TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025044446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152013
出願日2023-09-20
発明の名称位相差フィルム、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人籾井特許事務所
主分類G09F 9/00 20060101AFI20250326BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】視認性を向上させながら、VRゴーグルの軽量化を良好に達成し得る位相差フィルム、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法を提供すること。
【解決手段】ユーザに対して画像を表示する表示システムの製造方法であって、2層以上の位相差層を含み、前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下である、位相差フィルム(ここで、前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差フィルムの面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである)を、λ/4部材として、レンズ部と一体化することを含む、製造方法。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザに対して画像を表示する表示システムの製造方法であって、
前記表示システムが、
偏光部材を介して画像を表す光を前方に出射する表示面を有する表示素子と、
前記表示素子の前方に配置され、前記表示素子から出射された光を反射する反射型偏光部材と、
前記表示素子と前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、主面が曲面を有する第一レンズ部と、
前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射型偏光部材で反射された光を前記反射型偏光部材に向けて反射させるハーフミラーと、
前記表示素子と前記ハーフミラーとの間の光路上に配置され、第1のλ/4部材を含む第一位相差部材と、
前記ハーフミラーと前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、第2のλ/4部材を含む第二位相差部材と、
を備え、
面内位相差Re(550)が100nm~190nmである位相差層を含む2層以上の位相差層を含み、前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下である、位相差フィルム(ここで、前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差層の面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである)を、前記第二位相差部材として、前記第一レンズ部と一体化することを含む、製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記位相差フィルムを2つ準備すること、
一方の前記位相差フィルムを、前記第一位相差部材として前記表示素子と一体化すること、および
他方の前記位相差フィルムを、前記第二位相差部材として前記第一レンズ部と一体化すること、
を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
ユーザに対して画像を表示する表示システムに用いられるレンズ部の製造方法であって、
前記レンズ部が、
画像を表す表示素子の表示面から前方に向けて出射され、偏光部材および第1のλ/4部材を通過した光を反射する反射型偏光部材と、
前記表示素子と前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、主面が曲面を有する第一レンズ部と、
前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射型偏光部材で反射された光を前記反射型偏光部材に向けて反射させるハーフミラーと、
前記ハーフミラーと前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、第2のλ/4部材を含む第二位相差部材と、を備え、
面内位相差Re(550)が100nm~190nmである位相差層を含む2層以上の位相差層を含み、前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下である、位相差フィルム(ここで、前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差層の面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである)を、前記第二位相差部材として、前記第一レンズ部と一体化することを含む、製造方法。
【請求項4】
2層以上の位相差層を含み、
前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下であり、
前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差層の面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである、
位相差フィルム。
【請求項5】
負の複屈折を有する樹脂から形成され、屈折率特性がnz>nx=nyの関係を示す位相差層Aを含む、請求項4に記載の位相差フィルム。
【請求項6】
別の位相差層をさらに含み、
前記位相差層Aの厚みに対する、前記別の位相差層の厚みの比(別の位相差層/位相差層A)が、10以下である、請求項5に記載の位相差フィルム。
【請求項7】
前記位相差層Aの23℃における破断伸度が、1%以上である、請求項4に記載の位相差フィルム。
【請求項8】
別の位相差層をさらに含み、
前記別の位相差層の面内位相差Re(550)が、100nm~160nmである、
請求項4に記載の位相差フィルム。
【請求項9】
表面平滑性が、0.4arcmin以下ある、請求項4に記載の位相差フィルム。
【請求項10】
曲面を有する部材と一体化される、請求項4に記載の位相差フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、位相差フィルム、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置においては、画像表示を実現し、画像表示の性能を高めるために、一般的に、偏光部材、位相差部材等の光学部材が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
近年、画像表示装置の新たな用途が開発されている。例えば、Virtual Reality(VR)を実現するためのディスプレイ付きゴーグル(VRゴーグル)が製品化され始めている。VRゴーグルは様々な場面での利用が検討されていることから、その軽量化、視認性の向上等が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-103286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記VRゴーグルの軽量化は、例えば、VRゴーグルに用いられるレンズを薄型化することで達成され得る。一方で、薄型レンズを用いた表示システムに適した光学部材の開発も望まれている。
【0006】
上記に鑑み、本発明は、視認性を向上させながら、VRゴーグルの軽量化を良好に達成し得る位相差フィルム、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法の提供を主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明の実施形態による製造方法は、ユーザに対して画像を表示する表示システムの製造方法であって、前記表示システムが、偏光部材を介して画像を表す光を前方に出射する表示面を有する表示素子と、前記表示素子の前方に配置され、前記表示素子から出射された光を反射する反射型偏光部材と、前記表示素子と前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、主面が曲面を有する第一レンズ部と、前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射型偏光部材で反射された光を前記反射型偏光部材に向けて反射させるハーフミラーと、前記表示素子と前記ハーフミラーとの間の光路上に配置され、第1のλ/4部材を含む第一位相差部材と、前記ハーフミラーと前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、第2のλ/4部材を含む第二位相差部材と、を備え、面内位相差Re(550)が100nm~190nmである位相差層を含む2層以上の位相差層を含み、前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下である、位相差フィルム(ここで、前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差層の面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである)を、前記第二位相差部材として、前記第一レンズ部と一体化することを含む。
[2]上記[1]に記載の製造方法は、前記位相差フィルムを2つ準備すること、一方の前記位相差フィルムを、前記第一位相差部材として前記表示素子と一体化すること、および他方の前記位相差フィルムを、前記第二位相差部材として前記第一レンズ部と一体化すること、を含んでいてもよい。
[3]本発明の実施形態による製造方法は、ユーザに対して画像を表示する表示システムに用いられるレンズ部の製造方法であって、前記レンズ部が、画像を表す表示素子の表示面から前方に向けて出射され、偏光部材および第1のλ/4部材を通過した光を反射する反射型偏光部材と、前記表示素子と前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、主面が曲面を有する第一レンズ部と、前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射型偏光部材で反射された光を前記反射型偏光部材に向けて反射させるハーフミラーと、前記ハーフミラーと前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、第2のλ/4部材を含む第二位相差部材と、を備え、面内位相差Re(550)が100nm~190nmである位相差層を含む2層以上の位相差層を含み、前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下である、位相差フィルム(ここで、前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差層の面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである)を、前記第二位相差部材として、前記第一レンズ部と一体化することを含む。
[4]本発明の実施形態による位相差フィルムは、2層以上の位相差層を含み、前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下であり、前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差層の面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである。
[5]上記[4]に記載の位相差フィルムは、負の複屈折を有する樹脂から形成され、屈折率特性がnz>nx=nyの関係を示す位相差層Aを含んでいてもよい。
[6]上記[4]または[5]に記載の位相差フィルムは、別の位相差層をさらに含み、 前記位相差層Aの厚みに対する、前記別の位相差層の厚みの比(別の位相差層/位相差層A)が、10以下であってもよい。
[7]上記[4]から[6]のいずれかに記載の位相差フィルムにおいて、前記位相差層Aの23℃における破断伸度が、1%以上であってもよい。
[8]上記[4]から[7]のいずれかに記載の位相差フィルムは、別の位相差層をさらに含み、前記別の位相差層の面内位相差Re(550)が、100nm~160nmであってもよい。
[9]上記[4]から[8]のいずれかに記載の位相差フィルムは、表面平滑性が、0.4arcmin以下あってもよい。
[10]上記[4]から[9]のいずれかに記載の位相差フィルムは、曲面を有する部材と一体化されていてもよい。
[11]上記[10]に記載の位相差フィルムにおいて、前記曲面を有する部材の前記曲面の曲率半径が、20mm以上であってもよい。
[12]上記[4]から[11]のいずれかに記載の位相差フィルムは、偏光部材を介して画像を表す光を前方に出射する表示面を有する表示素子と、前記表示素子の前方に配置され、前記表示素子から出射された光を反射する反射型偏光部材と、前記表示素子と前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、主面が曲面を有する第一レンズ部と、前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射型偏光部材で反射された光を前記反射型偏光部材に向けて反射させるハーフミラーと、前記表示素子と前記ハーフミラーとの間の光路上に配置され、第1のλ/4部材を含む第一位相差部材と、前記ハーフミラーと前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、第2のλ/4部材を含む第二位相差部材と、を備える、表示システムにおいて、前記第二位相差部材として、前記第一レンズ部と一体化されて用いられてもよい。
[13]本発明の実施形態による位相差フィルムのセットは、偏光部材を介して画像を表す光を前方に出射する表示面を有する表示素子と、前記表示素子の前方に配置され、前記表示素子から出射された光を反射する反射型偏光部材と、前記表示素子と前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、主面が曲面を有する第一レンズ部と、前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射型偏光部材で反射された光を前記反射型偏光部材に向けて反射させるハーフミラーと、前記表示素子と前記ハーフミラーとの間の光路上に配置され、第1のλ/4部材を含む第一位相差部材と、前記ハーフミラーと前記反射型偏光部材との間の光路上に配置され、第2のλ/4部材を含む第二位相差部材と、を備え、前記第二位相差部材と前記第一レンズ部とが一体化されている、表示システムにおいて、前記第一位相差部材を構成するための第1の位相差フィルムと前記第二位相差部材を構成するための第2の位相差フィルムとのセットであって、前記第1の位相差フィルムおよび前記第2の位相差フィルムがそれぞれ、面内位相差Re(550)が100nm~190nmである位相差層を含む2層以上の位相差層を含み、前記各位相差層の位相差変化値RSの合計の絶対値が3.0以下である、位相差フィルム(ここで、前記位相差変化値RSは、0kg、0.5kg、1kg、1.5kg、および2kgの張力を付与した状態で測定された前記位相差層の面内位相差Re(550)の近似直線の傾きである)である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態による位相差フィルム、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法によれば、視認性を向上させながら、VRゴーグルの軽量化を良好に達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
位相差フィルムと曲面を有する部材との一体化方法の一例を説明する概略図である。
本発明の実施形態による位相差フィルムの概略断面図である。
VRゴーグルの表示システムの一例の概略の構成を示す模式図である。
位相差フィルムと曲面を有する部材との一体化品の一例の構成を説明する概略断面図およびその部分拡大断面図である。
位相差フィルムを含む光学積層体の一例の構成を説明する概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図面は説明をより明確にするため、実施の形態に比べ、各部の幅、厚み、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、図面については、同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日東電工株式会社
光学粘着シート
2日前
日東電工株式会社
光学粘着シート
2日前
日東電工株式会社
光学積層体および表示システム
4日前
日東電工株式会社
光学積層体および表示システム
4日前
日東電工株式会社
アルコール剥離性光学粘着シート
2日前
日東電工株式会社
封止用樹脂シートおよび電子素子パッケージ
5日前
日東電工株式会社
表面保護フィルム付光学フィルムおよび光学フィルムの検査方法
4日前
日東電工株式会社
粘着部材、粘着部材付光学フィルム、表示システム、表示体または表示体の製造方法
4日前
日東電工株式会社
位相差フィルム、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法
4日前
日東電工株式会社
位相差フィルム、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法
4日前
日東電工株式会社
位相差フィルム、位相差フィルム片、位相差フィルムのセット、またはレンズ部もしくは表示システムの製造方法
4日前
個人
言語学習用看板
18日前
日本精機株式会社
表示装置
12日前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
9日前
個人
英語反射ゲームシステム
3日前
個人
7の倍数の判別用具
1か月前
日本精機株式会社
インジケータ装置
1か月前
大林道路株式会社
車載標識装置
1か月前
合同会社TTB
壁掛け式名刺ホルダー
20日前
シャープ株式会社
表示装置
5日前
個人
象嵌された透明平板による電飾サイン
1か月前
株式会社フジシール
ラベル
24日前
株式会社リヒトラブ
付箋掲示ボード
1か月前
富士フイルム株式会社
画像表示装置
1か月前
鹿島建設株式会社
確認用架台および確認方法
1か月前
テルモ株式会社
表示構造
1か月前
シャープ株式会社
機器および表示装置
5日前
大和ハウス工業株式会社
端末設置家具
24日前
アズビル株式会社
情報処理装置及びプログラム
2日前
株式会社humorous
発光ユニット
13日前
株式会社JVCケンウッド
構造体及び表示装置
1か月前
小林クリエイト株式会社
ラベル帳票
3日前
小林クリエイト株式会社
ラベル帳票
24日前
続きを見る