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公開番号2025023631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127949
出願日2023-08-04
発明の名称光学粘着シート
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類C09J 7/38 20180101AFI20250207BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】段差追従性と接合信頼性とを両立するのに適した、光学粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート10は、ベースポリマーと、光重合性多官能化合物と、光重合開始剤とを含む。粘着シート10は、所定の段差追従性試験において50μm以上の追従可能段差dを少なくとも一つ有し、且つ、粘着シート10の厚さDに対する追従可能段差dの比率が0.4以上0.8以下である。粘着シート10は、所定の第1引張試験における接着強度B1が1.5MPa以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光学粘着シートであって、
ベースポリマーと、光重合性多官能化合物と、光重合開始剤とを含み、
下記の段差追従性試験において50μm以上の追従可能段差dを少なくとも一つ有し、且つ、前記光学粘着シートの厚さDに対する前記追従可能段差dの比率が0.4以上0.8以下であり、
下記の第1引張試験における接着強度B1が1.5MPa以上である、光学粘着シート。
段差追従性試験:
まず、第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを有するガラスプレート(長さ100mm×幅50mm)と、ポリエチレンテレフタレートフィルム(長さ100mm×幅50mm)と、前記光学粘着シートのサンプルシート(長さ75mm×幅45mm)とを、用意する。前記ガラスプレートの前記第1面には、50μm以上の厚さhの印刷層が前記ガラスプレートの端縁全周にわたって形成されている。前記印刷層は、前記ガラスプレートの長さ方向においては、前記ガラスプレートの各端から内方15mmの範囲に形成され、前記ガラスプレートの幅方向においては、前記ガラスプレートの各端から内方5mmの範囲に形成されている。
次に、前記ガラスプレートの前記第1面側と前記ポリエチレンテレフタレートフィルムとを、前記ガラスプレートに対して前記長さ方向および前記幅方向の中央に配置された前記サンプルシートを介して厚さ方向に接合して、第1接合体を得る。前記第1接合体において、前記印刷層は、前記印刷層の内側端から外方2.5mmの範囲で、前記ガラスプレートと前記サンプルシートとに挟まれている。
次に、前記第1接合体を、50℃、0.5MPaおよび15分の条件で加熱処理する。
次に、前記第1接合体における前記サンプルシートを、照射積算光量3000mJ/cm

の紫外線照射により光硬化させる。
次に、デジタルマイクロスコープにより、前記第1接合体の前記ポリエチレンテレフタレートフィルム側から前記印刷層の内側端縁の内側を、観察倍率20で観察する。そして、観察範囲において気泡が確認されなかった場合に、前記厚さhを追従可能段差dとする。
第1引張試験:
まず、第1アルカリガラス板と第2アルカリガラス板とを前記光学粘着シートを介して厚さ方向に接合して第2接合体を得る。次に、光学粘着シートを、照射積算光量3000mJ/cm

の紫外線照射により光硬化させる。次に、第2接合体を、50℃、0.5MPaおよび15分の条件で加熱処理する。次に、第2接合体における第1および第2アルカリガラス板を、厚さ方向における互いに反対側に85℃および引張速度25mm/分の条件で引っ張って接着強度B1を測定する。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
下記の第2引張試験において接着強度B2を有し、前記接着強度B1に対する前記接着強度B2の比率が2.0以上3.5以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
第2引張試験:
まず、第1アルカリガラス板と第2アルカリガラス板とを前記光学粘着シートを介して厚さ方向に接合して第3接合体を得る。次に、光学粘着シートを、照射積算光量3000mJ/cm

の紫外線照射により光硬化させる。次に、第3接合体を、50℃、0.5MPaおよび15分の条件で加熱処理する。次に、第3接合体における第1および第2アルカリガラス板を、厚さ方向に互いに反対側に25℃および引張速度25mm/分の条件で引っ張って接着強度B2を測定する。
【請求項3】
下記の第3引張試験において接着強度B3を有し、前記接着強度B1に対する前記接着強度B3の比率が3.0以上4.2以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
第3引張試験:
まず、第1アルカリガラス板と第2アルカリガラス板とを前記光学粘着シートを介して厚さ方向に接合して第4接合体を得る。次に、光学粘着シートを、照射積算光量3000mJ/cm

の紫外線照射により光硬化させる。次に、第4接合体を、50℃、0.5MPaおよび15分の条件で加熱処理する。次に、第4接合体における第1および第2アルカリガラス板を、厚さ方向に互いに反対側に-20℃および引張速度25mm/分の条件で引っ張って接着強度B3を測定する。
【請求項4】
前記厚さDが80μm以上である、請求項1から3のいずれか一つに記載の光学粘着シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ディスプレイパネルは、例えば、画素パネル、偏光フィルムおよびカバーガラスなどの要素を含む積層構造を有する。ディスプレイパネルの製造過程では、積層構造に含まれる要素どうしの接合のために、例えば、光学的に透明な粘着シート(光学粘着シート)が用いられる。ディスプレイパネル用途の光学粘着シートについては、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-97070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスプレイパネルの積層構造中には、表面段差を有する要素が含まれる。例えば、カバーガラスにおける画素パネル側表面の端縁には、装飾用または遮光用の印刷層が設けられる。印刷層は、例えば、カバーガラスの端縁の全周にわたって設けられる。この印刷層は、所定の厚さを有する。そのため、カバーガラスにおける画素パネル側には、カバーガラス表面と印刷層表面との段差(印刷段差)がある。そのため、ディスプレイパネル用途の光学粘着シートには、印刷段差に追従できる程度の柔らかさ(段差追従性)が求められる。光学粘着シートの段差追従性が不十分であることは、例えば、カバーガラスの印刷層付き表面に貼り合わされた光学粘着シートと同カバーガラスとの間において、印刷層に沿って気泡が形成される原因となり、好ましくない。
【0005】
段差追従性の観点からは、光学粘着シートは柔らかい方が好ましい。しかし、従来の光学粘着シートは、柔らかいほど、当該光学粘着シートによって被着体間を接合した後の接合信頼性が低下する。
【0006】
本発明は、段差追従性と接合信頼性とを両立するのに適した光学粘着シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、光学粘着シートであって、ベースポリマーと、光重合性多官能化合物と、光重合開始剤とを含み、下記の段差追従性試験において50μm以上の追従可能段差dを少なくとも一つ有し、且つ、前記光学粘着シートの厚さDに対する前記追従可能段差dの比率が0.4以上0.8以下であり、下記の第1引張試験における接着強度B1が1.5MPa以上である、光学粘着シートを含む。
【0008】
段差追従性試験:
まず、第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを有するガラスプレート(長さ100mm×幅50mm)と、ポリエチレンテレフタレートフィルム(長さ100mm×幅50mm)と、前記光学粘着シートのサンプルシート(長さ75mm×幅45mm)とを、用意する。前記ガラスプレートの前記第1面には、50μm以上の厚さhの印刷層が前記ガラスプレートの端縁全周にわたって形成されている。前記印刷層は、前記ガラスプレートの長さ方向においては、前記ガラスプレートの各端から内方15mmの範囲に形成され、前記ガラスプレートの幅方向においては、前記ガラスプレートの各端から内方5mmの範囲に形成されている。
【0009】
次に、前記ガラスプレートの前記第1面側と前記ポリエチレンテレフタレートフィルムとを、前記ガラスプレートに対して前記長さ方向および前記幅方向の中央に配置された前記サンプルシートを介して厚さ方向に接合して、第1接合体を得る。前記第1接合体において、前記印刷層は、前記印刷層の内側端から外方2.5mmの範囲で、前記ガラスプレートと前記サンプルシートとに挟まれている。
【0010】
次に、前記第1接合体を、50℃、0.5MPaおよび15分の条件で加熱処理する。
(【0011】以降は省略されています)

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