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公開番号2025081738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2025033191,2020024312
出願日2025-03-03,2020-02-17
発明の名称積層シート
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類H01F 27/00 20060101AFI20250520BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】精度よくアライメントして、ビアを形成でき、または、製品に関する情報を確実に取得できる積層シートを提供すること。
【解決手段】積層シート13は、複数の配線7、および、複数の配線7を埋設する磁性層8を備えるシート状のインダクタ2と、インダクタ2の厚み方向一方面に配置されるマーク形成可能層15とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の配線、および、前記複数の配線を埋設する磁性層を備えるシート状のインダクタと、
前記インダクタの厚み方向一方面に配置されるマーク形成可能層と
を備えることを特徴とする、積層シート。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記マーク形成可能層の材料は、樹脂組成物であることを特徴とする、請求項1に記載の積層シート。
【請求項3】
前記樹脂組成物が、熱硬化性樹脂組成物であり、
下記試験(a)~試験(e)のうち、少なくともいずれか一つの試験を満足することを特徴とする、請求項2に記載の積層シート。
試験(a):前記積層シートを3cm角に外形加工してサンプルを作製し、その周波数10MHzにおける比透磁率μ1を求める。その後、サンプルを、硫酸銅5水和物66g/L、硫酸濃度180g/L、塩素50ppm、トップルチナを含有する硫酸銅めっき溶液200mLに、25℃で、120分浸漬し、その後、サンプルの周波数10MHzにおける比透磁率μ2を求める。下記式によって、浸漬前後における透磁率の変化率を求める。その結果、サンプルの透磁率の変化率が5%以下である。
透磁率の変化率(%)=|μ1-μ2|/μ1×100
試験(b):前記積層シートを3cm角に外形加工してサンプルを作製し、その周波数10MHzにおける比透磁率μ3を求める。その後、サンプルを、硫酸55g/Lを含有する酸活性水溶液200mLに、25℃で、1分浸漬し、その後、サンプルの周波数10MHzにおける比透磁率μ4を求める。下記式によって、浸漬前後における透磁率の変化率を求める。その結果、サンプルの透磁率の変化率が5%以下である。
透磁率の変化率(%)=|μ3-μ4|/μ3×100
試験(c):前記積層シートを3cm角に外形加工してサンプルを作製し、その周波数10MHzにおける比透磁率μ5を求める。その後、サンプルを、アトテックジャパン社製のリダクションソリューション セキュリガントP 200mLに、45℃で、5分浸漬し、その後、サンプルの周波数10MHzにおける比透磁率μ6を求める。下記式によって、浸漬前後における透磁率の変化率を求める。その結果、サンプルの透磁率の変化率が5%以下である。
透磁率の変化率(%)=|μ5-μ6|/μ5×100
試験(d):前記積層シートを3cm角に外形加工してサンプルを作製し、その周波数10MHzにおける比透磁率μ7を求める。その後、サンプルを、アトテックジャパン社製のコンセントレート・コンパクトCP 200mLに、80℃で、15分浸漬し、その後、サンプルの周波数10MHzにおける比透磁率μ8を求める。下記式によって、浸漬前後における透磁率の変化率を求める。その結果、サンプルの透磁率の変化率が5%以下である。
透磁率の変化率(%)=|μ7-μ8|/μ7×100
試験(e):前記積層シートを3cm角に外形加工してサンプルを作製し、その周波数10MHzにおける比透磁率μ9を求める。その後、サンプルを、アトテックジャパン社製のスウェリングディップ・セキュリガントP 200mLに、60℃で、5分浸漬し、
その後、サンプルの周波数10MHzにおける比透磁率μ10を求める。下記式によって、浸漬前後における透磁率の変化率を求める。その結果、サンプルの透磁率の変化率が5%以下である。
透磁率の変化率(%)=|μ9-μ10|/μ9×100

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層シートに関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シート状のインダクタは、電子機器に搭載されることが知られている。そのようなインダクタとして、配線と、配線を被覆する磁性層とを備えるインダクタが提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-220618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかるに、磁性層に、配線が電子機器と電気的に接続するためのビアを形成する場合がある。その際、平面視における配線の位置を正確に認識するために、インダクタをアライメントする必要がある。しかし、特許文献1では、インダクタを精度よくアライメントできないという不具合がある。
【0005】
また、電子機器に搭載すべきインダクタは、それに関する情報を搭載前にユーザーが取得したい要求がある。しかし、特許文献1のインダクタは、上記した情報を備えない。そのため、ユーザがインダクタの情報を事前に取得できないという不具合がある。
【0006】
本発明は、精度よくアライメントして、ビアを形成でき、または、製品に関する情報を確実に取得できる積層シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明(1)は、複数の配線、および、前記複数の配線を埋設する磁性層を備えるシート状のインダクタと、前記インダクタの厚み方向一方面に配置されるマーク形成可能層とを備えることを特徴とする、積層シートを含む。
【0008】
この積層シートは、マーク形成可能層を備える。そのため、マーク形成可能層にマークを形成すれば、かかるマークに基づいて、積層シートをアライメントして、ビアを形成したり、または、マークに基づいて、製品に関する情報を認識して、かかる情報を確実に取得できる。
【0009】
本発明(2)は、前記マーク形成可能層の材料は、樹脂組成物である、(1)に記載の積層シートを含む。
【0010】
この積層シートでは、マーク形成可能層の材料が、樹脂組成物であるので、マークの形成が容易である。
(【0011】以降は省略されています)

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