヒドロキシ炭化水素類、及びヒドロキシ基含有化合物重合体、有機酸、有機アミン、又は飽和/不飽和脂肪族炭化水素化合物である、請求項1又は2に記載の含フッ素化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、含フッ素化合物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ある種の非フッ素重合体は、基材の表面処理に用いると、耐油性を付与し得ることが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020-054856号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、新たな含フッ素化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
ヒドロキシ基、アミノ基、カルボキシル基、及びチオール基から選択される一以上の活性水素含有基を有する化合物(a)から誘導された部分、及び
R
f1
又はR
f2
を有する化合物(b)から誘導された部分、
を有する、含フッ素化合物であって、
R
f1
は-CF
3
、-CF
2
H、又は-CFH
2
であり、
R
f2
は-CF
2
-又は-CFH-であり、
R
f1
及びR
f2
は炭素数2以上のフルオロアルキル基の一部ではない、含フッ素化合物。
[項2]
前記R
f1
の隣接位は酸素原子又は窒素原子であり、
前記R
f2
の隣接位の少なくとも片方は酸素原子又は窒素原子である、項1に記載の含フッ素化合物。
[項3]
前記R
f1
はCF
3
-であり、
前記R
f2
は-CF
2
-である、
項1又は2に記載の含フッ素化合物。
[項4]
前記化合物(b)が、
式:
-Y
f
-Z
f
α
[式中、各記号は各出現において独立して、
Y
f
は、Y
f1
及びY
f2
からなる群から選択される一以上から構成される1+α価の基であり、
Y
f1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、-C(OR’)R’-、及び-C(OR’)(-)
2
、-N(-)
2
(式中、R’は、水素原子又は有機基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Y
f2
は、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
Z
f
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、新たな含フッ素化合物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<用語の定義>
本明細書において用いられる場合、「n価の基」とは、n個の結合手を有する基、すなわちn個の結合を形成する基を意味する。また、「n価の有機基」とは、炭素を含有するn価の基を意味する。かかる有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖において、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ、ハロゲン等を有している基を意味する。
【0008】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-40
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、明示的に記載した場合、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0009】
本明細書において、「各出現において独立して」、「互いにそれぞれ独立して」、「それぞれ独立して」又はこれと同様の表現が明示的に記載されているか否かに関わらず、例外である旨の記載がある場合を除き、化学構造中に複数出現し得る用語(記号)が定義される場合、出現毎に独立して当該定義が適用される。
【0010】
本明細書において説明される化学構造は、当業者によって化学的に不可能または極めて不安定であると認識される化学構造を包含しないように理解されるべきである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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