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公開番号2025078896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2022058279
出願日2022-03-31
発明の名称断熱シート
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 59/02 20060101AFI20250514BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】断熱シートから粉体が流出することを抑え、包装材層の破損を抑えることができる断熱シートの提供。
【解決手段】断熱シートは、外力が加わることで発塵する1層以上の第1発塵層と、包装フィルムで形成され、1層以上の第1発塵層を被覆する包装材層と、を備え、下記式(1)を満たす。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025078896000013.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">36</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">169</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、A:包装フィルムのヤング率(MPa)、B:包装フィルムの破断強度(MPa)、C:包装フィルムの破断伸び(%)、D:圧縮時に包装フィルムに加わる引張強度(MPa)、F:第1発塵層を含む断熱材の面積(m2)、G:包装フィルムの窒素透過度(cm3/(m2・day・MPa))、H:包装材層の通気口の通気度(cm3/(cm2・s))、I:通気口の面積(cm2)、J:断熱材の厚み(mm)。)
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外力が加わることで発塵する、1層以上の第1発塵層と、
包装フィルムで形成され、1層以上の前記第1発塵層を被覆する包装材層と、
を備え、
下記式(1)を満たす断熱シート。
TIFF
2025078896000011.tif
36
169
(式中、Aは、包装フィルムのヤング率(MPa)であり、Bは、包装フィルムの破断強度(MPa)であり、Cは、包装フィルムの破断伸び(%)であり、Dは、圧縮時に包装フィルムに加わる引張強度(MPa)であり、Fは、第1発塵層を含む断熱材の面積(m

)であり、Gは、包装フィルムの窒素透過度(cm
3
/(m
2
・day・MPa))であり、Hは、包装材層の通気口の通気度(cm
3
/(cm
2
・s))であり、Iは通気口の面積(cm
2
)であり、Jは断熱材の厚み(mm)である。)
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
下記式(2)を満たす請求項1に記載の断熱シート。
TIFF
2025078896000012.tif
36
169
(式中、Fは、第1発塵層を含む断熱材の面積(m

)であり、Gは、包装フィルムの窒素透過度(cm
3
/(m
2
・day・MPa))であり、Hは、包装材層の通気口の通気度(cm
3
/(cm
2
・s))であり、Iは通気口の面積(cm
2
)であり、Jは断熱材の厚み(mm)である。)
【請求項3】
前記第1発塵層が、シリカ粒子を含む請求項1又は2に記載の断熱シート。
【請求項4】
前記第1発塵層が、さらに無機繊維を含む請求項3に記載の断熱シート。
【請求項5】
前記包装材層が、前記第1発塵層と接着していない請求項1~4の何れか一項に記載の断熱シート。
【請求項6】
外力が加わった際、前記第1発塵層よりも発塵が少ない、1層以上の第2発塵層を有し、
前記包装材層が、1層以上の前記第2発塵層をさらに被覆する請求項1~5の何れか一項に記載の断熱シート。
【請求項7】
前記第2発塵層が、内部に空隙を有する多孔質体を有する請求項6に記載の断熱シート。
【請求項8】
前記第2発塵層が、無機繊維とバインダーとを有する請求項7に記載の断熱シート。
【請求項9】
前記第2発塵層が、発泡樹脂を含む請求項7に記載の断熱シート。
【請求項10】
前記包装材層が、前記第2発塵層と接着していない請求項6~9の何れか一項に記載の断熱シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
断熱シートとして、例えば、ケイ酸エアロゲル等の金属酸化物からなる高分散セラミック材料で構成された中間層と、その中間層の上下両面に設けられ、セラミック紙、セラミック箔等からなるベアリング層とを含む、プレスされた支持体を収縮可能なプラスチックフィルムで被覆した断熱成形体がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
中間層は金属酸化物の粉体を成形して形成されており、中間層の表面は粗く、その表面の一部が崩れる、いわゆる粉落ちが生じ易いため、特許文献1の断熱成形体では、中間層を含む支持体をプラスチックフィルムで被覆して金属酸化物が中間層の表面から剥がれても外部に流出しないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開第5792540号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の断熱成形体は、支持体をプラスチックフィルムで被覆する包装時の気圧と異なる気圧環境に断熱成形体が置かれると、プラスチックフィルムの内外の気圧差によってプラスチックフィルムの内部が減圧状態となるため、プラスチックフィルムが膨張して破損又は破裂し易い、という問題があった。また、外力によってプラスチックフィルムが加圧圧縮された時も、同様にプラスチックフィルムが破損又は破裂し易い、という問題があった。
【0006】
プラスチックフィルムの破損又は破裂を抑えるために、プラスチックフィルムに通気口を設けると、中間層の粉落ちにより中間層を構成する金属酸化物の粉末が通気口から外部に流出する可能性がある。金属酸化物の粉末を成形した断熱材のように外部からの応力等が加わることで粉落ち等の発塵し易い部材を被覆した包装材層に通気口を設けた断熱シートを、煤塵等が殆どないクリーンな環境等、煤塵等を好まない用途で使用するためには、金属酸化物の粉末が包装材層から流出しないことが重要である。
【0007】
本発明の一態様は、断熱シートから粉体が流出することを抑えると共に、包装材層の破損を抑えることができる断熱シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る断熱シートの一態様は、
外力が加わることで発塵する、1層以上の第1発塵層と、
包装フィルムで形成され、1層以上の前記第1発塵層を被覆する包装材層と、
を備え、
下記式(1)を満たす。
【0009】
TIFF
2025078896000002.tif
36
169
(式中、Aは、包装フィルムのヤング率(MPa)であり、Bは、包装フィルムの破断強度(MPa)であり、Cは、包装フィルムの破断伸び(%)であり、Dは、圧縮時に包装フィルムに加わる引張強度(MPa)であり、Fは、第1発塵層を含む断熱材の面積(m

)であり、Gは、包装フィルムの窒素透過度(cm
3
/(m
2
・day・MPa))であり、Hは、包装材層の通気口の通気度(cm
3
/(cm
2
・s))であり、Iは通気口の面積(cm
2
)であり、Jは断熱材の厚み(mm)である。)
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る断熱シートの一態様は、断熱シートから粉体が流出することを抑えると共に、包装材層の破損を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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