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公開番号
2025056676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023166290
出願日
2023-09-27
発明の名称
コーティング剤及び包装材
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250401BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】
本発明が解決しようとする課題は、耐熱性、製袋適性、密着性、及び透明性に優れるコート層を形成可能なコーティング剤を提供することにある。
【解決手段】
バインダー樹脂、微粒子及び溶剤を含むコーティング剤であって、
前記バインダー樹脂の、JIS K 7244-4に従い測定された110℃における貯蔵弾性率が、1.0×10
8
Pa以上であり、
前記コーティング剤の固形分を26質量%とした際の、JIS K 7117-1に従い測定された粘度が、1,000mPa・s以下である、コーティング剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
バインダー樹脂、微粒子及び溶剤を含むコーティング剤であって、
前記バインダー樹脂の、JIS K 7244-4に従い測定された110℃における貯蔵弾性率が、1.0×10
8
Pa以上であり、
前記コーティング剤の固形分を26質量%とした際の、JIS K 7117-1に従い測定された粘度が、1,000mPa・s以下である、コーティング剤。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
バインダー樹脂の、JIS K 7244-4に従い測定された100℃における損失弾性率が、1.0×10
8
Pa以上である、請求項1に記載のコーティング剤。
【請求項3】
微粒子が、無機微粒子である、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
【請求項4】
無機微粒子が、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、及び酸化ジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項3に記載のコーティング剤。
【請求項5】
レーザー光散乱法で測定した微粒子の平均粒子径が、3,000nm以下である、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
【請求項6】
バインダー樹脂100質量%に対する微粒子の質量比率が、1~900質量%である、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
【請求項7】
バインダー樹脂が、セルロース系樹脂を含む、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
【請求項8】
溶剤が、グリコール系溶剤を含む、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
【請求項9】
更に、塩素化ポリオレフィンを含む、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
【請求項10】
基材の熱収縮抑制用である、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱性、製袋適性、密着性、及び透明性に優れるコート層を形成可能なコーティング剤及びそれを用いた包装材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
フレキシブルパッケージの包装袋は、機械的強度を得るためにポリプロピレンやポリエステル等の二軸延伸フィルムを用い、内容物を封止するためにポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等をヒートシール材料とするように、複数種類のプラスチックを組み合わせて作製されている。
上記の素材選定は、内容物の包装、輸送、保管、開封等、使用時の適性に重点を置いて設計されたものである。しかしながら、近年は環境問題への意識の高まりから、各種製品の省資源及びリサイクル適性が重要視されている。
【0003】
包装袋を形成する製袋工程では、包装材を折りたたんで、シーラント層同士が重なるようにし、包装材の基材層外面側から高温治具により圧力をかけて挟み込むことで熱溶着(ヒートシール)させる工程がある。ヒートシール機の治具は高温になっており、直接治具に接触する基材層外面側は高温に曝されるため、包装材の耐熱性が低い場合は、基材層が熱に冒されることによって、ヒートシール部の熱収縮、及び/又はヒートシール部が包装材から切断される現象(溶断)が生じることがあり、製袋適性が十分ではなかった。そのため、包装材に製袋適性を付与できるコーティング剤の開発が望まれている。
【0004】
特許文献1、2、及び3には、ニトロセルロース樹脂及び微粒子を含むコーティング剤の記載があるが、コーティング剤の粘度が高く、印刷に適した粘度へ希釈した場合、固形分が低下することで性能発現に必要な膜厚を得られず、上述の熱収縮を十分に抑制することができなかった。
特許文献4には、ニトロセルロース樹脂、ウレタン樹脂、及びシリカ粒子を含むコーティング剤に関する発明が記載されている。しかし、当該コーティング剤ではウレタン樹脂の含有量が多く、ヒートシール時の耐熱性及び製袋適性に問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-171910号公報
特開2015-101688号公報
特開2018-70847号公報
特開2015-214673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、従来のコーティング剤では、耐熱性及び製袋適性に劣り、更に、包装材に要求される密着性及び透明性を満足できなかった。
【0007】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、耐熱性、製袋適性、密着性、及び透明性に優れるコート層を形成可能なコーティング剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載のコーティング剤により上記課題が解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0009】
すなわち本発明は、以下の[1]~[12]に関する。
【0010】
[1]
バインダー樹脂、微粒子及び溶剤を含むコーティング剤であって、前記バインダー樹脂の、JIS K 7244-4に従い測定された110℃における貯蔵弾性率が、1.0×108Pa以上であり、前記コーティング剤の固形分を26質量%とした際の、JIS K 7117-1に従い測定された粘度が、1,000mPa・s以下である、コーティング剤。
(【0011】以降は省略されています)
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