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公開番号2025112645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006997
出願日2024-01-19
発明の名称接続配管、冷凍装置、および接続配管の接続方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F25B 5/02 20060101AFI20250725BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】被覆部材を備える接続配管と他の配管とをろう付けする際の被覆部材の溶融を抑制する。
【解決手段】接続配管(C)は、第1流体部材(F1)が接続される第1管端部(15)を有する第1管部(11)と、一端に第1管部(11)が接続され且つ他端に第2流体部材(F2)が接続される第2管部(12)と、被覆部材(R)とを備える。被覆部材(R)は、第1被覆端部(R1)と第2被覆端部(R2)とを有する。第1被覆端部(R1)と第1管端部(15)との最短距離L1は、第1被覆端部(R1)と第2被覆端部(R2)との最短距離L2よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体が流れる金属製の第1流体部材(F1)および第2流体部材(F2)の間に配置され、両者を接続する金属製の接続配管であって、
前記第1流体部材(F1)が接続される第1管端部(15)を有する第1管部(11)と、
一端に前記第1管部(11)が接続され且つ他端に前記第2流体部材(F2)が接続される第2管部(12)と、
前記第2管部(12)の少なくとも一部を覆う被覆部材(R)とを備え、
前記被覆部材(R)は、前記第1管部(11)の軸方向における前記第1管部(11)側の端部である第1被覆端部(R1)と、前記軸方向における前記第1被覆端部(R1)と反対側の端部である第2被覆端部(R2)とを有し、
前記第1被覆端部(R1)と前記第1管端部(15)との最短距離L1は、前記第1被覆端部(R1)と前記第2被覆端部(R2)との最短距離L2よりも大きい
接続配管。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記被覆部材(R)は、前記第2管部(12)の一部を覆い、
前記第2管部(12)は、前記第2流体部材(F2)が接続される第2管端部(16)を有し、
前記第2被覆端部(R2)と前記第2管端部(16)との最短距離L3は、前記最短距離L2よりも大きい
請求項1に記載の接続配管。
【請求項3】
前記第2管部(12)は、厚肉部(32)と該厚肉部(32)より厚さが薄い薄肉部(31)とを有し、
前記薄肉部(31)は、前記被覆部材(R)で覆われる
請求項1または2に記載の接続配管。
【請求項4】
前記第1管部(11)は、金属で構成される第1金属管(M1)であり、
前記第2管部(12)は、金属で構成される第2金属管(M2)であり、
前記第2金属管(M2)は、弓状に形成された湾曲部(60)と、該湾曲部(60)の頂部から前記軸方向に延びて前記第1金属管(M1)に接続する第1直線部(61)と、前記湾曲部(60)の各端部から延びる第2直線部(62)および第3直線部(63)とを有し、
前記薄肉部(31)は、前記第2金属管(M2)の前記湾曲部(60)に形成される
請求項3に記載の接続配管。
【請求項5】
前記第1管部(11)は、金属で構成される第1金属管(M1)であり、
前記第2管部(12)は、金属で構成される拡大管(80)および第2金属管(M2)を含み、
前記拡大管(80)は、
一端に前記第1金属管(M1)が接続され且つ他端に前記第2金属管(M2)が接続され、
前記第1金属管(M1)および前記第2金属管(M2)よりも外径が大きく、
前記薄肉部(31)は、前記拡大管(80)に形成される
請求項3に記載の接続配管。
【請求項6】
前記第1管部(11)は、金属で構成される第1金属管(M1)であり、
前記第2管部(12)は、金属で構成される第2金属管(M2)であり、
前記第2金属管(M2)は、複数の前記第1金属管(M1)のそれぞれが接続する複数の短管部(71)と、該短管部(71)が延びる方向と交差する方向に延び且つ該短管部(71)と連続して形成される1つの長管部(72)とを有し、
前記薄肉部(31)は、前記短管部(71)の基端部に形成される
請求項3に記載の接続配管。
【請求項7】
前記第2管部(12)は、ろう付けされたろう付け部(33)を有し、
前記ろう付け部(33)は、前記被覆部材(R)で覆われる
請求項1または2に記載の接続配管。
【請求項8】
前記第1管部(11)は、金属で構成される第1金属管(M1)であり、
前記第2管部(12)は、金属で構成される第2金属管(M2)、第3金属管(M3)、および分岐管(10)を含み、
前記分岐管(10)は、前記第1金属管(M1)を流れる流体を前記第2金属管(M2)と前記第3金属管(M3)とに分岐させ、
前記分岐管(10)には、前記第2金属管(M2)および前記第3金属管(M3)のそれぞれが接続し、互いに隣接して設けられる2つの接続部(22,23)が形成され、
前記ろう付け部(33)は、前記第2金属管(M2)側の前記接続部(22)と前記第3金属管(M3)側の前記接続部(23)との間に形成される
請求項7に記載の接続配管。
【請求項9】
前記被覆部材(R)は、主被覆部(51)と、該主被覆部(51)よりも厚さの厚い補強部(52)を有し、
前記補強部(52)は、前記薄肉部(31)と重なる位置に配置される
請求項3に記載の接続配管。
【請求項10】
前記被覆部材(R)は、主被覆部(51)と、該主被覆部(51)よりも厚さの厚い補強部(52)を有し、
前記補強部(52)は、前記ろう付け部(33)と重なる位置に配置される
請求項7に記載の接続配管。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、接続配管、冷凍装置、および接続配管の接続方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
空気調和装置等では熱交換機能が利用されている。このように熱交換機能を利用する機器では、熱交換媒体(例えば、冷媒)が流れる配管が設けられており、この配管によって蒸発部と凝縮部とが接続されて、熱媒体回路が形成される。熱媒体回路では、圧縮機等によって熱交換媒体が循環している。
【0003】
特許文献1には、熱交換媒体用の配管が開示されている。熱交換媒体が流れる配管は、複雑な管路を形成するため、分岐部分が多くなる。分岐部分では、その構造上、耐圧性が低下しやすい。そのため、特許文献1では、配管を包囲材で覆うことによって、配管の耐圧性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-254745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
熱媒体回路を形成するために、特許文献1のような、包囲材である被覆部材で覆われた配管と、他の配管とをろう付けによって接続する場合、ろう付けの際の熱で被覆部材が溶けるおそれがあった。
【0006】
本開示の目的は、被覆部材を備える接続配管と他の配管とをろう付けする際の被覆部材の溶融を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様は、流体が流れる金属製の第1流体部材(F1)および第2流体部材(F2)の間に配置され、両者を接続する金属製の接続配管(C)を対象とする。接続配管(C)は、前記第1流体部材(F1)が接続される第1管端部(15)を有する第1管部(11)と、一端に前記第1管部(11)が接続され且つ他端に前記第2流体部材(F2)が接続される第2管部(12)と、前記第2管部(12)の少なくとも一部を覆う被覆部材(R)とを備える。前記被覆部材(R)は、前記第1管部(11)の軸方向における前記第1管部(11)側の端部である第1被覆端部(R1)と、前記軸方向における前記第1被覆端部(R1)と反対側の端部である第2被覆端部(R2)とを有する。前記第1被覆端部(R1)と前記第1管端部(15)との最短距離L1は、前記第1被覆端部(R1)と前記第2被覆端部(R2)との最短距離L2よりも大きい。
【0008】
第1の態様では、第1被覆端部(R1)と第1管端部(15)との最短距離L1が、第1被覆端部(R1)と第2被覆端部(R2)との最短距離L2よりも大きいので、第1管端部(15)は被覆部材(R)に対して十分に離れている。よって、第1管部(11)と第1流体部材(F1)とをろう付けする際の被覆部材(R)の溶融を抑制できる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様において、前記被覆部材(R)は、前記第2管部(12)の一部を覆い、前記第2管部(12)は、前記第2流体部材(F2)が接続される第2管端部(16)を有し、前記第2被覆端部(R2)と前記第2管端部(16)との最短距離L3は、前記最短距離L2よりも大きい。
【0010】
第2の態様では、第2被覆端部(R2)と第2管端部(16)との最短距離L3は、最短距離L2よりも大きいので、第2管端部(16)は被覆部材(R)に対して十分に離れている。よって、第2管部(12)と第2流体部材(F2)とをろう付けする際の被覆部材(R)の溶融を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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