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公開番号
2025105156
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223500
出願日
2023-12-28
発明の名称
皮膚貼付用粘着シート
出願人
株式会社ニトムズ
,
日東電工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
153/00 20060101AFI20250703BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】アクリル系ホットメルト型粘着剤により形成された粘着剤層を備え、皮膚貼付用途に適した性能をバランスよく両立することのできる皮膚貼付用粘着シートを提供する。
【解決手段】
提供される皮膚貼付用粘着シートは、アクリル系ブロック共重合体と可塑剤とを含むアクリル系ホットメルト型粘着剤により形成された粘着剤層を備える。上記アクリル系ブロック共重合体は、ソフトブロックおよびハードブロックを有する。上記ソフトブロックを構成するモノマー成分は、アルキル基の炭素原子数が6~12であるアルキルアクリレートの含有量が40重量%以上である。上記可塑剤は、HLBが0.5以上3以下の可塑剤を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粘着剤層を備えた皮膚貼付用粘着シートであって、
前記粘着剤層は、アクリル系ブロック共重合体と可塑剤とを含むアクリル系ホットメルト型粘着剤により形成されており、
前記アクリル系ブロック共重合体は、ソフトブロックおよびハードブロックを有し、
前記ソフトブロックを構成するモノマー成分は、アルキル基の炭素原子数が6~12であるアルキルアクリレートの含有量が40重量%以上であり、
前記可塑剤は、HLBが0.5以上3以下の可塑剤を含む、皮膚貼付用粘着シート。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記粘着剤層は粘着付与樹脂を含む、請求項1に記載の皮膚貼付用粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤層における前記粘着付与樹脂の含有量は、前記アクリル系ブロック共重合体100重量部に対して60重量部以上150重量部以下である、請求項2に記載の皮膚貼付用粘着シート。
【請求項4】
前記粘着付与樹脂は、軟化点が60℃以上120℃以下の粘着付与樹脂を含む、請求項2に記載の皮膚貼付用粘着シート。
【請求項5】
前記粘着剤層における前記可塑剤の含有量は、前記アクリル系ブロック共重合体100重量部に対して60重量部以上150重量部以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の皮膚貼付用粘着シート。
【請求項6】
前記可塑剤として脂肪酸エステルを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の皮膚貼付用粘着シート。
【請求項7】
前記粘着剤層を支持する基材を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の皮膚貼付用粘着シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚貼付用粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
医療分野やスポーツ分野、美容分野等において、例えば医療機器その他の測定機器の皮膚面への固定、皮膚面の保護や装飾等の目的で、皮膚貼付用の粘着シートが使用されることがある。皮膚貼付用粘着シートは、皮膚に対する良好な粘着性や固定性を発揮することができ、かつ、皮膚へのダメージや糊残りを抑えつつ剥がすことのできる性能を有することが望ましい。皮膚に貼り付けられる用途向けの粘着剤または粘着テープに関する従来技術文献として、特許文献1、2が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6724542号公報
特開2007-314584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2に開示された具体例では、いずれも溶剤型のアクリル系粘着剤組成物を用いて粘着剤層を形成している。一方、近年では、環境衛生等の観点から溶剤フリーの粘着剤組成物の使用が好まれる傾向にある。皮膚貼付用粘着シートの分野においても、従来の溶剤型のアクリル系粘着剤組成物に代えて溶剤フリーの粘着剤組成物、例えばホットメルト型の粘着剤組成物を使用して製造することができ、かつ所望の性能を発揮することのできる粘着シートが提供されれば有用である。
【0005】
そこで本発明は、アクリル系ホットメルト型粘着剤により形成された粘着剤層を備え、皮膚貼付用途に適した性能をバランスよく両立することのできる皮膚貼付用粘着シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書により提供される皮膚貼付用粘着シートは、アクリル系ブロック共重合体と可塑剤とを含むアクリル系ホットメルト型粘着剤により形成された粘着剤層を備える。上記アクリル系ブロック共重合体は、ソフトブロックおよびハードブロックを有する。上記ソフトブロックを構成するモノマー成分は、アルキル基の炭素原子数が6~12であるアルキルアクリレート(以下、C
6-12
アルキルアクリレートともいう。)の含有量が40重量%以上である。上記可塑剤は、HLBが0.5以上3以下の可塑剤を含む。C
6-12
アルキルアクリレートの含有量が40重量%以上であるソフトブロックを有するアクリル系ブロック共重合体と、HLBが0.5以上3以下の可塑剤と、を組み合わせて含む粘着剤層によると、皮膚に対する良好な粘着性や固定性と、皮膚からの良好な剥離性(例えば、皮膚へのダメージや糊残りを抑えつつ剥がすことのできる性能)とをバランスよく両立する皮膚貼付用粘着シートを実現し得る。上記可塑剤としては、例えば、HLBが上記範囲にある脂肪酸エステルを好ましく用いることができる。
【0007】
いくつかの態様において、上記粘着剤層は粘着付与樹脂を含むことが好ましい。粘着付与樹脂の使用により、皮膚への粘着性や固定性を向上させ得る。アクリル系ブロック共重合体100重量部に対する粘着付与樹脂の使用量は、皮膚からの良好な剥離性とのバランスを考慮して、例えば60重量部以上150重量部以下とすることが適当である。
【0008】
いくつかの態様において、上記粘着付与樹脂は、軟化点が60℃以上120℃以下の粘着付与樹脂を含むことが好ましい。軟化点が上記範囲にある粘着付与樹脂によると、皮膚からの良好な剥離性への影響を抑えつつ、皮膚への粘着性や固定性を向上させやすい。
【0009】
いくつかの態様において、粘着剤層における可塑剤の含有量は、上記アクリル系ブロック共重合体100重量部に対して60重量部以上150重量部以下であることが好ましい。可塑剤の含有量を上記範囲とすることにより、皮膚に対する良好な粘着性や固定性と、皮膚からの良好な剥離性とをより好適に両立する皮膚貼付用粘着シートを実現し得る。
【0010】
ここに開示される皮膚貼付用粘着シートは、上記粘着剤層を支持する基材を含んでいてもよい。皮膚貼付用粘着シートが基材を有する構成であることは、該粘着シートの取扱い性や加工性等の観点から有利となり得る。
(【0011】以降は省略されています)
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