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公開番号
2025039790
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2025004056,2024039509
出願日
2025-01-10,2024-03-13
発明の名称
粘着シートの製造方法、粘着シート付き光学フィルムの製造方法及び画像表示装置の製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250313BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】粘着シートを効率的に作製することに適した新たな製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート1の製造方法は、光硬化性組成物を含む塗布層12に対して、発光ダイオード34からの光Aを照射する工程Aと、工程Aの後に、塗布層12に対して光Bを照射する工程Bと、を含む。光Aは、ピーク波長が325nm~350nmである。塗布層14に照射される光Bの照度LBは、塗布層14に照射される光Aの照度LAよりも大きい。本発明の粘着シート付き光学フィルム21の製造方法は、上記の製造方法によって形成された粘着シート1の露出面18に光学フィルム2を配置して粘着シート付き光学フィルム21を形成することを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光硬化性組成物を含む塗布層に対して、発光ダイオードからの光Aを照射する工程Aと、
前記工程Aの後に、前記塗布層に対して光Bを照射する工程Bと、
を含み、
前記光Aは、ピーク波長が325nm~350nmであり、
前記塗布層に照射される前記光Bの照度LBは、前記塗布層に照射される前記光Aの照度LAよりも大きい、粘着シートの製造方法。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記ピーク波長が340±10nmである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記工程Aにおいて、基材シート、前記塗布層、及びはく離ライナーをこの順に含む積層体に前記光Aを照射する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記照度LAは、2.0~30mW/cm
2
である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記照度LAに対する前記照度LBの比が1.2~10である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
前記光Bの光源は、発光ダイオード、メタルハライドランプ及びブラックライト光源からなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記工程Bの後に、前記塗布層に対して光Cを照射する工程Cをさらに含み、
前記塗布層に照射される前記光Cの照度LCは、前記照度LBよりも大きい、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】
前記光硬化性組成物は、(メタ)アクリル系単量体を含む単量体群及び/又は前記単量体群の部分重合物を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項9】
前記工程Aが終了した時点での前記単量体群の重合率が50%以上である、請求項8に記載の製造方法。
【請求項10】
前記粘着シートにおいて、前記単量体群の重合率が95%以上である、請求項8に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シートの製造方法、粘着シート付き光学フィルムの製造方法及び画像表示装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置に代表される各種の画像表示装置は、一般に、偏光フィルム等の光学フィルムと粘着シートとを含む光学積層体を備えている。光学積層体に含まれる光学フィルム間の接合や、光学積層体と画像表示パネルとの接合には、通常、粘着シートが使用される。粘着シートとしては、アクリル単量体やシリコーン単量体等を含む単量体群を重合及び架橋により硬化させたシートが典型的である。
【0003】
特許文献1は、粘着シートの一例を開示している。特許文献1において、粘着シートは、2つのはく離ライナーの間に配置された粘着剤組成物の塗布層に光を照射することによって作製されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6688054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的な粘着シートは、例えば、次の熱硬化法によって製造される。まず、重合性単量体を有機溶剤中で重合して製造したポリマーに、架橋剤等を配合して粘着剤組成物を調製する。この粘着剤組成物をはく離ライナー等の基材に塗工し、有機溶剤を加熱除去してシート化する。必要に応じて加熱エージングを施し、架橋を完了させることで、粘着シートを製造できる。この製造プロセスでは、溶剤の加熱除去や加熱エージングに必要な熱エネルギーを生み出すために、LNG等の燃料を多量に燃焼させる必要がある。また、加熱除去した有機溶剤をそのまま大気放出すると、周辺環境に著しい悪影響を及ぼす恐れがある。そのため、有機溶剤については、脱臭炉等で燃焼させてから放出することが多い。この場合、脱臭炉での燃焼のための燃料がさらに必要になるだけでなく、有機溶剤自体も燃焼によりCO
2
に変換されて大気放出されることとなり、CO
2
排出量が極めて大きい製造プロセスである。
【0006】
近年、温室効果ガスによる気候変動が喫緊の課題であり、各国政府が数値目標を掲げてCO
2
削減に取り組んでいる。粘着シートの製造においても、有機溶剤を用いることなく
、CO
2
排出量の少ない製造プロセスを選択することが求められている。
【0007】
光を利用して粘着シートを作製する方法(光硬化法)によれば、上記の熱硬化法に比べて、粘着シートの形成に必要なエネルギーの量やCO
2
排出量を削減できる。光硬化法で
は、例えば、ブラックライト光源が利用される(特許文献1)。しかし、本発明者らの検討によると、従来の光硬化法には、効率的に粘着シートを作製する観点から改善の余地がある。
【0008】
そこで本発明は、粘着シートを効率的に作製することに適した新たな製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、
光硬化性組成物を含む塗布層に対して、発光ダイオードからの光Aを照射する工程Aと、
前記工程Aの後に、前記塗布層に対して光Bを照射する工程Bと、
を含み、
前記光Aは、ピーク波長が325nm~350nmであり、
前記塗布層に照射される前記光Bの照度LBは、前記塗布層に照射される前記光Aの照度LAよりも大きい、粘着シートの製造方法を提供する。
【0010】
さらに本発明は、
上記の製造方法によって形成された粘着シートの露出面に光学フィルムを配置して粘着シート付き光学フィルムを形成することを含む、粘着シート付き光学フィルムの製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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