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公開番号
2025019436
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123050
出願日
2023-07-28
発明の名称
接着剤
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
C09J
11/04 20060101AFI20250131BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】十分な透磁率を有する接着剤において、製造時の取り扱いを簡便とする。
【解決手段】接着剤50は、ビスフェノールF型樹脂51と、ビスフェノールF型樹脂51に対する硬化剤53と、磁性粉52と、を含有する。接着剤50に対する磁性粉52の体積比率は、35vol%以下である。ビスフェノールF型樹脂51の数平均分子量は、312g/mol以上360g/mol以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ビスフェノールF型樹脂と、前記ビスフェノールF型樹脂に対する硬化剤と、磁性粉と、を含有する接着剤であって、
前記接着剤に対する前記磁性粉の体積比率は、35vol%以下であり、
前記ビスフェノールF型樹脂の数平均分子量は、312g/mol以上360g/mol以下である
接着剤。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記接着剤中に対する前記磁性粉の体積比率は、20vol%以上である
請求項1に記載の接着剤。
【請求項3】
シランカップリング剤をさらに含有する
請求項1に記載の接着剤。
【請求項4】
前記磁性粉を分散させるための分散剤をさらに含有する
請求項1に記載の接着剤。
【請求項5】
前記磁性粉のメディアン粒径(D50)が、0.8μm以上である
請求項1に記載の接着剤。
【請求項6】
前記磁性粉のメディアン粒径(D50)が、2.5μm以下である
請求項1に記載の接着剤。
【請求項7】
硬化後においてガラス転移温度が125℃以上である
請求項1に記載の接着剤。
【請求項8】
硬化後において、アルミナに対する25平方ミリメートルあたりの前記接着剤の接着強度は10MPa以上である
請求項1に記載の接着剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のコイル部品は、コアを備えている。コアは、巻芯部及び2つの鍔部を有する。巻芯部は、四角柱状である。2つの鍔部は、巻芯部の両側に接続している。各鍔部は、巻芯部の中心軸線と直交する方向において、巻芯部から外側に張り出している。コアの材質は、磁性体である。また、コイル部品は、天板を備えている。天板は、略長方形の板状である。天板は、2つの鍔部を架け渡すようにしてコアに接続している。コイル部品は、接着剤を有している。接着剤は、天板及びコアの間に介在している。そして、接着剤は、天板及びコアを互いに接着している。また、接着剤は、磁性粉を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-190633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のコイル部品に適用される接着剤は、磁性粉を含んでいることにより、磁性粉を含んでいない場合と比較して、透磁率が高くなっている。一方で、接着剤における磁性粉の含有割合が大きいほど、接着剤の粘度が高くなる傾向がある。仮に、接着剤の粘度が過度に高い場合、例えば、治具を用いて天板に接着剤を塗布する際に、治具と天板との間で接着剤が糸を引くなどの現象が生じる。すなわち、接着剤の粘度が高まることで、塗布時に接着剤を取り扱いにくくなる。したがって、十分な透磁率を確保しつつも、製造時の取り扱いが簡便な接着剤が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、ビスフェノールF型樹脂と、前記ビスフェノールF型樹脂に対する硬化剤と、磁性粉と、を含有する接着剤であって、前記接着剤に対する前記磁性粉の体積比率は、35vol%以下であり、前記ビスフェノールF型樹脂の数平均分子量は、312g/mol以上360g/mol以下である接着剤である。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、接着剤の透磁率として十分な値を確保しつつ、製造時の取り扱いが簡便である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、コイル部品の斜視図である。
図2は、コイル部品の分解斜視図である。
図3は、硬化前の接着剤の概略構成図である。
図4は、糸切時間の試験結果を示すグラフである。
図5は、糸切時間の試験結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、接着剤を含むコイル部品の一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、又は別の図面中のものと異なる場合がある。
【0009】
<コイル部品について>
図1に示すように、コイル部品10は、第1コアとしてのドラムコア10Cと、第2コアとしての天板10Fと、を備えている。
【0010】
ドラムコア10Cは、巻芯部11を有している。巻芯部11は、中心軸線11Cを有する四角柱状である。巻芯部11の中心軸線11Cに直交する断面は長方形状である。なお、ここでいう「長方形状」は、4つの辺を有していて全体として長方形状であればよく、長方形の角が面取りされた形状も含む。巻芯部11の材料は、例えば、アルミナ、Ni-Zn系フェライト、合成樹脂、及びこれらの混合物等である。本実施形態においては、巻芯部11の材料は、磁性材料の1種であるNi-Zn系フェライトである。
(【0011】以降は省略されています)
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