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公開番号
2025044143
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2024149902
出願日
2024-08-30
発明の名称
封止用樹脂シートおよび電子素子パッケージ
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
H01L
23/29 20060101AFI20250325BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】熱プレス時および硬化後において、第2層によって周囲が汚染されることを抑制できながら、硬化後の封止用樹脂シートを含む電子素子パッケージの反りを低減できる、封止用樹脂シートおよび電子素子パッケージを提供すること。
【解決手段】封止用樹脂シート1は、第1層11と、第2層12とを厚み方向において順に備える。封止用樹脂シート1が電子素子3を封止するときに、第1層11が電子素子3に接触する。第1層11および第2層12のそれぞれは、熱硬化性成分を含む。第2層12は、熱可塑性成分および充填材をさらに含む。第2層12における充填材の配合割合が、30質量%以上、60質量%以下である。70℃における第2層12の粘度が、35kPa・sより大きく、150kPa・s以下である。硬化後の第2層12の25℃の引張貯蔵弾性率E’が、0.5GPa以上、2.3GPa以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電子素子を封止するための封止用樹脂シートであり、
前記封止用樹脂シートは、第1層と、第2層とを厚み方向において順に備え、
前記封止用樹脂シートが前記電子素子を封止するときに、前記第1層が前記電子素子に接触し、
前記第1層および前記第2層のそれぞれは、熱硬化性成分を含み、
前記第2層は、熱可塑性成分および充填材をさらに含み、
前記第2層における前記充填材の配合割合が、30質量%以上、60質量%以下であり、
70℃における前記第2層の粘度が、35kPa・sより大きく、150kPa・s以下であり、
硬化後の前記第2層を、昇温速度10℃/分、周波数1Hz、引張モードの動的粘弾性測定することによって求められる25℃の引張貯蔵弾性率E’が、0.5GPa以上、2.3GPa以下である、封止用樹脂シート。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記第2層中の前記熱硬化性成分および前記熱可塑性成分の総量に対する、前記熱可塑性成分の配合割合が、25質量%以上、55質量%以下である、請求項1に記載の封止用樹脂シート。
【請求項3】
前記第2層中の前記熱硬化性成分は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂および硬化促進剤を含む、請求項1に記載の封止用樹脂シート。
【請求項4】
150℃における前記エポキシ樹脂の粘度は、0.1Pa・s以上であり、
150℃における前記フェノール樹脂の粘度は、0.2Pa・s以上である、請求項3に記載の封止用樹脂シート。
【請求項5】
前記第2層中の前記熱硬化性成分および前記熱可塑性成分の総量に対する、前記エポキシ樹脂および前記フェノール樹脂の総量の配合割合が、48質量%以上、69質量%以下である、請求項3または請求項4に記載の封止用樹脂シート。
【請求項6】
電子素子と、
前記電子素子が実装された実装基板と、
請求項1に記載の封止用樹脂シートの硬化体である封止層であって、前記電子素子を封止し、厚み方向における前記実装基板および電子素子の一方面に接触する封止層と、を備え、
前記電子素子の厚みが、200μm以下であり、
前記実装基板の厚みが、125μm以下であり、
厚み方向における前記電子素子の一方面に配置される前記封止層の厚みが、100μm以下である、電子素子パッケージ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、封止用樹脂シートおよび電子素子パッケージに関する。
続きを表示(約 990 文字)
【背景技術】
【0002】
封止用樹脂シートは、例えば、電子素子の封止に用いられる。第1層と、第2層とを厚み方向の一方側に向かって備える封止用樹脂シートであって、封止用樹脂シートが電子素子を封止するときに、第1層が電子素子に接触し、第2層が外側に露出する封止用樹脂シートが知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載の封止用樹脂シートでは、第1層および第2層のそれぞれは、熱硬化性成分、熱可塑性成分および充填材を含む。
【0004】
特許文献1では、封止用樹脂シートを、電子素子を実装する実装基板に対して熱プレスして、封止用樹脂シートによって電子素子を封止した後、封止用樹脂シートを硬化させて、封止層が形成される。これによって、実装基板および封止層を備える積層体(パッケージ)が製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-103721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
積層体において、封止層は硬く、積層体が反り易いという不具合がある。
【0007】
そこで、封止層における充填材の配合割合、とりわけ、外側に露出する第2層における充填材の配合割合を低減して、積層体の反りを低減する試みが試案される。上記試案であれば、硬化後の第2層が軟らかくなり、積層体の反りの低減に大きく貢献すると考えられる。
【0008】
しかしながら、封止用樹脂シートによって電子素子を封止するとき、つまり、封止用樹脂シートを加熱するときに、上記試案の第2層は、過度に流動し易く、周囲の部材が第2層によって汚染されるという不具合がある。
【0009】
他方、硬化後においても第2層が周囲の部材を汚染することの抑制も求められる。
【0010】
本発明の目的は、熱プレス時および硬化後において、第2層によって周囲が汚染されることを抑制できながら、硬化後の封止用樹脂シートを含む電子素子パッケージの反りを低減できる、封止用樹脂シートおよび電子素子パッケージを提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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