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公開番号2025041053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148104
出願日2023-09-13
発明の名称光輝性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
出願人関西ペイント株式会社
代理人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20250318BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】優れた光沢感を有し、かつ、高いミリ波透過性を有する塗膜を形成することができる光輝性塗料組成物 を提供すること。
【解決手段】(A)インジウム粒子、(B)表面調整剤、(C)顔料分散剤、(D)粘性調整剤及び(E)水を含有し、固形分含有率が0.1~15質量%である光輝性塗料組成物。また、前記表面調整剤(B)が、シリコーン系表面調整剤を含む、光輝性塗料組成物。さらに顔料分散剤(C)が、リン酸基含有の化合物を含む、光輝性塗料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)インジウム粒子、(B)表面調整剤、(C)顔料分散剤、(D)粘性調整剤及び(E)水を含有し、固形分含有率が0.1~15質量%である光輝性塗料組成物。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記表面調整剤(B)が、シリコーン系表面調整剤を含む、請求項1に記載の光輝性塗料組成物。
【請求項3】
前記顔料分散剤(C)が、リン酸基含有の化合物を含む、請求項1又は2に記載の光輝性塗料組成物。
【請求項4】
前記粘性調整剤(D)が、会合型粘性調整剤を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の光輝性塗料組成物。
【請求項5】
前記水(E)の含有量が、前記光輝性塗料組成物の全成分合計100質量部に対して、50~95質量部の範囲内である請求項1~4のいずれか1項に記載の光輝性塗料組成物。
【請求項6】
下記の工程(1)~(3):
工程(1):被塗物上に、請求項1~5のいずれか1項に記載の光輝性塗料組成物を塗装して、光輝性塗膜を形成する工程、
工程(2):工程(1)で得られる光輝性塗膜上に、クリヤ塗料組成物(Z)を塗装して、クリヤ塗膜を形成する工程、
工程(3):前記工程(1)及び(2)で形成される光輝性塗膜及びクリヤ塗膜を別々に又は同時に加熱することによって、硬化させる工程、を含む複層塗膜形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は光輝性塗料組成物及び複層塗膜形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
塗料を塗装する目的は、主に素材の保護及び美観の付与である。工業製品においては、その商品力を高める点から、美観、なかでも特に「質感」が重要である。消費者が求める工業製品の質感は多様なものであるが、近年、自動車外板、自動車部品、家電製品などの分野において、優れた光沢感が求められている。
【0003】
優れた光沢感を工業製品の表面に付与する技術には、金属めっき処理及び金属蒸着処理など(例えば、特許文献1参照)があるが、塗装によって優れた光沢感が付与できれば、簡便さ及びコストなどの観点から有利である。
【0004】
特許文献2には、光輝材、樹脂を含む不揮発固形分及び溶剤を含有するメタリック塗料基剤を、高沸点溶剤と低沸点溶剤から成る希釈剤を用いて希釈率150~500%の割合で希釈し、上記メタリック塗料基剤中の樹脂分100重量部に対して5~10重量部の粘性樹脂を添加して成ることを特徴とするメタリック塗料によれば、良好な金属的外観を実現できることが記載されている。
【0005】
しかしながら、上記メタリック塗料により形成される外観は、光沢感が不十分であり、また、低環境負荷等の観点から、塗料組成物の水性化が求められている。
【0006】
一方、近年では、次世代自動車技術の重要技術として、自動運転に注目が集まっている。自動運転を可能にするためには、様々なセンシング技術を活用する必要があり、その中の一つとして、ミリ波レーダーの活用が挙げられる。
【0007】
しかしながら、優れた光沢感を付与するために、アルミニウム等の光輝性顔料を塗料組成物に多量に配合すると、形成された塗膜がミリ波レーダーを遮断してしまうという問題が生じる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開昭63-272544号公報
特開2003-313500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、優れた光沢感を有し、かつ、高いミリ波透過性を有する塗膜を形成することができる光輝性塗料組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は以下の項に記載の主題を包含する。
(【0011】以降は省略されています)

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