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公開番号
2025042675
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023149738
出願日
2023-09-15
発明の名称
光学粘着シート
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250321BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】環境負荷の低減に適するとともに、フレキシブルディスプレイパネル用途に適した、光学粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート10は、粘着面11および当該粘着面11とは反対側の粘着面12を有する光学粘着シートである。粘着シート10は、光重合ポリマーをベースポリマーとして含む無溶剤型粘着シートである。粘着シート10は、25℃において100kPa以下のせん断貯蔵弾性率を有する。所定の第1高温高湿試験でのアルミニウム板の抵抗の第1変化率(R
1
/R
0
)は、120%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1粘着面および当該第1粘着面とは反対側の第2粘着面を有する光学粘着シートであって、
前記光学粘着シートが、光重合ポリマーをベースポリマーとして含む無溶剤型粘着シートであり、
前記光学粘着シートが、25℃において100kPa以下のせん断貯蔵弾性率を有し、
下記の第1高温高湿試験でのアルミニウム板の抵抗の第1変化率(R
1
/R
0
)が120%以下である、光学粘着シート。
第1高温高湿試験:
まず、厚さ20μmの保護層と、厚さ1μmの第1接着剤層と、厚さ5μmの偏光子膜と、厚さ1μmの第2接着剤層と、厚さ3μmの第1位相差層と、厚さ1μmの第3接着剤層と、厚さ4μmの第2位相差層とを厚さ方向にこの順で有する位相差層付き偏光フィルムを準備する。次に、前記位相差層付き偏光フィルムの前記第2位相差層側に、前記光学粘着シートの前記第1粘着面を貼り合わせて、粘着剤層付きフィルムを得る。次に、前記粘着剤層付きフィルムから、40mm×40mmのサイズの粘着剤層付きフィルム片を切り出す。次に、前記粘着剤層付きフィルム片の粘着剤層側を、45mm×50mm×1mmの正方形のアルミニウム板の平面視中央に貼り合わせて、積層体を得る。次に、前記積層体における前記アルミニウム板の初期抵抗値R
0
を測定する。次に、前記積層体を、温度50℃および圧力0.5MPaの条件で、15分間、オートクレーブ処理する。次に、前記積層体を、室温で1時間、静置する。次に、前記積層体を、温度85℃および相対湿度85%の条件で、120時間、高温高湿環境下に静置する。次に、前記積層体における前記アルミニウム板の抵抗値R
1
を測定する。次に、初期抵抗値R
0
に対する抵抗値R
1
の第1変化率(R
1
/R
0
)を算出する。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
下記の第2高温高湿試験でのアルミニウム板の抵抗の第2変化率(R
2
/R
0
)が150%以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
第2高温高湿試験:
まず、前記第1高温高湿試験の後の前記積層体を、温度85℃および相対湿度85%の条件で、120時間、高温高湿環境下に静置する。次に、前記積層体における前記アルミニウム板の抵抗値R
2
を測定する。次に、初期抵抗値R
0
に対する抵抗値R
2
の第2変化率(R
2
/R
0
)を算出する。
【請求項3】
-20℃において200kPa以下のせん断貯蔵弾性率を有する、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項4】
40℃および相対湿度92%の条件で測定される透湿度が700g/m
2
・24h以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項5】
Cdイオン含有量が5mg/kg以下である、請求項1から4のいずれか一つに記載の光学粘着シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学粘着シートに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスプレイパネルは、例えば、画素パネル、偏光フィルムおよびカバーフィルムなどの要素を含む積層構造を有する。ディスプレイパネルの製造過程では、積層構造に含まれる要素どうしの接合のために、例えば、光学的に透明な粘着シート(光学粘着シート)が用いられる。
【0003】
一方、スマートフォン用およびタブレット端末用に、繰り返し折り曲げ可能(フォルダブル)なディスプレイパネルの開発が進んでいる。フォルダブルディスプレイパネルは、具体的には、屈曲形状とフラットな非屈曲形状との間で、繰り返し変形可能である。このようなフォルダブルディスプレイパネルでは、積層構造中の各要素が、繰り返し折り曲げ可能に作製されており、そのような要素間の接合に薄い光学粘着シートが用いられている。フォルダブルディスプレイパネルなどフレキシブルディスプレイパネル用の光学粘着シートについては、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-111754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の光学粘着シートは、次のようにして製造される。まず、アクリルベースポリマーを形成するためのモノマー成分と、熱重合開始剤と、溶媒とを含む反応溶液が調製された後、反応溶液中の溶液重合によってアクリルベースポリマーが形成される。次に、当該アクリルベースポリマーを含有するポリマー溶液に熱架橋剤が加えられて粘着剤組成物(溶剤型の粘着剤組成物)が調製される。次に、はく離ライナー上に粘着剤組成物が塗布されて塗膜が形成される。次に、はく離ライナー上の塗膜が加熱によって乾燥されて、粘着剤層が形成される(乾燥工程)。次に、エージング処理により、粘着剤層内において、熱架橋剤によるベースポリマーの架橋反応が進行される。以上のようにして、光学粘着シートがはく離ライナー上に形成される。このように、特許文献1には、溶剤型の粘着剤組成物から形成された光学粘着シートが記載されている。
【0006】
しかしながら、上記乾燥工程では、塗膜中の比較的多量の溶剤が塗膜外に揮発する。製造過程にこのような工程を含む光学粘着シートは、環境負荷の低減の観点から好ましくない。
【0007】
一方、フレキシブルディスプレイパネル用の光学粘着シートには、デバイス変形時に被着体(積層構造の要素)に追従できる高度な柔軟変形性が求められる。しかしながら、画素パネルの配線形成面と偏光フィルムとが従来の光学粘着シートを介して接合されているフレキシブルディスプレイパネルでは、光学粘着シートが軟質なほど、画素パネル表面の配線が腐食しやすい。これは、光学粘着シートが軟質なほど、偏光フィルムに由来するヨウ素イオンが当該光学粘着シートを通過しやすいからであると考えられる(ヨウ素イオンは画素パネルの配線を腐食させる)。
【0008】
本発明は、環境負荷の低減に適するとともに、フレキシブルディスプレイパネル用途に適した、光学粘着シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、第1粘着面および当該第1粘着面とは反対側の第2粘着面を有する光学粘着シートであって、前記光学粘着シートが、光重合ポリマーをベースポリマーとして含む無溶剤型粘着シートであり、前記光学粘着シートが、25℃において100kPa以下のせん断貯蔵弾性率を有し、下記の第1高温高湿試験でのアルミニウム板の抵抗の第1変化率(R
1
/R
0
)が120%以下である、光学粘着シートを含む。
【0010】
第1高温高湿試験:
まず、厚さ20μmの保護層と、厚さ1μmの第1接着剤層と、厚さ5μmの偏光子膜と、厚さ1μmの第2接着剤層と、厚さ3μmの第1位相差層と、厚さ1μmの第3接着剤層と、厚さ4μmの第2位相差層とを厚さ方向にこの順で有する位相差層付き偏光フィルムを準備する。次に、前記位相差層付き偏光フィルムの前記第2位相差層側に、前記光学粘着シートの前記第1粘着面を貼り合わせて、粘着剤層付きフィルムを得る。次に、前記粘着剤層付きフィルムから、40mm×40mmのサイズの粘着剤層付きフィルム片を切り出す。次に、前記粘着剤層付きフィルム片の粘着剤層側を、45mm×50mm×1mmの正方形のアルミニウム板の平面視中央に貼り合わせて、積層体を得る。次に、前記積層体における前記アルミニウム板の初期抵抗値R0を測定する。次に、前記積層体を、温度50℃および圧力0.5MPaの条件で、15分間、オートクレーブ処理する。次に、前記積層体を、室温で1時間、静置する。次に、前記積層体を、温度85℃および相対湿度85%の条件で、120時間、高温高湿環境下に静置する。次に、前記積層体における前記アルミニウム板の抵抗値R
1
を測定する。次に、初期抵抗値R
0
に対する抵抗値R
1
の第1変化率(R
1
/R
0
)を算出する。
(【0011】以降は省略されています)
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