TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025112296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2025006995
出願日2025-01-17
発明の名称テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物、電気化学デバイス用バインダー、電極合剤、電極、及び、二次電池
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類H01M 4/62 20060101AFI20250724BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】合剤シートの抵抗を低減することができる電気化学デバイス用バインダー用テトラフルオロエチレン(TFE)系ポリマー組成物等を提供する。
【解決手段】電気化学デバイス用バインダーに使用され、TFE系ポリマーと、一般式(1)及び(2)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物と、導電性炭素材料とを含み、固形分に対するTFE系ポリマーの量が10質量%以上であるTFE系ポリマー組成物である。
一般式(1):(H-(CF2)m-1-COO)pM1
(式中、mは4~20、M1はH、金属原子、NR5 4(R5は同一でも異なってもよく、H又は炭素数1~10の有機基)等、pは1又は2である。)
一般式(2):(H-(CF2)n-SO3)qM2
(式中、nは4~20、M2はH、金属原子、NR5 4(R5は前記と同じ)等、qは1又は2である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
電気化学デバイス用バインダーに使用されるテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物であって、
テトラフルオロエチレン系ポリマーと、下記一般式(1)で示される化合物及び下記一般式(2)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物と、導電性炭素材料とを含み、
前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物中の固形分に対する前記テトラフルオロエチレン系ポリマーの量が10質量%以上であるテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物。
一般式(1):(H-(CF


m-1
-COO)



(式中、mは4~20である。M

は、H、金属原子、NR


(R

は、同一でも異なっていてもよく、H又は炭素数1~10の有機基)、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム、又は、置換基を有していてもよいホスホニウムである。pは1又は2である。)
一般式(2):(H-(CF



-SO





(式中、nは4~20である。M

はH、金属原子、NR


(R

は前記と同じ)、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム、又は、置換基を有していてもよいホスホニウムである。qは1又は2である。)
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記テトラフルオロエチレン系ポリマーは、テトラフルオロエチレンのホモポリマー、及び、テトラフルオロエチレン単位とヘキサフルオロプロピレンに基づく重合単位のみからなる変性ポリテトラフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物。
【請求項3】
前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物中の固形分に対する前記テトラフルオロエチレン系ポリマーの量が、55質量%以上、96質量%以下である請求項1又は2記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物。
【請求項4】
粉末である請求項1又は2記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物。
【請求項5】
リチウムイオン二次電池用バインダーに使用される請求項1又は2記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物。
【請求項6】
実質的にテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物のみからなる電気化学デバイス用バインダーであって、
前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物は、テトラフルオロエチレン系ポリマーと、下記一般式(1)で示される化合物及び下記一般式(2)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物と、導電性炭素材料とを含み、
前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物中の固形分に対する前記テトラフルオロエチレン系ポリマーの量が10質量%以上である電気化学デバイス用バインダー。
一般式(1):(H-(CF


m-1
-COO)



(式中、mは4~20である。M

は、H、金属原子、NR


(R

は、同一でも異なっていてもよく、H又は炭素数1~10の有機基)、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム、又は、置換基を有していてもよいホスホニウムである。pは1又は2である。)
一般式(2):(H-(CF



-SO





(式中、nは4~20である。M

はH、金属原子、NR


(R

は前記と同じ)、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム、又は、置換基を有していてもよいホスホニウムである。qは1又は2である。)
【請求項7】
前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物中の固形分に対する前記テトラフルオロエチレン系ポリマーの量が30質量%以上である請求項6記載の電気化学デバイス用バインダー。
【請求項8】
前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物中の固形分に対する前記テトラフルオロエチレン系ポリマーの量が、55質量%以上、96質量%以下である請求項6又は7記載の電気化学デバイス用バインダー。
【請求項9】
前記テトラフルオロエチレン系ポリマーは、ポリテトラフルオロエチレンである請求項6又は7記載の電気化学デバイス用バインダー。
【請求項10】
前記テトラフルオロエチレン系ポリマーは、テトラフルオロエチレンのホモポリマー、及び、テトラフルオロエチレン単位とヘキサフルオロプロピレンに基づく重合単位のみからなる変性ポリテトラフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも1種である請求項6又は7記載の電気化学デバイス用バインダー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物、電気化学デバイス用バインダー、電極合剤、電極、及び、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池等の二次電池は、高電圧、高エネルギー密度で、自己放電が少ない、メモリー効果が少ない、超軽量化が可能である、等の理由から、ノート型パソコン、携帯電話、スマートフォン、タブレットパソコン、ウルトラブック等小型で携帯に適した電気・電子機器等に用いられるとともに、更には、自動車用等の駆動用車載電源や定置用大型電源等に至るまでの広範な電源として実用化されつつある。二次電池には、更なる高エネルギー密度化が求められており、電池特性の更なる改善が求められている。
【0003】
特許文献1~4には、ポリテトラフルオロエチレンと導電性炭素材料とを混合したバインダーが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/175465号
国際公開第2022/138939号
国際公開第2022/138940号
国際公開第2022/138942号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、合剤シートの抵抗を低減することができる電気化学デバイス用バインダー用テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物、並びに、それを用いた電気化学デバイス用バインダー、電極合剤、電極、及び、二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示(1)は電気化学デバイス用バインダーに使用されるテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物であって、
テトラフルオロエチレン系ポリマーと、下記一般式(1)で示される化合物及び下記一般式(2)で示される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物と、導電性炭素材料とを含み、
前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物中の固形分に対する前記テトラフルオロエチレン系ポリマーの量が10質量%以上であるテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物である。
一般式(1):(H-(CF


m-1
-COO)



(式中、mは4~20である。M

は、H、金属原子、NR


(R

は、同一でも異なっていてもよく、H又は炭素数1~10の有機基)、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム、又は、置換基を有していてもよいホスホニウムである。pは1又は2である。)
一般式(2):(H-(CF



-SO





(式中、nは4~20である。M

はH、金属原子、NR


(R

は前記と同じ)、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウム、又は、置換基を有していてもよいホスホニウムである。qは1又は2である。)
【0007】
本開示(2)は前記テトラフルオロエチレン系ポリマーは、テトラフルオロエチレンのホモポリマー、及び、テトラフルオロエチレン単位とヘキサフルオロプロピレンに基づく重合単位のみからなる変性ポリテトラフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも1種である本開示(1)記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物である。
【0008】
本開示(3)は前記テトラフルオロエチレン系ポリマー組成物中の固形分に対する前記テトラフルオロエチレン系ポリマーの量が、55質量%以上、96質量%以下である本開示(1)又は(2)記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物である。
【0009】
本開示(4)は粉末である本開示(1)~(3)のいずれかに記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物である。
【0010】
本開示(5)はリチウムイオン二次電池用バインダーに使用される本開示(1)~(4)のいずれかに記載のテトラフルオロエチレン系ポリマー組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ExH
電流開閉装置
26日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
24日前
エイブリック株式会社
半導体装置
26日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
11日前
矢崎総業株式会社
電線
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
5日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
26日前
住友電装株式会社
端子台
25日前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
5日前
株式会社ダイヘン
変圧器
17日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
25日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
24日前
個人
“hi-light surf.”
4日前
ローム株式会社
チップ部品
9日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
26日前
中国電力株式会社
断路器操作構造
27日前
ローム株式会社
チップ部品
9日前
ローム株式会社
チップ部品
9日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
6日前
TOWA株式会社
製造装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
11日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
11日前
ローム株式会社
チップ部品
26日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
11日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
26日前
東洋電装株式会社
操作装置
27日前
ローム株式会社
チップ部品
9日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
25日前
三菱電機株式会社
半導体装置
5日前
日新電機株式会社
ガス遮断器
24日前
続きを見る