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公開番号2025040025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146665
出願日2023-09-11
発明の名称粘着テープ
出願人日榮新化株式会社
代理人
主分類C09J 7/30 20180101AFI20250314BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】互いに組成の異なる第1の粘着剤層と第2の粘着剤層とを備えた粘着テープにおいて、粘着剤層間の密着力の向上が図られた粘着テープを提供する。
【解決手段】粘着テープ10は、第1の粘着剤層3と、第1の粘着剤層3上に直接積層され、第1の粘着剤層3と異なる組成を有する第2の粘着剤層5とを備えている。第1の粘着剤層3及び第2の粘着剤層5の少なくとも一方は、表面改質剤を含んでいる。積層体12は、粘着テープ10と、第1の粘着剤層3を覆う第1の剥離ライナー1と、第2の粘着剤層5を覆う第2の剥離ライナー7とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の粘着剤層と、
前記第1の粘着剤層上に直接積層され、前記第1の粘着剤層と異なる組成を有する第2の粘着剤層とを備え、
前記第1の粘着剤層及び前記第2の粘着剤層の少なくとも一方は、表面改質剤を含んでいる、粘着テープ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記第1の粘着剤層及び前記第2の粘着剤層は、共に前記表面改質剤を含んでいる、請求項1に記載の粘着テープ。
【請求項3】
前記第1の粘着剤層は、アクリル系粘着剤の硬化物により形成されている、請求項1に記載の粘着テープ。
【請求項4】
前記第1の粘着剤層は、イソシアネート系硬化剤を含まず、エポキシ系硬化剤及び金属キレート系硬化剤の少なくとも一方を含んでいる、請求項3に記載の粘着テープ。
【請求項5】
前記第1の粘着剤層は、0.005質量%以上2.0質量%以下の濃度で前記金属キレート系硬化剤を含んでいる、請求項4に記載の粘着テープ。
【請求項6】
前記第1の粘着剤層に含まれる表面改質剤と、前記第2の粘着剤層に含まれる表面改質剤とは同一の物質であり、
前記第1の粘着剤層中の前記表面改質剤の濃度は、前記第2の粘着剤層中の前記表面改質剤の濃度よりも高い、請求項2に記載の粘着テープ。
【請求項7】
前記第1の粘着剤層中の前記表面改質剤の濃度は0.2質量%以上10.0質量%以下であり、
前記第2の粘着剤層中の表面改質剤の濃度は0.1質量%以上5.0質量%以下である、請求項2に記載の粘着テープ。
【請求項8】
前記表面改質剤は、ポリシロキサンの両末端に(メタ)アクリロイル基が付加されたアクリル変性ポリシロキサンを含んでいる、請求項1に記載の粘着テープ。
【請求項9】
前記第2の粘着剤層は、シリコーン系粘着剤の硬化物により形成されている、請求項1に記載の粘着テープ。
【請求項10】
前記第1の粘着剤層と前記第2の粘着剤層との層間密着力は、0.30N/25mm以上である、請求項1に記載の粘着テープ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、第1の粘着剤層と第2の粘着剤層とが直接積層された粘着テープに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
両面テープの一方の面には粘着力の強さが求められ、他方の面には再剥離のしやすさが求められる等、第1の粘着剤層と第2の粘着剤層とで異なる性質が求められることがある。特開2020-164741号(特許文献1)の明細書には、基材と、基材の一方の面に形成された第1の粘着剤層と、基材の第2の面に形成された第2の粘着剤層とを備えた画面保護用両面粘着テープが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-164741
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された両面粘着テープでは、第1の粘着剤層としてシリコーン系粘着剤層を設けることにより、被着体に対する濡れ性を良好にできるとともに、第2の粘着剤層としてアクリル系粘着剤層等を設けることにより、基材と強力に貼り合わせることができる。ここで、2つの被着体同士を貼り合わせるためには、2つの粘着面を有していればよく、基材は必ずしも必要ではない。
【0005】
しかしながら、基材を使用せず、2つの粘着面で相異なる性質が求められる場合、第1の粘着剤層と第2の粘着剤層とを直接積層させなければならない。ところが、性質の相異なる第1の粘着剤層と第2の粘着剤層とを積層する場合、両粘着剤層同士の密着力が不十分になりやすい。粘着剤層同士の密着力が不十分であると、一方の粘着面を第1の被着体に貼り付けた後、他方の粘着面の剥離ライナーを剥がす際に粘着剤層の層間で剥離したり、2つの被着体同士を固定した後、2つの粘着剤層の界面で容易に剥離が生じてしまったりといった不具合が発生する可能性がある。
【0006】
上記の課題に鑑みて、本発明の目的は、第1の粘着剤層と第2の粘着剤層とが積層されてなる粘着テープにおいて、両粘着剤層の層間密着力の向上が図られた粘着テープを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示された粘着テープの一例は、第1の粘着剤層と、前記第1の粘着剤層上に直接積層され、前記第1の粘着剤層と異なる組成を有する第2の粘着剤層とを備えている。前記第1の粘着剤層及び前記第2の粘着剤層の少なくとも一方は、表面改質剤を含んでいる。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示された粘着テープによれば、直接積層された第1の粘着剤層及び第2の粘着剤層の少なくとも一方に表面改質剤が含まれているので、第1の粘着剤層と第2の粘着剤層との層間密着力の向上が図られている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る粘着テープの一例を示す断面図である。
図2は、本開示の実施形態に係る粘着テープの変形例の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本明細書に開示された実施形態の一例である、粘着テープ10と、粘着テープ10を有する積層体12とを示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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