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公開番号2024151358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064550
出願日2023-04-12
発明の名称光硬化性発泡粘着剤組成物
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類C09J 133/00 20060101AFI20241018BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】塩ビシート等の基材と十分な密着性を有すると同時に、一旦貼り合わせた後に剥離した際でも糊残りが生じにくい、優れた再剥離性を有する光硬化性の発泡粘着剤組成物を提供する。
【解決手段】アクリル系ブロック共重合体と、水酸基含有(メタ)アクリレートと、多官能(メタ)アクリレートと、光重合開始剤と、を含み、前記多官能(メタ)アクリレートの配合量が組成物全量に対し2~15重量%であることを特徴とする光硬化性発泡粘着剤組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アクリル系ブロック共重合体(A)と、水酸基含有(メタ)アクリレート(B)と、多官能(メタ)アクリレート(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(C)の配合量が組成物全量に対し2~15重量%であることを特徴とする光硬化性発泡粘着剤組成物。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記(B)の配合量が固形分全量に対し30~85重量%であることを特徴とする請求項1記載の光硬化性発泡粘着剤組成物。
【請求項3】
前記(B)として、ガラス転移点が0℃以下の水酸基含有(メタ)アクリレート(b1)を前記(B)配合量に対し50重量%以上含むことを特徴とする請求項2記載の光硬化性発泡粘着剤組成物。
【請求項4】
塩化ビニル基材用の粘着剤であることを特徴とする請求項1~3いずれか記載の光硬化性発泡粘着剤組成物。
【請求項5】
アクリル系ブロック共重合体(A)と、水酸基含有(メタ)アクリレート(B)と、多官能(メタ)アクリレート(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(C)の配合量が組成物全量に対し2~15重量%であることを特徴とする組成物であって、当該組成物を発泡させた状態で光硬化させることを特徴とする光硬化性発泡粘着剤の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線等により硬化させて使用する発泡粘着剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
オフィスビルや商業施設をはじめとする各種建築物から、一般住宅に至る幅広い範囲で、プラスチック系の床材が使用されている。このプラスチック系床材の中でも、ポリ塩化ビニルを含むビニル系樹脂の床材は、比較的安価でありながら施工は容易であり、また耐薬品性、耐摩耗性、耐傷性、柔軟性、下地追従性等、多くの優れた性能を有しているため、その用途は学校・病院・工場・官公庁施設と多岐にわたっている。
【0003】
こうしたビニル系樹脂の床材を施工する場合は、使用中歩行により床材がずれることを防止するため、下地材と十分な接着力を有する接着剤が用いられるのが一般的である。例えば、水系のアクリル樹脂や溶剤系のウレタン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、現場施工が行われているが、貼り合わせ後に十分な養生時間を必要とされ、また溶剤系接着剤の場合は、溶剤の揮発による現場の環境悪化という問題があった。
【0004】
更に最近では、リフォームで既存の床材の上に直接新しいシートを設置する場合があり、こうした場合は既設の床材が水分を吸収しないため、水系の接着剤が使用しにくいという理由等から、予め粘着剤が塗布された塩ビシートも用いられるようになってきている(例えば特許文献1)。しかしながら、こうした粘着剤付きの塩ビシートを現場で施工する場合は、位置合わせのズレを修正する際に粘着剤が剥がれたり、また床面に粘着剤が残ったりして、仕上がり面で難が生じる場合があった。そのため、塩ビシートとの十分な密着性を有すると共に、剥がした際に糊残りがなく、優れた再剥離性を有する粘着剤が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-3369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、塩ビシート等の基材と十分な密着性を有すると同時に、一旦貼り合わせた後に剥離した際でも糊残りが生じにくい、優れた再剥離性を有する光硬化性の発泡粘着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため請求項1記載の発明は、アクリル系ブロック共重合体(A)と、水酸基含有(メタ)アクリレート(B)と、多官能(メタ)アクリレート(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(C)の配合量が組成物全量に対し2~15重量%であることを特徴とする光硬化性発泡粘着剤組成物を提供する。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記(B)の配合量が固形分全量に対し30~85重量%であることを特徴とする請求項1記載の光硬化性発泡粘着剤組成物を提供する。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記(B)として、ガラス転移点が0℃以下の水酸基含有(メタ)アクリレート(b1)を前記(B)配合量に対し50重量%以上含むことを特徴とする請求項2記載の光硬化性発泡粘着剤組成物を提供する。
【0010】
請求項4記載の発明は、塩化ビニル基材用の粘着剤であることを特徴とする請求項1~3いずれか記載の光硬化性発泡粘着剤組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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