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公開番号2025071944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182382
出願日2023-10-24
発明の名称クロロスルホン化プロピレン系重合体組成物及び接着剤
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C09J 123/34 20060101AFI20250430BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 難接着材料であるポリプロピレンをはじめとする樹脂とアルミニウム部材、アルミニウム合金部材、ステンレス製部材等の金属の両者に対して、特定の表面処理を施すことなく良好な接着性を発揮することができるクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物及び接着剤を提供する。
【解決手段】 プロピレン系重合体に塩素およびクロロスルホン基が結合したクロロスルホン化プロピレン系重合体100重量部に対して、アルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物を0.1~50重量部含む、クロロスルホン化プロピレン系重合体組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
プロピレン系重合体に塩素およびクロロスルホン基が結合したクロロスルホン化プロピレン系重合体100重量部に対して、アルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物を0.1~50重量部含む、クロロスルホン化プロピレン系重合体組成物。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
クロロスルホン化プロピレン系重合体の塩素量が5.0~50.0重量%である、請求項1に記載のクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物。
【請求項3】
クロロスルホン化プロピレン系重合体の硫黄量が0.1~10.0重量%である、請求項1に記載のクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物。
【請求項4】
プロピレン系重合体がプロピレンホモポリマー又はエチレン-プロピレン共重合体である、請求項1に記載のクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物。
【請求項5】
アルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物が酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム又は水酸化カルシウムである、請求項1に記載のクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物。
【請求項6】
アルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物のBET比表面積が50~300m

/gである、請求項1に記載のクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の組成物からなる、接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロピレン系重合体に塩素およびクロロスルホン基が結合したクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物及び接着剤に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金属の接合には溶接、リベット、ボルト接合などが主に用いられてきたが、今日の科学技術の進歩に伴い、要求される材料等の性能・機能が厳しくなると共に、異種材との接着が要求されており、これらの要求を達成する為、接着の技術が注目・進展されている。
【0003】
更に今後は自動車分野を始めとした技術革新により樹脂、金属部材単体だけでなく、樹脂―金属の複合材料、特にはポリプロピレン―金属のような異種材料の接着技術が重要となることが見込まれている。
【0004】
ポリプロピレンは優れる加工性、物理特性、リサイクル性や価格の面で多岐にわたる用途で広く使用されている一方、難接着材料であり表面処理等を施しても十分な接着強度を確保するのは困難となっている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0005】
一方で、クロロスルホン化ポリエチレンは優れた耐熱性、耐候性、耐オゾン性、耐薬品性及び明色性を有することから、各種ホースカバー材、電線被覆材、パッキン、ガスケット、ロール及びエスカレーターの手すり等の用途や有機溶剤に溶解して接着剤、コーティング剤、塗料、プライマー等の用途にも使用されている。
【0006】
しかしながら、クロロスルホン化ポリエチレンではポリプロピレン樹脂への密着性が不十分であり、接着に関しても、ゴム接着用のガラス繊維処理用クロロスルホン化ポリエチレンラテックス等を検討するもの(例えば、特許文献1参照。)はあるが、金属等の接着についても検討はなされていない。
【0007】
一方で、クロロスルホン化ポリプロピレンについても検討されている(例えば、特許文献2参照。)が、ポリプロピレン系樹脂のプライマーとして水系エマルションを作製し、塗膜の密着性について評価するものであり、金属に対する接着性については全く検討されていなかった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
日本接着学会誌 Vol.54 No6(2018) 項212~
【特許文献】
【0009】
特開2020-83918号公報
特開2008-127436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は難接着材料であるポリプロピレンをはじめとする樹脂とアルミニウム部材、アルミニウム合金部材、ステンレス製部材等の金属の両者に対して、特定の表面処理を施すことなく良好な接着性を発揮することができるクロロスルホン化プロピレン系重合体組成物及び接着剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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