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公開番号
2025117709
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012578
出願日
2024-01-31
発明の名称
スターリング機関
出願人
株式会社ツインバード
代理人
主分類
F25B
9/14 20060101AFI20250805BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】長期間使用して接着剤の層が剥離したとしても安全性を高めることができるスターリング機関を提供すること。
【解決手段】中心軸線Xを有するシリンダ15内を往復動可能に設けられる往復体としてのディスプレイサ16及びこれと結合して動作する可動体としてのロッド29を有するスターリング機関としてのスターリング冷凍機1において、前記ディスプレイサ16に雌ネジ部47が、前記ロッド29に雄ネジ部46が形成され、これらが螺合すると共にこれらの間に接着剤Aが充填され、前記雄ネジ部46と雌ネジ部47のネジ山にそれぞれ不連続部46A,47Aが形成されることにより、長期間の使用による経時劣化で前記接着剤Aの層が前記雄ネジ部46や雌ネジ部47から剥離したとしても、前記ディスプレイサ16とロッド29の相対的回動が抑制されるので、前記雌ネジ部47と第一雄ネジ部46が緩んで外れるのを抑制することができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸線を有するシリンダ内を往復動可能に設けられる往復体と、この往復体に結合されてこの往復体と共に動作する可動体とを有するスターリング機関において、
前記往復体と可動体の一方に雄ネジ部が、他方に雌ネジ部が形成され、これらの雄ネジ部と雌ネジ部が螺合し、前記雄ネジ部と雌ネジ部の間に接着剤が充填されると共に、前記雄ネジ部又は/及び雌ネジ部のネジ山に不連続部が形成されることを特徴とするスターリング機関。
続きを表示(約 79 文字)
【請求項2】
前記不連続部が、前記雄ネジ部又は/及び雌ネジ部の軸回り方向と交差する面を有することを特徴とする請求項1記載のスターリング機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スターリング機関に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種のスターリング機関としては、シリンダと、このシリンダ内を軸方向に往復動可能なディスプレイサ(本願発明の往復体に該当する)と、一端がこのディスプレイサに固定されるロッド(本願発明の可動体に該当する)とを有するものが知られている。そして、これらのスターリング機関では、前記ディスプレイサに雌ネジ部を形成し、この雌ネジ部に前記ロッドの一端に形成された雄ネジ部を螺合させることで、前記ディスプレイサとロッドとを固定していた(特許文献1参照)。そして、前記雄ネジ部と雌ネジ部が緩まないよう、両者は接着剤によって固定されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7197615号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記ディスプレイサの雌ネジ部とロッドの雄ネジ部を固定している接着剤の層は、長期間の使用により前記雌ネジ部又は/及び雄ネジ部から剥離してしまう可能性があった。そして、このように前記接着剤の層が剥離してしまうと、この層の剥離面が雌ネジ部又は雄ネジ部と同じ形状であるため、前記ディスプレイサが前記ロッドに対し相対的に軸回りに回動できる状態になってしまう虞があった。そして、最悪の場合、前記ディスプレイサが前記ロッドから外れてしまい、スターリング機関を破損してしまう虞もあった。これは、前記ディスプレイサと所定の位相差をもって前記シリンダ内を軸方向に往復動可能なピストンと、それに接続される要素との間でも同じ問題があった。
【0005】
本発明は以上の問題点を解決し、長期間使用して接着剤の層が剥離したとしても安全性を高めることができるスターリング機関を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に記載のスターリング機関は、中心軸線を有するシリンダ内を往復動可能に設けられる往復体と、この往復体に結合されてこの往復体と共に動作する可動体とを有するスターリング機関において、前記往復体と可動体の一方に雄ネジ部が、他方に雌ネジ部が形成され、これらの雄ネジ部と雌ネジ部が螺合し、前記雄ネジ部と雌ネジ部の間に接着剤が充填されると共に、前記雄ネジ部又は/及び雌ネジ部のネジ山に不連続部が形成されるものである。
【0007】
また、本発明の請求項2に記載のスターリング機関は、請求項1において、前記不連続部が、前記雄ネジ部又は/及び雌ネジ部の軸回り方向と交差する面を有するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の請求項1に記載のスターリング機関は、以上のように構成することにより、長期間の使用による経時劣化で前記接着剤の層が前記雄ネジ部又は/及び雌ネジ部から剥離したとしても、前記往復体と可動体の相対的な回動が抑制されるので、前記雌ネジ部と雄ネジ部が緩むのを抑制し、更には前記可動体から往復体が外れるのを抑制することができる。
【0009】
なお、前記不連続部が、前記雄ネジ部又は/及び雌ネジ部の軸回り方向と交差する面を有することにより、前記接着剤の層が前記雄ネジ部又は/及び雌ネジ部から剥離したとしても、前記面とこの面に対応して形成された前記接着剤の層の面が当接するので、前記往復体と可動体の相対的な回動が抑制されて前記雌ネジ部と雄ネジ部が緩むのを抑制し、更には前記可動体から往復体が外れるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態を示すスターリング機関としてのスターリング冷凍機の断面図である。
同、ディスプレイサとロッドとの接続部分の拡大断面図である。
同、ディスプレイサの雌ネジ部の拡大図であり、(a)は断面図、(b)は軸方向視の外観図である。
同、ロッドの雄ネジ部の拡大図であり、(a)は軸方向視の外観図、(b)は軸直方向視の外観図である。
同、図2におけるネジ山に沿った断面図である。
同、ピストンと接続体との接続部分の拡大断面図である。
同、ピストンと接続体と可動子の分解拡大断面図である。
同、図6におけるネジ山に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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