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公開番号2025059559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169712
出願日2023-09-29
発明の名称積層体
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類B32B 27/06 20060101AFI20250403BHJP(積層体)
要約【課題】比較的低い比抵抗と、下地層に対する優れた密着性とを兼ね備える透明導電層を備える積層体を提供すること。
【解決手段】積層体1は、下地層3と、下地層3の厚み方向の一方側に配置される結晶質の透明導電層4とを備える。下地層3は、樹脂を含む。透明導電層4の厚み方向の一方面41は、高さが3nm以上である複数の第1隆起42を備える。下地層3の一方面31は、高さが3nm以上である少なくとも1つの第2隆起32を備える。第1隆起42は、厚み方向に投影したときに第2隆起32に重ならない非重複性第1隆起47を、少なくとも1つ備える。第1隆起42は、厚み方向に投影したときに第2隆起32に重なる重複性第1隆起48を、少なくとも1つ備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下地層と、前記下地層の厚み方向の一方側に配置される結晶質の透明導電層とを備える積層体であって、
前記下地層は、樹脂を含み、
前記透明導電層の厚み方向の一方面は、高さが3nm以上である複数の第1隆起を備え、
前記下地層の前記一方面は、高さが3nm以上である少なくとも1つの第2隆起を備え、
前記第1隆起は、
厚み方向に投影したときに前記第2隆起に重ならない非重複性第1隆起を、少なくとも1つ備え、かつ、
厚み方向に投影したときに前記第2隆起に重なる重複性第1隆起を、少なくとも1つ備える、積層体。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記重複性第1隆起は、特定成長型-重複性第1隆起を、少なくとも1つ備え、
前記特定成長型-重複性第1隆起は、厚み方向に投影したときに重なる前記第2隆起の高さよりも大きい高さを有する、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記透明導電層の材料が、インジウムスズ複合酸化物である、請求項1または請求項2に記載の積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下地層と、下地層の一方側に配置される結晶質の透明導電層とを備える積層体が、知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。特許文献1に記載の積層体では、透明導電性層の厚み方向の一方面は、第1隆起を有する。下地層の厚み方向の一方面は、第2隆起を有する。下地層の第2隆起は、厚み方向に投影したときに、透明導電性層の第1隆起に重なる。
【0003】
特許文献1の積層体の製造において、粒子を含む樹脂組成物の塗布により、下地層に、粒子の形状に対応する第2隆起を形成する。また、下地層の厚み方向の一方面に薄膜形成して、上記した第2隆起に追従する第1隆起を、透明導電層に形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-122992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
透明導電層は、非晶質の透明導電層を加熱によって、結晶質とされる。しかし、特許文献1の積層体では、上記した第2隆起に起因して、非晶質の透明導電層の結晶化において、結晶の配向が揃いにくく、つまり、結晶の成長が阻害され、そのため、結晶化した透明導電層の比抵抗が高くなるという不具合がある。
【0006】
一方、比抵抗が高くなることを抑制するために、下地層の形成において、粒子を含まない樹脂組成物を使用して、上記した第2隆起を形成しないことも検討される。しかし、第2隆起が形成されない場合、下地層と透明導電層との密着性が十分ではないという不具合がある。
【0007】
本発明は、比較的低い比抵抗と、下地層に対する優れた密着性とを兼ね備える透明導電層を備える積層体である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、下地層と、前記下地層の厚み方向の一方側に配置される結晶質の透明導電層とを備える積層体であって、前記下地層は、樹脂を含み、前記透明導電層の厚み方向の一方面は、高さが3nm以上である複数の第1隆起を備え、前記下地層の前記一方面は、高さが3nm以上である少なくとも1つの第2隆起を備え、前記第1隆起は、厚み方向に投影したときに前記第2隆起に重ならない非重複性第1隆起を、少なくとも1つ備え、かつ、厚み方向に投影したときに前記第2隆起に重なる重複性第1隆起を、少なくとも1つ備える、積層体を、含んでいる。
【0009】
本発明[2]は、前記重複性第1隆起は、特定成長型-重複性第1隆起を、少なくとも1つ備え、前記特定成長型-重複性第1隆起は、厚み方向に投影したときに重なる前記第2隆起の高さよりも大きい高さを有する、上記[1]に記載の積層体を、含んでいる。
【0010】
本発明[3]は、前記透明導電層の材料が、インジウムスズ複合酸化物である、上記[1]または上記[2]に記載の積層体を、含んでいる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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