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公開番号
2024171356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088301
出願日
2023-05-30
発明の名称
おから由来の天然氷結晶制御剤
出願人
個人
代理人
主分類
C09K
3/00 20060101AFI20241205BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】食品分野、畜産分野、化成品分野(コンクリート、道路、熱交換器など)、ライフサイエンス分野(冷凍細胞保存、組織及び臓器未凍結保存)を含む様々な分野で応用が可能であり、安全性及び生産性、価格制の面で優れた過冷却促進活性(抗氷核活性)、氷再結晶化抑制活性及び昇華抑制活性の三つの機能性活性を含む氷結晶制御剤を提供し、応用利用し、産業界での事業化に貢献すること。
【解決手段】おから熱水抽出エキスを含有する氷結晶制御剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
おから抽出物より得られる氷結晶制御剤。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
少なくとも過冷却促進活性、氷再結晶化抑制活性、昇華抑制活性の何れか一つを含む剤である、請求項1に記載の氷結晶制御剤。
【請求項3】
少なくとも過冷却促進活性、氷再結晶化抑制活性、昇華抑制活性の何れか二つを含む剤である、請求項1に記載の氷結晶制御剤。
【請求項4】
過冷却促進活性、氷再結晶化抑制活性及び昇華抑制活性を含む剤である、請求項1に記載の氷結晶制御剤。
【請求項5】
常圧下で熱水抽出によって調製される剤である、請求項1又は請求項2に記載の氷結晶制御剤。
【請求項6】
熱水抽出されたエキスで分子量14,000以上の成分が活性物質である、請求項5に記載の氷結晶制御剤。
【請求項7】
熱水抽出されたエキスで分子量100,000以上の成分が活性物質である、請求項5に記載の氷結晶制御剤。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の活性物質がタンパク質である氷結晶制御剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、過冷却促進活性、氷再結晶化抑制活性、昇華抑制活性を有する氷結晶制御剤に関する。より詳しくは、おからから抽出されたエキスに含有する氷結晶制御剤である。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、水は融点(0℃)以下の温度で凝固(氷核形成)するが、異物が全く含まれていない純水は-39℃まで凝固(氷核形成)しない。このように、融点以下の温度まで冷却しても水が凝固(氷核形成)しない現象は過冷却現象と呼ばれている。この過冷却現象は、水の温度が低下すると、水分子の持つ運動エネルギーが減少し、水と氷となるために必要な氷の種である氷核を発生させるために必要且つ十分な活性化エネルギーが得られないことが原因となっている。
【0003】
過冷却促進物質として知られている物質は、例えば、香辛料成分のオイゲンポール(非特許文献1)、台湾檜の成分であるヒノキチオールー鉄(非特許文献2)、針葉樹であるカツラの細胞内に存在するケンフェロール‐7-グルコシド(非特許文献3)等の低分子化合物、Acinetobacter calcoaceticus由来のタンパク質(非特許文献4)、Bacillus thuringien sis由来の多糖(非特許文献5)等の高分子化合物が報告されている。しかし、これら抗氷核活性物質は、水に含まれる氷核活性による過冷却点の上昇を低下させる機能が高く、ヨウ化銀等の氷核活性を示す異物による過冷却点の上昇を低下させることは、細菌に比べて活性が低く、加えて、これら化合物は、安全性や生産性、価格性の問題から、食品分野や化成品分野での利用が困難となっていた。
【0004】
本出願人は、食品分野での利用を考慮して種々の検討した結果、餡粕エキスに含まれる低分子ペプチド(特許文献1)、日本酒エキスの抽出物(特許文献2)、コーヒー豆から抽出された芳香族炭化水素構造とカルボキシル基を有する化合物(特許文献3)、グルコースとグリシンの反応したメラノイジン(特許文献4)、アミノ酸であるチロシンのトリペプチド(特許文献5)、核酸であるアデニンの重合体(特許文献6)等を利用する過冷却促進物質を提案している。
【0005】
氷再結晶化抑制活性を有する代表的な天然物質として、生物が有する不凍タンパク質と不凍多糖などである。不凍タンパク質は、一部の生物(魚、植物、昆虫など)が低温下で生息するための生き残る戦略のために機能している(非特許文献6)。これら不凍タンパク質としての機能としては、タンパク質自身が氷結晶に結合することによって、氷結晶の成長を完全に抑止し、それによって0℃における氷結晶が成長する温度を低下させる能力(熱ヒステレシス活性)と、冷凍の長期保存における氷再結晶化を抑制する氷結晶抑制活性の2つの機能がある(非特許文献7)。これらの不凍タンパク質の機能には、過冷却促進活性及び昇華抑制活性をもたない。
【0006】
冷凍食品の長期保存における品質劣化の原因は、昇華現象による水分量の軽減である。この水分量の低下によって、デンプン加工食品はデンプン老化が起きてしまう。この昇華現象を制御できる昇華抑制活性を有する製剤が必要となる。しかしながら、昇華抑制活性を有する製剤に関する特許もない状態である。
【0007】
おからは、豆腐製造時に生産される副産物(年間70万トン)である。総生産量の内1%は食品として販売されているが、大部分は廃棄されているのが現状である。この要因として、冷凍保存しないと腐敗しやすいことがあり、おからを生産している企業において再利用する技術が求められている。
【0008】
おからは、低カロリーで、しかも植物性でありながら良質なタンパク質を含む食材として知られている。大豆由来であるので大豆成分に含まれる脂肪代謝や脳の活性化に働くレシチン、老化や生活習慣病の予防に効果のあるサポニン、骨粗しょう症や乳がん等に効果のある大豆イソフラボンなどが含まれている。これら成分は、水への溶解性は低い化合物である。水可溶性として、おからの中に含まれる大豆多糖類が多様な機能があることは報告されている(非特許文献8、9)。しかしならが、おからの熱水抽出エキスが過冷却促進作用や氷再結晶化抑制活性があることは、今まで知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許5322602
特許5608435
特許6423998
特許6963225
特許6704143
特許6826730
【非特許文献】
【0010】
H. Kawahara et al, J. Antibact. Antifung. Agents, 24,95-100, 2006
H. Kawahara et al, Biosci. Biotech. Biochem., 64, 2651-2656, 2000
Kasuga J. et al, Cryobiology, 60, 240-243, 2010
H. Kawahara et al, Biocontrol Sci., 1, 11-17, 1996
Y. Yamashita et al, Biosci. Biotech. Biochem., 66, 948-954, 2002
Waters KR Jr. et al, J Comp. Physiol. B, 181, 631-640,2011
不凍タンパク質の機能と応用、監修:津田栄 シーエムシー出版 2018年
中村彰宏、日本食品科学工学会誌 第58巻 第11号 頁559-566 2011
中村彰宏、応用糖質科学、第4巻、第3号 頁228-2332014
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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