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公開番号
2025082918
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196481
出願日
2023-11-20
発明の名称
粘着シート及びこれを用いた加飾粘着シート
出願人
日榮新化株式会社
代理人
主分類
C09J
7/29 20180101AFI20250523BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】粘着剤層からの発泡を抑えつつ、被着体との間に浮きが発生しにくい加飾用粘着シート及びこれに用いられる粘着シートを提供する。
【解決手段】粘着シート12は、加飾シートを被着体に貼り付けるために使用される粘着シートであって、シリコーン系の粘着剤層3を備えている。23℃、周波数1Hzの条件下での粘着剤層3の貯蔵弾性率をG1’(Pa)、100℃、1Hzの条件下での粘着剤層3の貯蔵弾性率をG2’(Pa)と表すとき、G2’/G1’が0.3以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加飾シートを被着体に貼り付けるために使用される粘着シートであって、
シリコーン系の粘着剤層を備えており、
23℃、周波数1Hzの条件下での前記粘着剤層の貯蔵弾性率をG1’(Pa)、100℃、1Hzの条件下での前記粘着剤層の貯蔵弾性率をG2’(Pa)と表すとき、G2’/G1’が0.3以下である粘着シート。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記粘着剤層の23℃、周波数1Hzにおける貯蔵弾性率G1’は、1.0×10
5
Pa以上1.0×10
7
Pa以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤層の23℃、周波数1Hzにおける貯蔵弾性率G1’は、2.5×10
5
Pa以上5.0×10
6
Pa以下である、請求項2に記載の粘着シート。
【請求項4】
ポリプロピレン板に対する貼り付け後24時間経過時の100℃、剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での前記粘着剤層の粘着力は4.0N/25mm以上である、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項5】
樹脂シートを有する加飾シートと、
前記樹脂シートの一方の面に貼り付けられた粘着剤層とを備えた加飾粘着シートであって、
23℃、1Hzの条件下での前記粘着剤層の貯蔵弾性率をG1’(Pa)、100℃、1Hzの条件下での前記粘着剤層の貯蔵弾性率をG2’(Pa)と表すとき、G2’/G1’が0.3以下である加飾粘着シート。
【請求項6】
前記樹脂シートは、主材料としてポリプロピレンを含む、請求項5に記載の加飾粘着シート。
【請求項7】
前記粘着剤層の23℃における貯蔵弾性率は、1.0×10
5
Pa以上1.0×10
7
Pa以下である、請求項5に記載の加飾粘着シート。
【請求項8】
ポリプロピレン板に対する貼り付け後24時間経過時の100℃、剥離角度180度、剥離速度300mm/minの条件での前記粘着剤層の粘着力は4.0N/25mm以上である請求項5~7のうちいずれか1項に記載の加飾粘着シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、物品の加飾成形に用いる粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の内装品や外装品、建築用品及び日用品等を装飾する目的で、加飾成形が行われている。例えば、特開2014-159154(特許文献1)には、アクリル系の基材レス粘着シートを樹脂製基材の背面に貼り付け、加飾粘着シートとして用いることが記載されている。加飾成形によれば、塗装により物品に装飾を施すのに比べて環境に与える影響を小さくできると考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-159154
特開2017ー154382
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
加飾成形では、加熱時に粘着剤が発泡する場合がある。特開2017ー154382(特許文献2)では、発泡が生じにくい粘着剤層として、厚みが50μm以上のシリコーン粘着剤層を備えた加飾用粘着シートが記載されている。
【0005】
しかしながら、シリコーン粘着剤層を設けた場合でも被着体と加飾用粘着シートとの間に浮きが発生する場合がある。
【0006】
本発明の目的は、粘着剤層からの発泡を抑えつつ、被着体との間に浮きが発生しにくい加飾用粘着シート及びこれに用いられる粘着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示された粘着シートの一例は、加飾シートを被着体に貼り付けるために使用され、シリコーン系の粘着剤層を備えている。23℃、周波数1Hzの条件下での前記粘着剤層の貯蔵弾性率をG1’(Pa)、100℃、1Hzの条件下での前記粘着剤層の貯蔵弾性率をG2’(Pa)と表すとき、G2’/G1’が0.3以下である。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示された粘着シートによれば、粘着剤層からの発泡が抑えられるとともに、被着体との間に浮きが発生しにくくなっている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る粘着シートの一例を示す断面図である。
図2は、本開示の実施形態に係る加飾粘着シートの一例を示す断面図である。
図3は、加飾粘着シートを使用する真空圧空成形装置の一例を示す図である。
図4は、実施例3で作製した粘着シートと比較例1、2で作製又は準備した粘着シートとをそれぞれ備えた加飾粘着シートを用いてTOM成形を行った結果を示す写真図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本開示の実施形態に係る粘着シートの一例を示す断面図である。同図に示す粘着シート12は、シリコーン系の粘着剤層3と、粘着剤層3の一方の面に貼り合わされた第1の剥離ライナー1と、粘着剤層3の他方の面に貼り合わされた第2の剥離ライナー5とを備えている。粘着シート12は、後述のように加飾シートを被着体に貼り付けるために使用される粘着シートである。
(【0011】以降は省略されています)
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