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公開番号2025021989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126148
出願日2023-08-02
発明の名称被覆材
出願人株式会社エフコンサルタント
代理人
主分類C09D 175/04 20060101AFI20250206BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
被覆材の可使時間(ポットライフ)を十分に確保することができるとともに、割れ等の不具合を生じることなく厚膜が形成可能な被覆材を提供する。
【解決手段】
被膜形成成分(A)として、ポリオール成分(A1)及びポリイソシアネート成分(A2)を含み、さらに粉体成分(B)を含む被覆材であって、前記被膜形成成分(A)100質量部に対し、前記粉体成分(B)を100質量部以上含み、前記粉体成分(B)は、脂肪酸で被覆された粉体(B-1)を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
被膜形成成分(A)として、ポリオール成分(A1)及びポリイソシアネート成分(A2)を含み、さらに粉体成分(B)を含む被覆材であって、
前記被膜形成成分(A)の固形分100質量部に対し、前記粉体成分(B)を100質量部以上含み、
前記粉体成分(B)は、脂肪酸で被覆された粉体(B-1)を含むことを特徴とする被覆材。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記粉体成分(B)の総量に対して、前記粉体(B-1)を2~80質量%含むことを特徴とする請求項1に記載の被覆材。
【請求項3】
前記ポリオール成分(A1)及び前記粉体成分(B)を含む主剤と、
前記ポリイソシアネート成分(A2)を含む硬化剤と、
を有する多液型被覆材であることを特徴する請求項1または請求項2に記載の被覆材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な被覆材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリオール成分とポリイソシアネート成分からなるウレタン系被覆材は、防食塗料、耐火塗料、防水塗料、床用塗料(床材)、シーリング材、舗装材等の幅広い用途に用いられている。これらの被覆材は、各特性を強化するために形成被膜を厚膜とする場合がある。厚膜を形成するためには、被覆材を複数回に重ね塗りする必要があり、この場合、工期が長期にわたるという問題があった。
一方で、一回の塗装で厚膜形成が可能な被覆材も開発されている。例えば、特許文献1には、特定分子量のビニル樹脂と水酸基含有樹脂を併用し、触媒を含有する組成物と、ポリイソシアネート化合物を、使用直前に混合するハイソリッド化が可能な2液型塗料組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-109753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような樹脂成分を多く含むハイソリッド塗料の場合、触媒の添加量によって、樹脂の反応性を高めることにより厚膜化は可能である。
しかし、樹脂成分が少なく、顔料やフィラー等の粉体成分を多く含む被覆材においては、例えば、樹脂の反応性を高めるために触媒を配合すると、ポットライフを十分に確保することができない場合があり、特に、高温環境下では、塗装作業性の低下を招いたり、形成被膜の外観や物性等を損なうおそれがあった。
一方で、ポットライフを確保しようとすると、樹脂の反応性が低下し、厚膜形成時に割れを生じる場合があった。特に、低温~常温環境下では、樹脂の反応性が低下すると、厚膜化が難しくなる。このように、ポットライフと厚膜形成時の耐割れ性との両立は難しく、改善の余地があった。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、被覆材の可使時間(ポットライフ)を十分に確保することができるとともに、割れ等の不具合を生じることなく厚膜が形成可能な被覆材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために本発明者らは、被覆材について、特定の成分で被覆された粉体を含むことにより、被覆材の可使時間(ポットライフ)を十分に確保でき、さらに、割れ等の不具合を生じることなく厚膜が形成できることを見出し、本発明の完成に至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.被膜形成成分(A)として、ポリオール成分(A1)及びポリイソシアネート成分(A2)を含み、さらに粉体成分(B)を含む被覆材であって、
前記被膜形成成分(A)の固形分100質量部に対し、前記粉体成分(B)を100質量部以上含み、
前記粉体成分(B)は、脂肪酸で被覆された粉体(B-1)を含むことを特徴とする被覆材。
2.前記粉体成分(B)の総量に対して、前記粉体(B-1)を2~80質量%含むことを特徴とする1.に記載被覆材。
3.前記ポリオール成分(A1)及び前記粉体成分(B)を含む主剤と、
前記ポリイソシアネート成分(A2)を含む硬化剤と、
を有する多液型被覆材であることを特徴する1.または2.に記載の被覆材。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、被膜形成成分(A)として、ポリオール成分(A1)及びポリイソシアネート成分(A2)を含み、さらに粉体成分(B)を含む被覆材であって、粉体成分(B)として、脂肪酸で被覆された粉体(B-1)を含むことにより、被覆材の可使時間(ポットライフ)を十分に確保でき、さらに、割れ等の不具合を生じることなく厚膜が形成できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をその実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0010】
本発明の被覆材は、被膜形成成分(A)として、ポリオール成分(A1)及びポリイソシアネート成分(A2)を含む。上記ポリオール成分(A)と上記ポリイソシアネート(A2)は、反応して被膜を形成する成分である。
(【0011】以降は省略されています)

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