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公開番号
2025021447
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2024119336
出願日
2024-07-25
発明の名称
乳化重合用界面活性剤組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
C09K
23/42 20220101AFI20250205BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】高濃度の界面活性剤を含み、流動性に優れる乳化重合用界面活性剤組成物、該乳化重合用界面活性剤組成物を含むポリマーエマルション、及び該ポリマーエマルションの製造方法を提供する。
【解決手段】[1]下記式(1)で表される化合物(A)、無機塩、及び水を含有する乳化重合用界面活性剤組成物であって、該乳化重合用界面活性剤組成物中の、前記化合物(A)100質量部に対する前記無機塩の含有量が0.05質量部以上5質量部以下である、乳化重合用界面活性剤組成物、及び[2]前記乳化重合用界面活性剤組成物と、樹脂とを含有する、ポリマーエマルション。
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[式(1)中、R
1
は炭素数14以上24以下のアルキル基を示し、A
1
は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、mはA
1
Oの平均付加モル数を示し、4以上20以下であり、Mは陽イオン又は水素原子を示す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される化合物(A)、無機塩、及び水を含有する乳化重合用界面活性剤組成物であって、該乳化重合用界面活性剤組成物中の、前記化合物(A)100質量部に対する前記無機塩の含有量が0.05質量部以上5質量部以下である、乳化重合用界面活性剤組成物。
JPEG
2025021447000011.jpg
8
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[式(1)中、R
1
は炭素数14以上24以下のアルキル基を示し、A
1
は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、mはA
1
Oの平均付加モル数を示し、4以上20以下であり、Mは陽イオン又は水素原子を示す。]
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記無機塩は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、及びリン酸水素二アンモニウムから選ばれる1種以上である、請求項1に記載の乳化重合用界面活性剤組成物。
【請求項3】
前記乳化重合用界面活性剤組成物中の前記化合物(A)と前記無機塩の合計の含有量が、10質量%以上40質量%以下である、請求項1に記載の乳化重合用界面活性剤組成物。
【請求項4】
更に下記式(2)で表される化合物(B)を含有し、前記化合物(A)100質量部に対し前記化合物(B)を10質量部以下含有する、請求項1に記載の乳化重合用界面活性剤組成物。
JPEG
2025021447000012.jpg
8
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[式(2)中、R
2
は炭素数14以上24以下のアルキル基を示し、A
2
は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、nはA
2
Oの平均付加モル数を示し、4以上20以下である。]
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の乳化重合用界面活性剤組成物の存在下、ラジカル重合可能なモノマー(C)を乳化重合する、ポリマーエマルションの製造方法。
【請求項6】
請求項1~4のいずれかに記載の乳化重合用界面活性剤組成物と、樹脂とを含有する、ポリマーエマルション。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳化重合用界面活性剤組成物、該乳化重合用界面活性剤組成物を含むポリマーエマルション、及び該ポリマーエマルションの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、アクリル酸エステル、スチレン等のビニルモノマーの乳化重合によって得られるポリマーエマルションは、塗料、接着剤、紙加工、繊維加工等の分野において、そのまま広く使用されている。乳化重合には、乳化剤として、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等の陰イオン界面活性剤、及びポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン界面活性剤が用いられている。
これらの界面活性剤を用いたポリマーエマルションを含有する塗料や接着剤等では、ポリマーエマルションの乾燥により塗膜が形成されるが、塗膜中に乳化剤が残るため、耐水性、接着性、耐候性、耐熱性等を低下させる原因となることが知られている。
【0003】
例えば、水性塗料には(メタ)アクリル酸エステルを乳化重合したポリマーエマルションが用いられるが、この塗膜の耐水性が悪いと、建築外壁や浴室壁等の耐水性が要求される用途に使用することができない。また、水性接着剤に関しても、ポリマーエマルションの塗膜の耐水性が悪いと、接着強度の低下を引き起こすことになり、接着剤として使用することが出来ない。
そこで、ポリマーエマルションの製造時に、得られるポリマーエマルションの用途に適した乳化剤を使用するものとして、種々の乳化重合用界面活性剤、及びポリマーエマルションの製造方法が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、特定の構造を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル又はその塩の存在下、ラジカル重合可能なモノマーを乳化重合する、耐水塗膜用ポリマーエマルションの製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-95752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かかる状況において、移送コストの削減や、優れたハンドリング性を得る観点から、高濃度の界面活性剤を含み、流動性に優れる乳化重合用界面活性剤、及び耐水塗膜用ポリマーエマルションに好適な乳化重合用界面活性剤の開発が求められている。
本発明は、高濃度の界面活性剤を含み、流動性に優れる乳化重合用界面活性剤、該乳化重合用界面活性剤組成物を含むポリマーエマルション、及び該ポリマーエマルションの製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、特定の構造を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル又はその塩と、無機塩と、水とを含有する乳化重合用界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル又はその塩を高濃度で含むにもかかわらず、流動性に優れること、及び該乳化重合用界面活性剤を用いるポリマーエマルションの製造時のハンドリング性が優れることを見出し、該ポリマーエマルションの塗膜が耐水性に優れることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は以下の[1]~[6]を提供する。
[1]下記式(1)で表される化合物(A)、無機塩、及び水を含有する乳化重合用界面活性剤組成物であって、該乳化重合用界面活性剤組成物中の、前記化合物(A)100質量部に対する前記無機塩の含有量が0.05質量部以上5質量部以下である、乳化重合用界面活性剤組成物。
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2025021447000001.jpg
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[式(1)中、R
1
は炭素数14以上24以下のアルキル基を示し、A
1
は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、mはA
1
Oの平均付加モル数を示し、4以上20以下であり、Mは陽イオン又は水素原子を示す。]
[2]前記無機塩は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、及びリン酸水素二アンモニウムから選ばれる1種以上である、[1]に記載の乳化重合用界面活性剤組成物。
[3]前記乳化重合用界面活性剤組成物中の前記化合物(A)と前記無機塩の合計の含有量が、10質量%以上40質量%以下である、[1]又は[2]に記載の乳化重合用界面活性剤組成物。
[4]更に下記式(2)で表される化合物(B)を含有し、前記化合物(A)100質量部に対し前記化合物(B)を10質量部以下含有する、[1]~[3]のいずれかに記載の乳化重合用界面活性剤組成物。
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2025021447000002.jpg
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[式(2)中、R
2
は炭素数14以上24以下のアルキル基を示し、A
2
は炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、nはA
2
Oの平均付加モル数を示し、4以上20以下である。]
[5][1]~[4]のいずれかに記載の乳化重合用界面活性剤組成物の存在下、ラジカル重合可能なモノマー(C)を乳化重合する、ポリマーエマルションの製造方法。
[6][1]~[4]のいずれかに記載の乳化重合用界面活性剤組成物と、樹脂とを含有する、ポリマーエマルション。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高濃度の界面活性剤を含み、流動性に優れる乳化重合用界面活性剤、該乳化重合用界面活性剤組成物を含むポリマーエマルション、及び該ポリマーエマルションの製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[乳化重合用界面活性剤組成物]
本発明の乳化重合用界面活性剤組成物(以下、単に「組成物」と称することもある。)は、式(1)で表される化合物(A)、無機塩、及び水を含有し、化合物(A)100質量部に対する無機塩の含有量が0.05質量部以上5質量部以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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