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公開番号2025019701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123443
出願日2023-07-28
発明の名称ホットメルト接着剤
出願人artience株式会社
代理人
主分類C09J 123/16 20060101AFI20250131BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
易解体性、保持力、塗工性、低温ラミネート性、耐可塑剤性に優れる塩化ビニル内装基材用ホットメルト接着剤の提供。
【解決手段】
本発明の課題は、メタロセン触媒で重合されたポリプロピレン/ポリエチレン共重合樹脂(A)および粘着付与剤(B)を含み、共重合樹脂(A)を構成するモノマーの主成分はプロピレンであり、共重合樹脂(A)の軟化点が85~115℃である、家屋の塩化ビニル基材用ホットメルト接着剤によって解決される。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
メタロセン触媒で重合されたポリプロピレン/ポリエチレン共重合樹脂(A)および粘着付与剤(B)を含み、
共重合樹脂(A)を構成するモノマーの主成分はプロピレンであり、
共重合樹脂(A)の軟化点が85~115℃である、
塩化ビニル基材用ホットメルト接着剤。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記共重合樹脂(A)と粘着付与剤(B)の合計100質量%中、前記共重合樹脂(A)を30~90質量%、粘着付与剤(B)を10~70質量%含有する、請求項1記載のホットメルト接着剤。
【請求項3】
粘着付与剤(B)が水添石油樹脂を含有する、請求項1記載のホットメルト接着剤。
【請求項4】
さらに酸化防止剤(C)を含み、
酸化防止剤(C)の含有量が、前記共重合樹脂(A)と粘着付与剤(B)の合計100質量部に対して0質量部を超えて10質量部以下である、
請求項1記載のホットメルト接着剤。
【請求項5】
さらに難燃剤(D)を含み、
難燃剤(D)の含有量が、前記共重合樹脂(A)と粘着付与剤(B)の合計100質量部に対して0質量部を超えて30質量部以下である、
請求項1~4いずれか1項記載のホットメルト接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塩化ビニル基材用ホットメルト接着剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、粘接着シート、粘接着フィルム、粘接着テープ等の、基材層の少なくとも一部の表面上に粘接着層を有する粘接着製品に使用される粘接着剤として、ゴム系粘接着剤やアクリル系粘接着剤等のベースポリマーからなる溶剤型粘接着剤が多用されている。
【0003】
一方、特に最近では、環境規制への対応、防災、人体への悪影響防止等の見地から脱溶剤の動きが強まっており、ホットメルト型粘接着剤が提案されている。中でも、耐熱性、耐久性の点でオレフィン樹脂系のホットメルト型粘接着剤が注目されている。
先行文献1には、プロピレン成分が20質量%以上含む非晶性ポリオレフィンと粘着付与樹脂を特定量含有するホットメルト型の粘接着剤組成物が開示されている。
【0004】
ホットメルト型粘接着剤の用途として、壁紙や床材の内装用粘接着シートが挙げられる。このような内装用粘着シートは、安価で高耐久の点で塩化ビニル基材が多用されている。
塩化ビニル基材は、多量の可塑剤を含有していること、高温で変形してしまうことから、塩化ビニル基材用のホットメルト型粘接着剤には、耐可塑剤性や低温シール性が求められる。
先行文献2には、塩ビ基材に対して優れた接着性を有するホットメルト型の粘接着剤組成物が開示されている。
【0005】
先行文献1および先行文献2に記載されるホットメルト型の粘接着剤組成物を塩化ビニル基材用に用いた場合、低温ヒートシール性、保持力、塗工性、耐可塑剤性、再加熱剥離性などにおいてなお改良の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-109360号公報
特開平8-3526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、低温ヒートシール性、保持力、塗工性、耐可塑剤性および再加熱剥離性に優れる塩化ビニル基材用ホットメルト接着剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、下記の態様を有する。
[1] メタロセン触媒で重合されたポリプロピレン/ポリエチレン共重合樹脂(A)および粘着付与剤(B)を含み、共重合樹脂(A)を構成するモノマーの主成分はプロピレンであり、共重合樹脂(A)の軟化点が85~115℃である塩化ビニル基材用ホットメルト接着剤。
[2]前記共重合樹脂(A)と粘着付与剤(B)の合計100質量%中、前記共重合樹脂(A)を30~90質量%、粘着付与剤(B)を10~70質量%含有する、[1]記載のホットメルト接着剤。
[3] 粘着付与剤(B)が水添石油樹脂を含有する、[1]または[2]記載のホットメルト接着剤。
[4] さらに酸化防止剤(C)を含み、酸化防止剤(C)の含有量が、前記共重合樹脂(A)と粘着付与剤(B)の合計100質量部に対して0質量部を超えて10質量部以下である、 [1]~[3]いずれか記載のホットメルト接着剤。
[5] さらに難燃剤(D)を含み、難燃剤(D)の含有量が、前記共重合樹脂(A)と粘着付与剤(B)の合計100質量部に対して0質量部を超えて30質量部以下である、[1]~[4]いずれか記載のホットメルト接着剤。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、低温ヒートシール性、保持力、塗工性、耐可塑剤性および再加熱剥離性に優れる塩化ビニル基材用ホットメルト接着剤を提供できるようになった。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において「~」を用いて特定される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値の範囲として含むものとする。
また、本明細書において、メタロセン触媒で重合されたポリプロピレン/ポリエチレン共重合樹脂(A)を「ポリプロピレン/ポリエチレン共重合樹脂(A)」または「共重合樹脂(A)」と略記する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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