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公開番号
2025024352
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128394
出願日
2023-08-07
発明の名称
水性エマルション安定剤
出願人
サンノプコ株式会社
代理人
個人
主分類
C09K
23/42 20220101AFI20250213BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】水性エマルションに優れた凍結融解安定性を容易に付与できる水性エマルション安定剤を提供すること。
【解決手段】水性エマルションを凍結してから融解した後に分離及び/又は増粘することを防止するための安定剤であって、
式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物X1及び/又は式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物X2を含有してなることを特徴とする水性エマルション安定剤を用いる。
Q{-(AO)
p
-H}
t
(1)
H-(EO)
n1
-(PO)
m
-(EO)
n2
-OH (2)
Qは非還元性の二又は三糖類のt個の1級水酸基から水素原子を除いた残基、 AOはオキシアルキレン基、pは5~30、tは2~4、AOの総数は残基Q1個当たり20~80個であり、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、mは10~80、n1及びn2の和(n1+n2)は10~300を表す。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水性エマルションを凍結してから融解した後に分離及び/又は増粘することを防止するための安定剤であって、
式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物(X1)及び/又は式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物(X2)を含有してなることを特徴とする水性エマルション安定剤。
Q{-(AO)
p
-H}
t
(1)
H-(EO)
n1
-(PO)
m
-(EO)
n2
-OH (2)
Qは非還元性の二又は三糖類のt個の1級水酸基から水素原子を除いた残基、 AOは炭素数2~4のオキシアルキレン基、pは5~30の整数、tは2~4の整数、AOの総数は残基(Q)1個当たり20~80個であり、t個の{-(AO)
p
-H} はそれぞれは同じでも異なっていてもよい。EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、mは10~80の整数、n1及びn2の和(n1+n2)は10~300の整数、H は水素原子、OHは水酸基を表す。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
非還元性の二又は三糖類の反応残基(Q)が蔗糖の反応残基である請求項1に記載する水性エマルション安定剤。
【請求項3】
水、エマルション樹脂及び請求項1又は2に記載された水性エマルション安定剤を含んでなる水性エマルションであって、
この水性エマルション安定剤の含有量が水、エマルション樹脂及び水性エマルション安定剤の重量に基づいて0.5~20重量%であることを特徴とする水性エマルション。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性エマルション安定剤、これを含有する水性エマルションに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
「凍結融解安定剤添加剤組成物」として、「(a)少なくとも1つの凍結防止化合物と、(b)少なくとも1つの乳化剤と、を含む、凍結融解安定剤添加剤組成物であって、前記凍結融解安定剤添加剤組成物が、安定性を有する塗料配合物を提供し、前記塗料配合物の粘度が、凍結融解安定性試験前および後にストーマー粘度計を使用して23℃で測定される場合、前記配合物が、GB/T-91 68-2008に記載の凍結融解安定性試験に供された後、前記塗料配合物の粘度の変化 が、0パーセント~10パーセント未満であるような、凍結融解安定剤添加剤組成物。」(特許文献1の請求項1)であって、「前記凍結防止化合物が、グリセリンアルコキシレート、ペンタエリスリトールアルコキシレート、ソルビトールアルコキシレート、およびそれらの混合物からなる群から選択される」(同請求項2)、「前記少なくとも1つの乳化剤が、C12~C14第一級もしくは第二級アルコキシレート、ヒマシ油エトキシレート、エチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー、ブチレンオキシド、またはそれらの混合物を含む」(同請求項3)組成物が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-535652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の組成物では、凍結融解安定性(凍結してから融解した後に分離及び/又は増粘が起こりにくい性質)が不十分であった。
本発明の目的は、水性エマルションに優れた凍結融解安定性を容易に付与できる水性エマルション安定剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の水性エマルション安定剤の特徴は、水性エマルションを凍結してから融解した後に分離及び/又は増粘することを防止するための安定剤であって、
式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物(X1)及び/又は式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物(X2)を含有してなる点を要旨とする。
【0006】
Q{-(AO)
p
-H}
t
(1)
【0007】
H-(EO)
n1
-(PO)
m
-(EO)
n2
-OH ( 2 )
【0008】
Qは非還元性の二又は三糖類のt個の1級水酸基から水素原子を除いた残基、 AOは炭素数2~4のオキシアルキレン基、pは5~30の整数、tは2~4の整数、AOの総数は残基(Q)1個当たり20~80個であり、t個の{-(AO)
p
-H} はそれぞれは同じでも異なっていてもよい。EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、mは10~80の整数、n1及びn2の和(n1+n2)は10~300の整数、H は水素原子、OHは水酸基を表す。
【0009】
本発明の水性エマルションの特徴は、水、エマルション樹脂及び上記の水性エマルション安定剤を含んでなる水性エマルションであって、
この水性エマルション安定剤の含有量が水、エマルション樹脂及び水性エマルション安定剤の重量に基づいて0.5~20重量%である点を要旨とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の水性エマルション安定剤は、水性エマルションに優れた凍結融解安定性(凍結してから融解した後に分離及び/又は増粘が起こりにくい性質)を容易に付与できる。
(【0011】以降は省略されています)
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