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公開番号2025067408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177367
出願日2023-10-13
発明の名称配線回路基板、及び配線回路基板の製造方法
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05K 3/46 20060101AFI20250417BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】層間接続部の厚みのばらつきを抑え、平坦性に優れる配線回路基板、配線回路基板の製造方法、配線回路基板を含む半導体パッケージ及び電子機器を提供する。
【解決手段】配線回路基板において、層間接続部10は、貫通孔を有する金属コア層1と、金属コア層1の一方の面上に配された第一絶縁層2と、金属コア層1の他方の面上に配された第二絶縁層5と、第一絶縁層2の上に配された第一配線層3と、第二絶縁層5の上に配された第二配線層6と、金属コア層1の貫通孔を貫通し、第一配線層3と第二配線層6とを電気的に接続し、かつ、金属コア層1とは電気的に接続しない層間接続部10とを有する。層間接続部10は、金属コア層1の厚み方向に並んだ第一層間接続部10aと、第二層間接続部10bと、を含み、第一層間接続部10aと第二層間接続部10bとが、異なる材料である。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
貫通孔を有する金属コア層と、
前記金属コア層の一方の面上に配された第一絶縁層と、
前記金属コア層の他方の面上に配された第二絶縁層と、
前記第一絶縁層の上に配された第一配線層と、
前記第二絶縁層の上に配された第二配線層と、
前記金属コア層の前記貫通孔を貫通し、前記第一配線層と前記第二配線層とを電気的に接続し、かつ前記金属コア層とは電気的に接続しない層間接続部と、
を有し、
前記層間接続部が、前記金属コア層の厚み方向に並んだ、第一層間接続部と第二層間接続部とを有し、
前記第一層間接続部と前記第二層間接続部とが、異なる材料である、
配線回路基板。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記層間接続部において、前記第二層間接続部が、前記第一層間接続部よりも、前記金属コア層の厚み方向における前記貫通孔の中心側に配されており、
前記第一層間接続部の厚みよりも、前記第二層間接続部の厚みの方が厚い、
請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項3】
前記金属コア層における前記貫通孔の形状が、テーパー形状である、請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項4】
前記金属コア層における前記貫通孔の側面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、弧状である、請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項5】
前記金属コア層における前記貫通孔の側面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、直線状である、請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項6】
前記層間接続部において、前記第二層間接続部が、前記第一層間接続部よりも、前記金属コア層の厚み方向における前記貫通孔の中心側に配されており、
前記第二層間接続部の厚みが、前記金属コア層の厚みの60%~140%である、請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項7】
前記第一層間接続部の断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、矩形である、請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項8】
前記第一層間接続部の断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、台形である、請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項9】
外部の端子と前記層間接続部とを電気的に接続する端子接続用接続部を有し、
前記端子接続用接続部における断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、矩形である、請求項1に記載の配線回路基板。
【請求項10】
外部の端子と前記層間接続部とを電気的に接続する端子接続用接続部を有し、
前記端子接続用接続部における断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、台形である、請求項1に記載の配線回路基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線回路基板、及び配線回路基板の製造方法、並びに配線回路基板を含む半導体パッケージ、及び電子機器に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
配線回路基板は、配線などの導体部及び各種の絶縁層が基材上において積層形成されて、製造される。導体部及び絶縁層は、例えばフォトリソグラフィ法によって、パターン形成される。
【0003】
金属コア層を用いた配線回路基板の製造方法として、例えば、コア材としての金属層に、該金属層の表裏を貫通する貫通孔を形成する工程と、前記金属層に絶縁層を積層する工程と、前記絶縁層に、前記金属層の貫通孔を貫通し、該絶縁層の表裏を貫通するスルーホールを形成する工程と、前記絶縁層に、前記金属層に連通するビアホールを形成する工程と、前記金属層に給電して電解めっきを施して、前記ビアホール内に、該金属層に連通する導体部を形成する工程と、前記絶縁層の表面と前記スルーホールの内壁部とに、前記ビアホール内の導体部に連通する導体層を形成する工程と、前記絶縁層の表面に形成された導体層により、配線パターンを形成する工程とを含むメタルコア基板の製造方法が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-304063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
金属コア層を用いた配線回路基板の製造は、例えば、以下の工程を含む。まず、金属コア層101を用意する(図6A)。次に、金属コア層101に貫通孔101Aを形成する(図6B)。次に、貫通孔101Aを形成した金属コア層101の表裏に絶縁層102を形成した後に、絶縁層102及び金属コア層101を貫通するスルーホール103を形成する(図6C)。次に、スルーホール103内をメッキ(導体部104)により埋める(図6D)。なお、図6Dにおいては、スルーホール103内をメッキ(導体部104)により埋めると同時に、絶縁層102の上に配線層105が形成されている。
製造される配線回路基板は、層間接続部となるスルーホール内のメッキ(導体部)の厚みが厚いため、層間接続部の厚みのばらつきの制御が困難になることがある。その結果、配線回路基板の平坦性が低下する恐れがある。
【0006】
本発明は、層間接続部の厚みのばらつきを抑え、平坦性に優れる配線回路基板、及び当該配線回路基板の製造方法、並びに当該配線回路基板を含む半導体パッケージ、及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決する為、鋭意検討を行った結果、上記の課題を解決出来ることを見出し、以下の要旨を有する本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下を包含する。
【0008】
[1] 貫通孔を有する金属コア層と、
前記金属コア層の一方の面上に配された第一絶縁層と、
前記金属コア層の他方の面上に配された第二絶縁層と、
前記第一絶縁層の上に配された第一配線層と、
前記第二絶縁層の上に配された第二配線層と、
前記金属コア層の前記貫通孔を貫通し、前記第一配線層と前記第二配線層とを電気的に接続し、かつ前記金属コア層とは電気的に接続しない層間接続部と、
を有し、
前記層間接続部が、前記金属コア層の厚み方向に並んだ、第一層間接続部と第二層間接続部とを有し、
前記第一層間接続部と前記第二層間接続部とが、異なる材料である、
配線回路基板。
[2] 前記層間接続部において、前記第二層間接続部が、前記第一層間接続部よりも、前記金属コア層の厚み方向における前記貫通孔の中心側に配されており、
前記第一層間接続部の厚みよりも、前記第二層間接続部の厚みの方が厚い、
請求項1に記載の配線回路基板。
[3] 前記金属コア層における前記貫通孔の形状が、テーパー形状である、[1]又は[2]に記載の配線回路基板。
[4] 前記金属コア層における前記貫通孔の側面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、弧状である、[1]から[3]のいずれかに記載の配線回路基板。
[5] 前記金属コア層における前記貫通孔の側面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、直線状である、[1]から[3]のいずれかに記載の配線回路基板。
[6] 前記層間接続部において、前記第二層間接続部が、前記第一層間接続部よりも、前記金属コア層の厚み方向における前記貫通孔の中心側に配されており、
前記第二層間接続部の厚みが、前記金属コア層の厚みの60%~140%である、[1]から[5]のいずれかに記載の配線回路基板。
[7] 前記第一層間接続部の断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、矩形である、[1]から[6]のいずれかに記載の配線回路基板。
[8] 前記第一層間接続部の断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、台形である、[1]から[6]のいずれかに記載の配線回路基板。
[9] 外部の端子と前記層間接続部とを電気的に接続する端子接続用接続部を有し、
前記端子接続用接続部における断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、矩形である、[1]から[8]のいずれかに記載の配線回路基板。
[10] 外部の端子と前記層間接続部とを電気的に接続する端子接続用接続部を有し、
前記端子接続用接続部における断面の形状が、前記金属コア層の厚み方向に平行な断面において、台形である、[1]から[8]のいずれかに記載の配線回路基板。
[11] 前記第一配線層を覆う第三絶縁層と、
前記第三絶縁層の上に配された第三配線層と、
を有する、[1]から[10]のいずれかに記載の配線回路基板。
[12] 前記第一層間接続部と前記第二層間接続部とが、同じ金属を主成分として含み、副成分の種類及び副成分の含有量の少なくともいずれかが異なる点で、異なる材料である、[1]から[11]のいずれかに記載の配線回路基板。
[13] [1]から[12]のいずれかに記載の配線回路基板を含む半導体パッケージ。
[14] [13]に記載の半導体パッケージを含む電子機器。
[15] [1]から[12]のいずれかに記載の配線回路基板を製造する、配線回路基板の製造方法であって、
金属コア層の貫通孔内に、前記金属コア層に接しないように、第二層間接続部を形成する工程と、
前記金属コア層の一方の面上に、前記第二層間接続部の少なくとも一部が露出する開口部を有する第二絶縁層を形成する工程と、
前記第二絶縁層の上に、第二配線層を形成するとともに、前記第二層間接続部の上に第一層間接続部を形成する工程と、
を含む、配線回路基板の製造方法。
[16] 前記第二配線層と前記第一層間接続部とが、一体で形成される、[15]に記載の配線回路基板の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、層間接続部の厚みのばらつきを抑え、平坦性に優れる配線回路基板、及び当該配線回路基板の製造方法、並びに当該配線回路基板を含む半導体パッケージ、及び電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、配線回路基板の一実施形態の概略図である。
図1Bは、配線回路基板の一実施形態の概略図である。
図2Aは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その1)。
図2Bは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その2)。
図2Cは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その3)。
図2Dは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その4)。
図2Eは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その5)。
図2Fは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その6)。
図2Gは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その7)。
図2Hは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その8)。
図2Iは、配線回路基板の製造方法の一実施形態を説明するための概略図である(その9)。
図3は、配線回路基板の他の一実施形態の概略図である。
図4Aは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その1)。
図4Bは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その2)。
図4Cは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その3)。
図4Dは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その4)。
図4Eは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その5)。
図4Fは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その6)。
図4Gは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その7)。
図4Hは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その8)。
図4Iは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その9)。
図4Jは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その10)。
図4Kは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その11)。
図4Lは、配線回路基板の製造方法の他の一実施形態を説明するための概略図である(その12)。
図5は、配線回路基板の他の一実施形態の概略図である。
図6Aは、配線回路基板の製造方法の従来方法の一例を説明するための概略図である(その1)。
図6Bは、配線回路基板の製造方法の従来方法の一例を説明するための概略図である(その2)。
図6Cは、配線回路基板の製造方法の従来方法の一例を説明するための概略図である(その3)。
図6Dは、配線回路基板の製造方法の従来方法の一例を説明するための概略図である(その4)。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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