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公開番号2025021593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125395
出願日2023-08-01
発明の名称天然色素含有塗料
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20250206BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】フィコシアニンを含有する天然色素含有塗料を提供することにある。
【解決手段】着色剤と、塗料用ビヒクルを含有する天然色素含有塗料であって、前記着色剤が、フィコシアニンを含有することを特徴とする、天然色素含有塗料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
着色剤(A)と、塗料用ビヒクルとを含有する天然色素含有塗料であって、
前記着色剤(A)が、フィコシアニン(B)を含有することを特徴とする、天然色素含有塗料。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記フィコシアニン(B)が、スピルリナ属の藍藻類由来のフィコシアニンである、請求項1に記載の天然色素含有塗料。
【請求項3】
前記フィコシアニン(B)が、リナブルーG1(商品名、DICライフテック社製)である、請求項1又は2に記載の天然色素含有塗料。
【請求項4】
前記着色剤(A)が、フィコシアニン(B)と、シリカ構造体(C)とが複合化してなる非水溶性色素であることを特徴とする、請求項1に記載の天然色素含有塗料。
【請求項5】
前記シリカ構造体(C)が、化学結合がQ4結合で構成されているシリカを主成分とする相と空気相とからなる2相連続型シリカ構造体(D)である、請求項4に記載の天然色素含有塗料。
【請求項6】
前記2相連続型シリカ構造体(D)における空気相の直径が10~1000nmの範囲である、請求項5に記載の天然色素含有塗料。
【請求項7】
前記2相連続型シリカ構造体(D)の比表面積が0.1~200m

/gの範囲である、請求項5に記載の天然色素含有塗料。
【請求項8】
前記2相連続型シリカ構造体(D)のシリカを主成分とする相に、酸化モリブデン又は酸化バナジウムが10質量%以下で含まれている、請求項5に記載の天然色素含有塗料。
【請求項9】
前記フィコシアニン(B)と、2相連続型シリカ構造体(D)の組成が質量比で、フィコシアニン(B):2相連続型シリカ構造体(D)=0.1:99.9~90:10である請求項5~8の何れか1項記載の天然色素含有塗料。
【請求項10】
前記塗料用ビヒクルが、樹脂20~80(質量)%と溶剤10~60(質量)%からなる、請求項1に記載の天然色素含有塗料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィコシアニンを含有する天然色素含有塗料に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インク、塗料、化粧料等種々の用途に色を付与するために、染料や顔料といった色材は広く使用されている。これらの中でも青色1号、黄色5号などの合成着色料は食品用途にも使用されてきた。
【0003】
近年、その発がん性等の問題から、合成着色料を忌避する傾向が強く、より安全性が高いと思われる天然色素に対しての期待が大きくなっているが、天然色素は様々な環境下でその鮮明な発色を維持することが困難な場合が多い。
【0004】
例えば、青色を呈する天然色素として藻類色素のフィコシアニンがある。フィコシアニンは蛋白質結合色素であり、藍藻類のスピルリナ等から抽出することができることが知られている。フィコシアニンは鮮明な青色を呈する色素であり、サステナブル色素として市場の期待も大きい。
【0005】
フィコシアニンは、水溶性であり、化粧品や食用色素に用いた場合水への溶出やそれに伴う色落ちの問題も懸念されるが、水溶性の染料を非水溶性とする方法としては、既に様々な方法が提供されている。例えば、珪酸アルカリ水溶液を噴霧乾燥し、噴霧して得た粒子中のアルカリを除去するに充分な量の酸を含む水溶液に浸漬してアルカリを除去して粒子をシリカ化することによって内部が中実または空洞の球状シリカ粒子を得ることができるが、この時珪酸アルカリ水溶液に染料を分散させて用いると、使用した染料と同じ色調に着色した染料内包シリカ系粒子が得られることを提供している(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
またコロイダルシリカ等の微粒子の表面に反応性官能基を付与し、この反応性官能基を介して蛍光色素を固定化し、さらに表面をシリカ被膜で覆うことによって、色素を固定してなるシリカ粒子を得る方法も提供されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-095797号公報
特開2008-247713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、フィコシアニンを含有する天然色素を塗料に配合した場合の研究は十分に行われているとはいえず、その有用性の解明・活用が十分に行われていないという問題があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、フィコシアニンを含有する天然色素含有塗料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、フィコシアニンを含有する着色剤と、塗料用ビヒクルを含有させることにより、天然色素含有塗料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、以下の態様を包含するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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