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公開番号2025063492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172743
出願日2023-10-04
発明の名称光学粘着シート、および、はく離ライナー付き光学粘着シート
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類C09J 7/40 20180101AFI20250409BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】フレキシブルデバイス用途に適した光学粘着シートおよびはく離ライナー付き光学粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート10は、粘着面11と、粘着面11とは反対側の粘着面12とを有する光学粘着シートである。粘着面11,12における最大高さSzは、500nm以下である。粘着シート10の150%伸長時のヘイズH150(%)および非伸長時のヘイズH0(%)は、|H150-H0|≦1.0を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1粘着面と前記第1粘着面とは反対側の第2粘着面とを有する光学粘着シートであって、
前記第1粘着面および前記第2粘着面における最大高さSzが500nm以下であり、
150%伸長時のヘイズH
150
(%)および非伸長時のヘイズH

(%)が、
|H
150
-H

|≦1.0を満たす、光学粘着シート。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記ヘイズH

が2.0%以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項3】
23℃および引張速度10mm/分の条件での第1引張試験における降伏ひずみY

が150%以上である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項4】
23℃および引張速度1500mm/分の条件での第2引張試験における降伏ひずみY

が150%以上である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項5】
23℃、引張速度20cm/分および伸び長さ150%の条件での1回目の第3引張試験の後に歪み応力S

を有し、10回目の前記第3引張試験の後に歪み応力S
10
を有し、前記応力S

に対する前記応力S
10
の比率が0.5以上である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一つに記載の光学粘着シートと、
前記第1粘着面に剥離可能に接する第1はく離ライナーと、
前記第2粘着面に剥離可能に接する第2はく離ライナーとを備える、はく離ライナー付き光学粘着シート。
【請求項7】
前記第1はく離ライナーにおける前記光学粘着シート側の表面の最大高さSzが2000nm以下であり、
前記第2はく離ライナーにおける前記光学粘着シート側の表面の最大高さSzが2000nm以下である、請求項6に記載のはく離ライナー付き光学粘着シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学粘着シート、および、はく離ライナー付き光学粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ディスプレイパネルは、例えば、画素パネル、偏光フィルム、タッチパネルおよびカバーフィルムなどの要素を含む積層構造を有する。そのようなディスプレイパネルの製造過程では、積層構造に含まれる要素どうしの接合のために、例えば、光学的に透明な粘着シート(光学粘着シート)が用いられる。光学粘着シートは、例えば、同シートの両面がはく離ライナーで被覆されたはく離ライナー付き粘着シートの形態で製造される。
【0003】
一方、例えばタブレット端末用に、ストレッチャブルディスプレイパネルの開発が進んでいる。ストレッチャブルディスプレイパネルは、繰り返しの変形(伸縮、ねりじ、折り畳み等)が可能なディスプレイパネルである。ストレッチャブルディスプレイパネルでは、積層構造中の各要素が、繰り返し変形可能に作製されている。そのような要素間の接合に、薄い光学粘着シートが用いられている。ストレッチャブルディスプレイパネルなどのフレキシブルデバイス用の光学粘着シートについては、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-111754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ディスプレイパネル用の光学粘着シートには、粘着シート表面の凹凸に起因する欠点(表面凹凸欠点)が、ディスプレイパネルの表示画像に影響を与えないように小さいことが求められる。しかし、フレキシブルデバイス用の光学粘着シートの変形部位では、その変形によって表面凹凸欠点が伸びて大きくなる。そのため、フレキシブルデバイス用の光学粘着シートには、従来のディスプレイパネル用の光学粘着シートと比較して、表面凹凸欠点がより一層小さいことが求められる。
【0006】
また、ディスプレイパネル用の光学粘着シートには、ディスプレイパネルの表示画像に影響を与えないようにヘイズが小さいことが求められる。フレキシブルデバイス用の光学粘着シートには、非変形状態でも変形状態でもヘイズが小さいことが求められる。しかし、従来の光学粘着シートでは、静置状態(変形のない自然長にある状態)において透明であっても、同粘着シート中の高分子成分(ポリマー,オリゴマー)のモノマー組成、および、当該高分子成分と添加物(低分子量成分)との相溶性によっては、変形状態において添加物等の成分が凝集してヘイズが上昇する場合がある。
【0007】
本発明は、フレキシブルデバイス用途に適した光学粘着シートおよびはく離ライナー付き光学粘着シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、第1粘着面と前記第1粘着面とは反対側の第2粘着面とを有する光学粘着シートであって、前記第1粘着面および前記第2粘着面における最大高さSzが500nm以下であり、150%伸長時のヘイズH
150
(%)および非伸長時のヘイズH

(%)が、|H
150
-H

|≦1.0を満たす、光学粘着シートを含む。
【0009】
本発明[2]は、前記ヘイズH

が2.0%以下である、上記[1]に記載の光学粘着シートを含む。
【0010】
本発明[3]は、23℃および引張速度10mm/分の条件での第1引張試験における降伏ひずみY

が150%以上である、上記[1]または[2]に記載の光学粘着シートを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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