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公開番号2025006131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106731
出願日2023-06-29
発明の名称嫌気硬化性接着剤および容器
出願人株式会社スリーボンド
代理人
主分類C09J 4/02 20060101AFI20250109BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
嫌気性接着剤を大容量で保存、輸送する場合においても、保存安定性や嫌気性接着剤の物性に影響を与えることがない包装体を提供する。
【解決手段】
注出口を有し、積層フィルムからなる軟質プラスチック製容器に収納された以下の(A)~(C)を含む接着剤。
(A):一分子中に(メタ)アクリロイル基を1以上有する化合物
(B):嫌気硬化性触媒
(C):有機過酸化物
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
注出口を有し、積層フィルムからなる軟質プラスチック製容器に収納された以下の(A)~(C)を含む接着剤。
(A):一分子中に(メタ)アクリロイル基を1以上有する化合物
(B):嫌気硬化性触媒
(C):有機過酸化物
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記積層フィルムの23℃における酸素透過度が、ガスクロマトグラフ法で100cm

/(m

・24h・atm)以上である請求項1に記載の容器に収納された接着剤。
【請求項3】
前記容器に対して、20容積%以上含まれている請求項1または請求項2に記載の接着剤。
【請求項4】
前記容器がバッグインボックスの内袋容器である請求項1または請求項2に記載の接着剤。
【請求項5】
更に(D)安定剤を含む請求項1または請求項2に記載の接着剤。
【請求項6】
前記(A)成分が多官能(メタ)アクリレートモノマーを含む請求項1または請求項2に記載の接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、嫌気硬化性接着剤を大容量で保存、輸送する場合においても、保存安定性や嫌気硬化性接着剤の物性に影響を与えることがない容器に関する。
続きを表示(約 910 文字)【背景技術】
【0002】
嫌気硬化性接着剤は、酸素と遮断されることにより硬化が促進される。(特許文献1)そのため、保存安定性の理由から、酸素と接触させるため容器に意図的に空気が封入される等の措置がとられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公表2018-521155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、嫌気硬化性封着剤の容器を大容量にした場合、空気(酸素)との接触面積が低下し、嫌気硬化性接着剤の内部は空気(酸素)から遮断されてしまうため、嫌気硬化性接着剤内部から硬化が開始してしまうという保存安定性上の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、嫌気硬化性を有する接着剤の容器を大容量化した場合にも、保存安定性が良好であり、物性への影響を抑制できる容器に収納された接着剤を見出すに至った。
【0006】
本発明の要旨を次に説明する。
[1]注出口を有し、積層フィルムからなる軟質プラスチック製容器に収納された以下の(A)~(C)を含む接着剤。
(A):一分子中に(メタ)アクリロイル基を1以上有する化合物
(B):嫌気硬化性触媒
(C):有機過酸化物
【0007】
[2]前記積層フィルムの23℃における酸素透過度が、ガスクロマトグラフ法で100cm

/(m

・24h・atm)以上である[1]に記載の接着剤。
【0008】
[3]前記容器に対して、20容積%以上含まれている[1]または[2]に記載の接着剤。
【0009】
[4]前記容器がバッグインボックスの内袋容器である[1]または[2]に記載の接着剤。
【0010】
[5]更に(D)安定剤を含む[1]または[2]に記載の接着剤。
(【0011】以降は省略されています)

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