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公開番号
2024163825
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023089198
出願日
2023-05-12
発明の名称
ポリウレア樹脂の不燃化方法
出願人
個人
,
個人
代理人
主分類
C09D
175/02 20060101AFI20241115BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 本発明は、ポリウレア樹脂等の表面に、難燃性や不燃性の接着性組成物を塗布したり吹付けたりして前記ポリウレア樹脂を難燃化及び不燃化させる方法の提供を目的とする。
【解決の手段】 任意形状の物体や任意寸法の物体にポリウレア樹脂をコーティングして、前記ポリウレア樹脂の表面を難燃化させる合成樹脂難燃化組成物を所定量塗布し十分に乾燥させた後に、前記合成樹脂難燃化組成物の内部や表面を不燃化させる水性不燃化接着組成物を所定量塗布することで、前記ポリウレア樹脂表面を不燃化させることを特徴とする、ポリウレア樹脂の不燃化方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
任意形状の物体や任意寸法の物体にポリウレア樹脂を塗布した後に硬化させ、前記ポリウレア樹脂塗布面を難燃化させる難燃化接着組成物を所定量塗布し十分に乾燥させた後に、前記難燃化接着組成物塗布体の内部や表面を不燃化させる不燃化接着組成物を所定量塗布することで、前記難燃化接着組成物塗布体内部や前記難燃化接着組成物塗布体表面部を不燃化させることを特徴とする、ポリウレア樹脂の不燃化方法。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記難燃化接着組成物が、合成樹脂系バインダー、無機系多孔質粉体、助剤物質、で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレア樹脂の不燃化方法。
【請求項3】
前記不燃化接着組成物が、水性無機バインダー、無機系多孔質粉体や有機系粉体、助剤物質、で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレア樹脂の不燃化方法。
【請求項4】
前記無機系多孔質粉体が、珪藻土、モンモリロナイト、ゼオライト、火山灰、パーライト、発泡ガラス、セメント、石炭灰、バーミキュライト、貝殻焼成体、等の粉末の中から選ばれた少なくとも1種類であることを特徴とする、請求項2及び請求項3に記載のポリウレア樹脂の不燃化方法。
【請求項5】
前記有機系粉体が、植物、植物焼結炭、パルプ、食物繊維、プラスチック、等の粉末の中から選ばれた少なくとも1種類であることを特徴とする、請求項3に記載のポリウレア樹脂の不燃化方法。
【請求項6】
前記助剤物質が、粘度調節剤、硬化剤、着色剤の中から選ばれた少なくとも1種類であることを特徴とする請求項2及び請求項3に記載のポリウレア樹脂の不燃化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリウレア樹脂及びポリウレア発泡体の不燃化方法及びこれに使用する接着性組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、任意形状の物体や任意寸法の物体にポリウレア樹脂をコーティングして、
前記物体
の防水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性、防食性を向上させる、ライニング材としてのポリウレア樹脂が一般的に知られるようになってきた。
ポリウレア樹脂とは、イソシアネートとポリアミンの化学反応で生成されるウレア結合を基本とした樹脂化合物であり、数秒から数分で硬化する速乾性はあらゆる状況での使用を可能にし、施工の幅を広げてきたことも市場に指示される理由の一つとされる。
また、グレードによっては900%以上の伸長率を有することが一般的に知られており、その柔軟性がもたらす強度は軍事施設の防爆対策としても使用されるほどであると報告されている。
【0003】
上述したように優れたライニング材としてのポリウレア樹脂の唯一の弱点として、若干の耐熱性はあるものの、火災には耐えないとされていて、その為に関連する業界の開発者によって、耐火性や防火性や防炎性
や難燃性
を向上させるための開発が為されるようになってきた。
例えば、ポリウレア発泡体の難燃剤が、リン酸塩含有難燃剤、臭素含有難燃剤、ホウ素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤及び金属水酸化物から選ばれる少なくとも一つを含むことを特徴とする、「ポリウレア発泡体」の開発案件が知られている。詳細は特許文献1を参照すること。
【0004】
また例えば、二重船底構造の台船の上に、集成材と断熱材と金属板を接合した複層板を接着剤と連結金物で施工した強固な船室を設置し、複層ポリウレア樹脂と断熱不燃塗料で被覆して衝撃性能と環境性能と耐火性能を強化し、地震や火災に耐える防災シエルターとして使用し、水害の被災時は水面には浮揚して、国民の生命と財産を守ることを目的にした「息災延命浮揚箱」の開発案件が知られている。詳細は特許文献2を参照すること。
【0005】
また例えば、コンテナ養殖施設用不燃・断熱構造体の外壁・屋根材は、板状再生多孔質軽量発泡資材板と発泡樹脂断熱材を接着剤で貼り合わせ表面にポリウレア樹脂を吹付けコーティングして形成され壁面用・屋根用のポリウレア樹脂複合材の繋ぎ目にガラス繊維ネットバンドが形成され、この表面全体にガラス塗料を塗布して成る事を特徴とするコンテナ養殖施設用不燃・断熱化囲い壁構造体であることを特徴とする「再生多孔質軽量発泡資材を使った養殖施設の断熱と不燃化」の開発案件が知られている。詳細は特許文献3を参照すること。
【0006】
また例えば、不燃能力と断熱能力に優れた発泡ガラス材料が板状に形成された再生多孔質軽量発泡資材板と発泡樹脂断熱材板を接着剤で張り合わせて形成される複合板材を所定の寸法に切り出し接着剤で複数張り合わせて作った水槽で再生多孔質軽量発泡資材板が外側に発泡樹脂断熱材板が内側に配置し、複合板材の一部または全部の表面にポリウレア樹脂を吹付けコーティングし、表面防火に不燃ガラス塗料を表面に塗布したことを特徴とした不燃・床置き水槽であることを特徴とする「火災時の燃料補充役に繋がらない為に再生多孔質軽量発泡資材を板状に成形して製造、それを用いて水槽や設備を造り提供する養殖飼育システム」の開発案件が知られている。詳細は特許文献4を参照すること。
【0008】
特許登録第6925554号公報
登録実用新案第3216207号公報
特許登録第6629953号公報
特許登録第6564969号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、特許文献1の「ポリウレア発泡体」の開発案件は、ポリウレア発泡体の難燃剤であるリン酸塩含有難燃剤、臭素含有難燃剤、ホウ素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤及び金属水酸化物から選ばれる少なくとも一つを、ポリウレア発泡体を現場で吹き付ける時に原料に混合させることを特徴とするが、現場での作業性や混合時のバラツキの問題が指摘されている。
また例えば、ポリウレア発泡体を現場で吹き付ける場合には、専用の吹付け塗布機が必要であり、さらに「適切な電力の供給」や「塗布機の圧力管理」や「塗布機の温度管理」や「使用するガンの種類」や「使用するミックスチャンバーの選択」等の確認が非常に大切であり、誤った認識での使用は塗膜の混合不良や施工不良につながり、非常に危険であると言う指摘を受けている。
【0010】
また、特許文献2の「息災延命浮揚箱」の開発案件は、例えば当該明細書中の段落(0015)で記載された「~一層目のポリウレア樹脂又はウレタンウレア樹脂と一体となって硬化した、複層ポリウレア樹脂又はウレタンウレア樹脂の塗膜上に、断熱不燃塗料を塗装して保護」すると記載されているが、断熱不燃塗料に関しての詳細な記載がなく、一般的に知られた「不燃塗料」は水性である場合が多く、水性の断熱不燃塗料では複層ポリウレア樹脂又はウレタンウレア樹脂の塗膜上に対しての付着性や密着性や係着性に対して問題点があるという指摘を受けている。
(【0011】以降は省略されています)
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