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公開番号
2025089324
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025041556,2022117587
出願日
2025-03-14,2022-07-22
発明の名称
粘着シート、粘着シート付き光学フィルム、並びに、粘着シート及び粘着シート付き光学フィルムの製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類
C09J
133/00 20060101AFI20250605BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】粘着シートの製造に必要なはく離ライナーの廃棄量を削減することによって、低環境負荷での製造が可能な粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート1は、(メタ)アクリル系単量体を含む単量体群及び/又は当該単量体群の部分重合物、並びに、光重合開始剤を含む光硬化型の粘着剤組成物から形成されている。粘着シート1の厚さは5~100μmである。粘着剤組成物は、酸化防止剤をさらに含む。酸化防止剤は、ヒンダードフェノール系化合物、ヒンダードアミン系化合物、及びリン系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、かつ、分子量が1000以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリル系単量体を含む単量体群及び/又は前記単量体群の部分重合物、並びに、光重合開始剤を含む光硬化型の粘着剤組成物から形成された粘着シートであって、
前記粘着シートの厚さは5~100μmであり、
前記粘着剤組成物は、酸化防止剤をさらに含み、
前記酸化防止剤は、ヒンダードフェノール系化合物、ヒンダードアミン系化合物、及びリン系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、かつ、分子量が1000以下である、粘着シート。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記酸化防止剤は、ヒンダードフェノール系化合物を含む、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記酸化防止剤の前記分子量が500以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記単量体群100重量部のうち、ヒドロキシ基含有単量体の配合量が5重量部未満である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記単量体群は、カルボキシル基含有単量体を含む、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項6】
前記粘着剤組成物における溶剤の含有率が5重量%以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の粘着シートと、
光学フィルムと、
を備えた、粘着シート付き光学フィルム。
【請求項8】
前記光学フィルムが、偏光フィルム及び位相差フィルムからなる群より選ばれる少なくとも1つを含むフィルムである、請求項7に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の粘着シートの製造方法であって、
前記製造方法は、
基材シート、前記粘着剤組成物を含む塗布層、はく離ライナーをこの順に含む積層体に光を照射して、前記塗布層から、厚さが5~100μmの前記粘着シートを形成する工程Aと、
前記粘着シートから前記はく離ライナーを剥離する工程Bと、
を含み、
前記工程Bで剥離された前記はく離ライナーを用いて前記工程A及び前記工程Bを繰り返し実施して、前記はく離ライナーを再利用する、粘着シートの製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載の製造方法によって形成された粘着シートと光学フィルムとを積層して、粘着シート付き光学フィルムを形成することを含む、粘着シート付き光学フィルムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シート、粘着シート付き光学フィルム、並びに、粘着シート及び粘着シート付き光学フィルムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置に代表される各種の画像表示装置は、一般に、偏光フィルム等の光学フィルムと粘着シートとを含む光学積層体を備えている。光学積層体に含まれる光学フィルム間の接合や、光学積層体と画像表示パネルとの接合には、通常、粘着シートが使用される。粘着シートとしては、アクリル単量体やシリコーン単量体等を含む単量体群を重合及び架橋により硬化させたシートが典型的である。
【0003】
特許文献1は、粘着シートの一例を開示している。特許文献1において、粘着シートは、2つのはく離ライナーの間に配置された粘着剤組成物の塗布層に光を照射することによって作製されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6688054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
硬化による粘着シートの形成には、通常、熱や光等のエネルギーが必要である。光を利用する方法(光硬化法)によれば、例えば粘着剤組成物及び溶剤を含む塗布層をオーブンにより熱硬化させる方法(熱硬化法)に比べて、粘着シートの形成に必要なエネルギーの量を削減できる。しかし、粘着シート製造時の環境負荷を低減する観点からは、塗布層の硬化に必要なエネルギー量に着目するだけでは不十分である。
【0006】
そこで本発明は、粘着シートの製造に必要なはく離ライナーの廃棄量を削減することによって、低環境負荷での製造が可能な粘着シートの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
(メタ)アクリル系単量体を含む単量体群及び/又は前記単量体群の部分重合物、並びに、光重合開始剤を含む光硬化型の粘着剤組成物から形成された粘着シートであって、
前記粘着シートの厚さは5~100μmであり、
前記粘着剤組成物は、酸化防止剤をさらに含み、
前記酸化防止剤は、ヒンダードフェノール系化合物、ヒンダードアミン系化合物、及びリン系化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つを含み、かつ、分子量が1000以下である、粘着シートを提供する。
【0008】
さらに本発明は、
上記の粘着シートと、
光学フィルムと、
を備えた、粘着シート付き光学フィルムを提供する。
【0009】
さらに本発明は、
上記の粘着シートの製造方法であって、
前記製造方法は、
基材シート、前記粘着剤組成物を含む塗布層、はく離ライナーをこの順に含む積層体に光を照射して、前記塗布層から、厚さが5~100μmの前記粘着シートを形成する工程Aと、
前記粘着シートから前記はく離ライナーを剥離する工程Bと、
を含み、
前記工程Bで剥離された前記はく離ライナーを用いて前記工程A及び前記工程Bを繰り返し実施して、前記はく離ライナーを再利用する、粘着シートの製造方法を提供する。
【0010】
さらに本発明は、
上記の製造方法によって形成された粘着シートと光学フィルムとを積層して、粘着シート付き光学フィルムを形成することを含む、粘着シート付き光学フィルムの製造方法を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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