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公開番号
2025070267
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180449
出願日
2023-10-19
発明の名称
楕円偏光板および画像表示装置
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250424BHJP(光学)
要約
【課題】異形加工部分の周辺での視認性の変化が抑制された楕円偏光板を提供する。
【解決手段】楕円偏光板(101)は、厚みが15μm以上の偏光子(10)の両面に透明保護フィルム(11,12)を備える偏光板(1)、および偏光板の透明保護フィルム(1)上に貼り合わせられた位相差層(3)を備える。楕円偏光板は、異形の形状を有する。偏光子(1)の吸収軸方向と位相差層(3)の遅相軸方向のなす角は10~80°である。位相差層(3)は、波長450nmにおける正面レターデーションRe(450)、波長550nmにおける正面レターデーションRe(550)、および波長650nmにおける正面レターデーションRe(650)が、Re(450)<Re(550)<Re(650)を満たし、液晶分子がホモジニアス配向している配向液晶層を少なくとも1層含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
偏光子と、偏光子の第一主面に貼り合わせられた第一透明保護フィルムと、偏光子の第二主面に貼り合わせられた第二透明保護フィルムとを備える偏光板;および前記偏光板の第一透明保護フィルム上に貼り合わせられた位相差層を備え、
平面視において矩形ではない異形の形状を有する枚葉の楕円偏光板であって、
前記偏光子の吸収軸方向と前記位相差層の遅相軸方向のなす角が10~80°であり、
前記偏光子は厚みが15μm以上であり、
前記位相差層は、
波長450nmにおける正面レターデーションRe(450)、波長550nmにおける正面レターデーションRe(550)、および波長650nmにおける正面レターデーションRe(650)が、Re(450)<Re(550)<Re(650)を満たし、
液晶分子がホモジニアス配向している配向液晶層を少なくとも1層含む、
楕円偏光板。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記位相差層は、2層以上の配向液晶層を含み、
そのうち少なくとも1層が、液晶分子がホモジニアス配向している配向液晶層である、請求項1に記載の楕円偏光板。
【請求項3】
前記位相差層は、液晶分子がホモジニアス配向している配向液晶層と、液晶分子がホメオトロピック配向している配向液晶層を含む、請求項1に記載の円偏光板。
【請求項4】
前記位相差層は、液晶分子がホモジニアス配向している配向液晶層を2層以上含み、複数の配向液晶層の遅相軸方向のなす角が10~80°である、請求項1に記載の円偏光板。
【請求項5】
画像表示セルの視認側表面に、請求項1~4のいずれか1項に記載の楕円偏光板が設けられている、車載用画像表示装置。
【請求項6】
前記画像表示セルが有機ELセルである、請求項5に記載の車載用画像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光板の一主面上に位相差層を備える楕円偏光板、および画像表示セルの表面に楕円偏光板を備える画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯電話、スマートフォン、カーナビゲーション装置、パソコン用モニタ、テレビ等は、画像表示素子を備える表示デバイスであり、画像表示素子として、液晶表示装置や有機EL表示装置を備えている。液晶表示装置は、その表示原理から、画像表示セルの視認側表面に偏光板が配置されている。また、有機EL表示装置では、外光が金属電極(陰極)で反射されて鏡面のように視認されることを抑制するために、画像表示セルの視認側表面に楕円偏光板(例えば、偏光板と1/4波長板とを積層した円偏光板)が配置される。
【0003】
近年では、薄型化や曲面化が可能である有機EL表示装置の採用が進んでおり、自動車のインストルメントパネルやコンソールに配設される計器類等にも有機EL表示装置が採用されるようになっている。これらの表示装置に用いられる偏光板等の光学フィルムは、平面視形状が矩形ではない形状(異形)に加工される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-47611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車載用の画像表示装置は、高温、高湿等の過酷な環境下においても、表示特性の変化が小さいことが要求される。しかし、有機ELセルの表面に異形加工された円偏光板を備える画像表示装置は、高温環境に長時間曝されると、ノッチや切り欠き等の異形加工部分の周辺で、反射光の色付きが視認されやすくなるとの課題がある。
【0006】
上記に鑑み、本発明は、異形加工部分の周辺での視認性の変化が抑制された楕円偏光板の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、平面視において矩形ではない異形の形状を有する枚葉の楕円偏光板に関する。楕円偏光板は、厚みが15μm以上の偏光子の両面に透明保護フィルムを備える偏光板、および偏光板の一方の面の透明保護フィルム上に貼り合わせられた位相差層を備える。偏光子の吸収軸方向と位相差層の遅相軸方向のなす角は10~80°である。位相差層は、波長450nmにおける正面レターデーションRe(450)、波長550nmにおける正面レターデーションRe(550)、および波長650nmにおける正面レターデーションRe(650)が、Re(450)<Re(550)<Re(650)を満たす。
【0008】
位相差層は、液晶分子がホモジニアス配向している配向液晶層を少なくとも1層含む。位相差層は2層以上の配向液晶層を含んでいてもよく、そのうち少なくとも1層が、ホモジニアス配向液晶層である。位相差層は、2層以上のホモジニアス配向液晶層を含んでいてもよい。位相差層は、液晶分子がホモジニアス配向している配向液晶層と、液晶分子がホメオトロピック配向している配向液晶層を含んでいてもよい。
【0009】
本発明の楕円偏光板は、車載用画像表示装置の形成に好適に用いられる。一実施形態において、楕円偏光板は、画像表示セルの視認側表面に配置して用いられる。画像表示セルは有機ELセルであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の楕円偏光板は、高温環境に長時間曝された場合でも位相差層の正面レターデーションの変化が小さく、異形加工部の周辺での視認性の変化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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