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公開番号
2025076859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188777
出願日
2023-11-02
発明の名称
光学フィルム片およびその製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人籾井特許事務所
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250509BHJP(光学)
要約
【課題】視認性を向上させながら、VRゴーグルの軽量化を良好に達成し得る光学フィルム片を提供すること。
【解決手段】光学フィルム片1は、吸収型偏光膜を備え、吸収型偏光膜はポリビニルアルコール系樹脂で構成され、吸収型偏光膜の主面において、中央部に位置する第一部位28cの配向関数と、第一部位28cよりも外側に位置する第二部位28dの配向関数とは異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸収型偏光膜を備える光学フィルム片であって、
前記吸収型偏光膜はポリビニルアルコール系樹脂で構成され、
前記吸収型偏光膜の主面において、中央部に位置する第一部位の配向関数と、前記第一部位よりも外側に位置する第二部位の配向関数とは異なる、
光学フィルム片。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記吸収型偏光膜は、配向関数が0.30以下の部位を有する、請求項1に記載の光学フィルム片。
【請求項3】
前記第一部位の配向関数と前記第二部位の配向関数との差の絶対値は0.02以上である、請求項1に記載の光学フィルム片。
【請求項4】
主面が曲面を有する、請求項1に記載の光学フィルム片。
【請求項5】
請求項1に記載の光学フィルム片の製造方法であって、
ポリビニルアルコール系樹脂膜を含む部材を、加熱して引き延ばして、曲面部を有する部品に一体化させることを含み、
前記ポリビニルアルコール系樹脂膜の配向関数は0.30以下である、
光学フィルム片の製造方法。
【請求項6】
前記部品の前記曲面部の曲率半径は150mm以下である、請求項5に記載の光学フィルム片の製造方法。
【請求項7】
前記部品の前記曲面部の曲率半径は40mm以下である、請求項5に記載の光学フィルム片の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルム片およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置においては、画像表示を実現し、画像表示の性能を高めるために、一般的に、偏光部材、位相差部材等の光学部材が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
近年、画像表示装置の新たな用途が開発されている。例えば、Virtual Reality(VR)を実現するためのディスプレイ付きゴーグル(VRゴーグル)が製品化され始めている。VRゴーグルは様々な場面での利用が検討されていることから、その軽量化、視認性の向上等が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-103286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記VRゴーグルの軽量化は、例えば、VRゴーグルに用いられるレンズを薄型化することで達成され得る。一方で、薄型レンズを用いた表示システムに適した光学部材の開発も望まれている。
【0006】
上記に鑑み、本発明は、視認性を向上させながら、VRゴーグルの軽量化を良好に達成し得る光学フィルム片の提供を主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1.本発明の実施形態による光学フィルム片は、吸収型偏光膜を備える光学フィルム片であって、前記吸収型偏光膜はポリビニルアルコール系樹脂で構成され、前記吸収型偏光膜の主面において、中央部に位置する第一部位の配向関数と、前記第一部位よりも外側に位置する第二部位の配向関数とは異なる。
2.上記1に記載の光学フィルム片において、上記吸収型偏光膜は、配向関数が0.30以下の部位を有してもよい。
3.上記1または2に記載の光学フィルム片において、上記第一部位の配向関数と上記第二部位の配向関数との差の絶対値は0.02以上であってもよい。
4.上記1から3のいずれかに記載の光学フィルム片は、その主面が曲面を有してもよい。
5.本発明の実施形態による光学フィルム片の製造方法は、上記1から4のいずれかに記載の光学フィルム片の製造方法であって、ポリビニルアルコール系樹脂膜を含む部材を、加熱して引き延ばして、曲面部を有する部品に一体化させることを含み、前記ポリビニルアルコール系樹脂膜の配向関数は0.30以下である。
6.上記5に記載の光学フィルム片の製造方法において、上記部品の上記曲面部の曲率半径は150mm以下であってもよい。
7.上記5または6に記載の光学フィルム片の製造方法において、上記部品の上記曲面部の曲率半径は40mm以下であってもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態による光学フィルム片によれば、視認性を向上させながら、VRゴーグルの軽量化を良好に達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の1つの実施形態に係る光学フィルム片を上から見た図である。
図1に示す光学フィルム片の概略の構成を示す模式的な部分拡大断面図である。
図1に示す光学フィルム片を光学部品に一体化させた状態を示す模式的な断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学フィルム片の製造方法の一例を示す図である。
図4Aに続く図である。
図4Bに続く図である。
図4Cに続く図である。
VRゴーグルの表示システムの一例の概略の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図面は説明をより明確にするため、実施の形態に比べ、各部の幅、厚み、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、図面については、同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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