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公開番号
2024146215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058990
出願日
2023-03-31
発明の名称
インクジェットインク
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
C09D
11/30 20140101AFI20241004BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】
本発明は、画像折れ曲げ耐性と耐ブロッキング性に優れた、インクの提供を課題とする。
【解決手段】
アクリル樹脂、アクリルスチレン樹脂からなる群から選択されるいずれか樹脂を少なくとも含む樹脂微粒子を含むインクジェットインクであって、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での20℃における貯蔵弾性率G1が、1.0×10
4
Pa以上1.0×10
8
Pa以下であり、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での70℃における貯蔵弾性率G2が、1.0×10
4
Pa以下であることを特徴とするインクジェットインク。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリル樹脂、アクリルスチレン樹脂からなる群から選択されるいずれか樹脂を少なくとも含む樹脂微粒子を含むインクジェットインクであって、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での20℃における貯蔵弾性率G1が、1.0×10
4
Pa以上1.0×10
8
Pa以下であり、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での70℃における貯蔵弾性率G2が、1.0×10
4
Pa以下であることを特徴とするインクジェットインク。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記樹脂微粒子の酸価が10~120mgKOH/gである、請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
前記樹脂微粒子の酸価と水酸基価の関係が、酸価/水酸基価で求められる値が0.5~2.0の範囲となる条件を満たす、請求項1または請求項2に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
前記樹脂微粒子の平均粒子径が、20~400nm範囲である、請求項1または請求項2に記載のインクジェットインク。
【請求項5】
前記樹脂微粒子の構成モノマー総質量を100とした場合、C4~C19の側鎖成分を持つモノマーを50~90の質量で含む、請求項1または請求項2に記載のインクジェットインク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂微粒子を含むインクジェットインクに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
各種のカラー記録方法の中でも代表的方法の1つであるインクジェットプリンタによる記録方法(インクジェット記録方法)は、インクの小滴を発生させ、これを紙等の印刷メディアに付着させ記録を行うものである。近年では商業用途や産業用途での需要が高まり、様々な印刷メディアに対して印刷ができるインクが求められている。
【0003】
カタログ、パンフレット等の商業分野では、コート紙やアート紙といった、普通紙に比べてインク吸収性の低い印刷メディア(以下、「インク難吸収性メディア」ともいう。)が用いられることが多い。また、屋外サイネージ、食品軟包装等の産業分野では、塩化ビニルフィルム、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、ポリオレフィンフィルムといった、インク非吸収性の印刷メディア(以下、「インク非吸収性メディア」ともいう。)が用いられることが多い。
【0004】
インク難吸収性メディア及びインク非吸収性メディアに対しては、有機溶剤を主溶媒とした溶剤インクや、重合性モノマーを含有させた硬化性インク等の開発が進められてきた。しかし、これらのインクは、自然環境や人体への安全性の問題が多い。そこで、近年は、水を主溶媒とした水性インクの開発が盛んになってきている。
【0005】
水性インクは、重合性モノマーを使用しないため、画像耐久性の品質を確保するには結着剤となる樹脂微粒子の使用が一般的である。しかしながら、水中に分散している粒子は乾燥時に造膜が遅く、粒子同士融着させる必要があり、重合性モノマーと比較して画像耐久性が落ちる傾向にあり、様々な手法で画像耐久性の改善を行ってきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-65826号公報
特開2017-88850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、画像折れ曲げ耐性と耐ブロッキング性に優れた、インクジェットインクの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アクリル樹脂、アクリルスチレン樹脂からなる群から選択されるいずれか樹脂を少なくとも含む樹脂微粒子を含むインクジェットインクであって、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での20℃における貯蔵弾性率G1が、1.0×10
4
Pa以上1.0×10
8
Pa以下であり、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での70℃における貯蔵弾性率G2が、1.0×10
4
Pa以下であることを特徴とするインクジェットインクが、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
即ち本発明は、以下の1)~5)に関する。
1)
アクリル樹脂、アクリルスチレン樹脂からなる群から選択されるいずれか樹脂を少なくとも含む樹脂微粒子を含むインクジェットインクであって、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での20℃における貯蔵弾性率G1が、1.0×10
4
Pa以上1.0×10
8
Pa以下であり、該樹脂微粒子の動的粘弾性測定法での70℃における貯蔵弾性率G2が、1.0×10
4
Pa以下であることを特徴とするインクジェットインク。
2)
前記樹脂微粒子の酸価が10~120mgKOH/gである、1)に記載のインクジェットインク。
3)
前記樹脂微粒子の酸価と水酸基価の関係が、酸価/水酸基価で求められる値が0.5~2.0の範囲となる条件を満たす、1)または2)に記載のインクジェットインク。
4)
前記樹脂微粒子の平均粒子径が、20~400nm範囲である、1)~3)のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
5)
前記樹脂微粒子の構成モノマー総質量を100とした場合、C4~C19の側鎖成分を持つモノマーを50~90の質量で含む、1)~4)のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、画像折れ曲げ耐性及び耐ブロッキング性に優れたインクを提供できた。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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