TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025073271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183895
出願日
2023-10-26
発明の名称
表面保護フィルム付き光学積層体
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類
G02B
1/18 20150101AFI20250502BHJP(光学)
要約
【課題】ピックアップ不良の発生を抑制できる表面保護フィルム付き光学積層体を提供する。
【解決手段】光学積層体10は、はく離ライナー11、粘着剤層12、透明フィルム基材13、防汚層14及び表面保護フィルム15をこの順に備える。はく離ライナー11の粘着剤層12側とは反対側の主面11aは、光学積層体10の第1主面10aである。表面保護フィルム15の防汚層14側とは反対側の主面15aは、光学積層体10の第2主面10bである。光学積層体10の第1主面10aの表面抵抗率、及び光学積層体10の第2主面10bの表面抵抗率は、いずれも1.0×10
13
Ω/□以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
はく離ライナー、粘着剤層、透明フィルム基材、防汚層及び表面保護フィルムをこの順に備える表面保護フィルム付き光学積層体であって、
前記はく離ライナーの前記粘着剤層側とは反対側の主面が、前記表面保護フィルム付き光学積層体の第1主面であり、
前記表面保護フィルムの前記防汚層側とは反対側の主面が、前記表面保護フィルム付き光学積層体の第2主面であり、
前記表面保護フィルム付き光学積層体の前記第1主面及び前記第2主面の表面抵抗率が、いずれも1.0×10
13
Ω/□以下である、表面保護フィルム付き光学積層体。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記防汚層と前記表面保護フィルムとが接しており、
前記防汚層の前記表面保護フィルム側の主面の水接触角が、100°以上である、請求項1に記載の表面保護フィルム付き光学積層体。
【請求項3】
前記防汚層と前記表面保護フィルムとが接しており、
前記防汚層と前記表面保護フィルムとの密着強度が、0.07N/50mm以下である、請求項1に記載の表面保護フィルム付き光学積層体。
【請求項4】
前記表面保護フィルム付き光学積層体の前記第2主面の表面抵抗率が、1.0×10
8
Ω/□以上である、請求項1に記載の表面保護フィルム付き光学積層体。
【請求項5】
前記透明フィルム基材は、透明フィルムと、前記透明フィルムの第1主面側に設けられたハードコート層とを備え、
前記透明フィルムの第2主面側に前記粘着剤層が設けられている、請求項1に記載の表面保護フィルム付き光学積層体。
【請求項6】
前記透明フィルム基材と前記防汚層との間に設けられた反射防止層を更に備える、請求項1に記載の表面保護フィルム付き光学積層体。
【請求項7】
前記透明フィルム基材と前記反射防止層との間に設けられたプライマー層を更に備える、請求項6に記載の表面保護フィルム付き光学積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面保護フィルム付き光学積層体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
画像表示装置の最表面に配置される反射防止フィルム、タッチパネルの位置検出用フィルム、窓ガラスやショーウィンドウに貼り合わせられるウインドウフィルム等は、外部から接触可能な状態で使用されるため、指紋、手垢、埃等による汚染の影響を受けやすい。そのため、外部環境からの汚染防止や、付着した汚染物質の除去を容易とする目的で、防汚層が設けられている。
【0003】
これらの光学フィルム(光学積層体)は、加工時や輸送時等において使用前の状態での傷付きや汚染等を防止するために表面保護フィルムが仮着される(例えば特許文献1参照)。以下、表面保護フィルムが仮着された光学積層体を、「表面保護フィルム付き光学積層体」又は単に「光学積層体」と記載することがある。
【0004】
特許文献1に記載の表面保護フィルム付き光学積層体(光学フィルター用積層プラスチックフィルム)では、表面保護フィルムとは反対側の面に、粘着層及び離型フィルム(はく離ライナー)を順次積層させている。はく離ライナーは、光学積層体を被着体(例えば画像表示パネル等)に貼り合わせるまでの間、粘着層を保護する。このため、特許文献1に記載の光学積層体は、被着体に貼り合わせるまでの間、一方の主面が表面保護フィルムの表面となり、他方の主面がはく離ライナーの表面となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-151996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
他方、光学積層体を画像表示パネル等に貼り合わせる際は、例えば、吸着治具を用いて、積み重ねられた複数枚の光学積層体から1枚ずつピックアップする工程が設けられる。この際、静電気により、1枚目の光学積層体のはく離ライナーと2枚目の光学積層体の表面保護フィルムとが密着しやすくなる傾向がある。はく離ライナーと表面保護フィルムとの密着性が強くなると、1枚目の光学積層体をピックアップする際に、2枚目の光学積層体とともにピックアップしたり、2枚目の光学積層体から表面保護フィルムが剥離したりする場合がある。以下、光学積層体のピックアップ工程時における上記不具合を、「ピックアップ不良」と記載することがある。特に、表面保護フィルムの直下に防汚層が設けられた光学積層体では、水分や油分を撥きやすい防汚層の性質上、防汚層と表面保護フィルムとの密着性が低くなり、防汚層から表面保護フィルムが剥離しやすくなる傾向がある。特許文献1に記載の技術だけでは、ピックアップ不良の発生を抑制することは難しい。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピックアップ不良の発生を抑制できる表面保護フィルム付き光学積層体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
<本発明の態様>
本発明には、以下の態様が含まれる。
【0009】
[1]はく離ライナー、粘着剤層、透明フィルム基材、防汚層及び表面保護フィルムをこの順に備える表面保護フィルム付き光学積層体であって、
前記はく離ライナーの前記粘着剤層側とは反対側の主面が、前記表面保護フィルム付き光学積層体の第1主面であり、
前記表面保護フィルムの前記防汚層側とは反対側の主面が、前記表面保護フィルム付き光学積層体の第2主面であり、
前記表面保護フィルム付き光学積層体の前記第1主面及び前記第2主面の表面抵抗率が、いずれも1.0×10
13
Ω/□以下である、表面保護フィルム付き光学積層体。
【0010】
[2]前記防汚層と前記表面保護フィルムとが接しており、
前記防汚層の前記表面保護フィルム側の主面の水接触角が、100°以上である、前記[1]に記載の表面保護フィルム付き光学積層体。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日東電工株式会社
配線回路基板
16日前
日東電工株式会社
導光フィルム、及び照明装置
5日前
日東電工株式会社
楕円偏光板および画像表示装置
16日前
日東電工株式会社
コネクタおよびコネクタユニット
4日前
日東電工株式会社
表面保護フィルム付き光学積層体
5日前
日東電工株式会社
光学フィルム片およびその製造方法
2日前
日東電工株式会社
積層光学フィルムおよび画像表示装置
10日前
日東電工株式会社
積層フィルムおよび位相差層付偏光板の製造方法
6日前
日東電工株式会社
積層フィルムおよび位相差層付偏光板の製造方法
6日前
日東電工株式会社
積層体
16日前
日東電工株式会社
有機EL表示装置
5日前
日東電工株式会社
防水膜とこれを備える防水部材及び電子機器
16日前
日東電工株式会社
粘着剤組成物、粘着シート、粘着シート付き光学フィルム、並びに、粘着シート及び粘着シート付き光学フィルムの製造方法
5日前
個人
再帰反射材
1か月前
カンタツ株式会社
光学系
5日前
株式会社シグマ
レンズ鏡筒
16日前
株式会社シグマ
結像光学系
9日前
日本精機株式会社
表示装置
6日前
ビアメカニクス株式会社
光反射装置
1か月前
個人
ユニバーサルヒンジ眼鏡の改良
26日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
16日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
1か月前
株式会社カネカ
光学フィルム
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
特殊発光印刷物
5日前
AGC株式会社
光学素子
9日前
白金科技股分有限公司
光学フィルター
5日前
国立大学法人徳島大学
光位相変調モジュール
17日前
株式会社ジュン
メガネの製作システム
24日前
個人
内面計測装置用ヘッド、及び内面計測装置
1か月前
キヤノン株式会社
光学装置
1か月前
新光電気工業株式会社
光導波路装置
3日前
有限会社オプトセラミックス
空中結像装置
20日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
16日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
1か月前
二幸電気工業株式会社
光コネクタプラグ
16日前
住友化学株式会社
積層体および表示装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る