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公開番号2025041466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148786
出願日2023-09-13
発明の名称通気構造
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所,個人,個人
主分類H05K 5/06 20060101AFI20250318BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】筐体の通気口に装着された通気部品が、通気口から離脱することを抑制することに適した通気構造を提供する。
【解決手段】通気構造3aは、筐体2aと通気部品1aとを備える。筐体2aは、筐体2aの内部空間2uと外部空間2vとを連通させる通気口21の周方向に位置し、筐体2aの外表面2sから突出している少なくとも1つのストッパー部22を有する。通気部品1aは、通気口21に装着され、内部空間2uと外部空間2vとの間の通気経路として貫通孔を有する筒状の内部部材10aと、内部部材10aの外周部12bに装着され、貫通孔の開口を覆う外部部材30aと、を備える。筐体2aの外表面2sを基準とする平面視で、ストッパー部22の基端部22aは通気部品1aと重複しておらず、ストッパー部22の少なくとも一部は通気部品1aと重複している。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と通気部品とを備える通気構造であって、
前記筐体は、前記筐体の内部空間と外部空間とを連通させる通気口の周方向に位置し、前記筐体の外表面から突出している少なくとも1つのストッパー部を有し、
前記通気部品は、
前記通気口に装着され、前記内部空間と前記外部空間との間の通気経路として貫通孔を有する筒状の内部部材と、
前記内部部材の外周部に装着され、前記貫通孔の開口を覆う外部部材と、
を備え、
前記筐体の前記外表面を基準とする平面視で、前記ストッパー部の基端部は前記通気部品と重複しておらず、前記ストッパー部の少なくとも一部は前記通気部品と重複している、
通気構造。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記平面視で、前記ストッパー部の先端部は前記通気部品と重複している、
請求項1に記載の通気構造。
【請求項3】
前記ストッパー部は、前記通気口に装着された前記通気部品の前記通気口から離脱する方向への移動を規制する、
請求項1に記載の通気構造。
【請求項4】
前記筐体の前記外表面を基準とする側面視で、前記通気口に装着された前記通気部品の下面と前記通気口の縁の上面との間の垂直方向の最大長さが、前記通気口に装着された前記通気部品の上面と前記ストッパー部の下面との間の垂直方向の最大長さよりも大きい、
請求項1に記載の通気構造。
【請求項5】
前記通気部品は、前記貫通孔の開口を塞ぐように取り付けられた通気膜をさらに備える、
請求項1に記載の通気構造。
【請求項6】
前記少なくとも1つのストッパー部は、下記(i)及び(ii)からなる群から選択される少なくとも1つを満たす、
請求項1に記載の通気構造。
(i)前記通気部品が前記通気口に装着された後、前記筐体の前記外表面から突出しているプレストッパー部を前記通気口の縁に向かって傾斜、屈曲、又は湾曲することで形成され、前記プレストッパー部は、前記筐体の前記外表面を基準とする側面視で、前記外表面と前記通気部品の上面との間の垂直方向の最大長さよりも大きい垂直方向の長さを有する。
(ii)前記通気部品が前記通気口に装着された後、前記ストッパー部を前記筐体の前記外表面に固着することで形成される。
【請求項7】
上記(i)を満たすとき、
前記プレストッパー部は、薄肉部と前記薄肉部の厚さよりも大きい厚さを有する厚肉部とを有する、
請求項6に記載の通気構造。
【請求項8】
前記少なくとも1つのストッパー部は、複数のストッパー部を含み、
前記複数のストッパー部は、前記通気口の前記周方向に沿って位置している、
請求項1に記載の通気構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通気構造に関し、特に、筐体と通気部品とを備える通気構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ランプ、インバータ、コンバータ、電子制御装置(ECU)、バッテリーパック、レーダー、及びカメラ等の車載用電装部品、並びに家庭用、医療用、オフィス用等の各種の電子機器の筐体に、筐体の内部空間と外部空間との通気を確保するとともに、筐体内部への異物の侵入を抑制する通気構造が形成されることがある。通気構造は、一般に、通気部品が筐体の開口部に固定された構造を有している。通気構造によって、筐体内部への水、塵芥等の侵入を防ぎながら、温度変化に伴う筐体内部の圧力変動を緩和できる。
【0003】
例えば、特許文献1には、筐体と筐体の突起に固定された通気部品とを備えた通気構造が記載されている。通気部品は、内部部材、通気膜、及び外部部材を備える。筐体と通気部品とは、筐体の突起が内部部材の開口から挿入され、かつ、内部部材の内周面と突起の外周面とが当接することで固定されている。
【0004】
例えば、特許文献2には、筐体と筐体の突起に固定された通気アセンブリとを備えた通気構造が記載されている。通気アセンブリは、内部部材、通気膜、及び外部部材を備える。筐体と通気アセンブリとは、筐体の突起が内部部材の開口から挿入され、かつ、内部部材の内周面と突起の外周面とが当接することで固定されている。
【0005】
例えば、特許文献3には、筐体と筐体の開口部に固定された通気部材とを備えた通気構造が記載されている。通気部材は、通気膜、及び通気膜を支持する支持部と開口部へ挿入される挿入部とを有する支持体を備える。挿入部は、挿入開始側に形成された複数の脚部を含んでいる。脚部は、その挿入開始側端部に外周がテーパー状に加工された係止部を含んでいる。通気部材の挿入部を筐体の開口部へ挿入すると、係止部が開口部に押圧され、複数の脚部が内方に撓むため、筐体に対する通気部材の挿入圧が低減される。係止部は、開口部を通過し押圧から解放されると、筐体の内面に係止され、これにより、通気部材が筐体に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2021/145383号
国際公開第2020/075857号
特開2004-47425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1~3に記載されるような筐体と通気部品とを備えた通気構造は、筐体の通気口に装着された通気部品が、通気口から離脱することを抑制する観点から再検討の余地を有する。
【0008】
そこで、本発明は、筐体の通気口に装着された通気部品が、通気口から離脱することを抑制することに適した通気構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、鋭意検討した結果、通気口に装着された通気部品の通気口から離脱する方向への移動を規制するストッパー部を設けることにより、上記目的が達成されることを見出した。
【0010】
本発明は、
筐体と通気部品とを備える通気構造であって、
前記筐体は、前記筐体の内部空間と外部空間とを連通させる通気口の周方向に位置し、前記筐体の外表面から突出している少なくとも1つのストッパー部を有し、
前記通気部品は、
前記通気口に装着され、前記内部空間と前記外部空間との間の通気経路として貫通孔を有する筒状の内部部材と、
前記内部部材の外周部に装着され、前記貫通孔の開口を覆う外部部材と、
を備え、
前記筐体の前記外表面を基準とする平面視で、前記ストッパー部の基端部は前記通気部品と重複しておらず、前記ストッパー部の少なくとも一部は前記通気部品と重複している、
通気構造、
を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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