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公開番号
2025038411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145027
出願日
2023-09-07
発明の名称
攪拌方法及びこれを用いた製品の製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
B01F
33/45 20220101AFI20250312BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】内容物が異なる容器の多品種変量生産を効率的に行うことができる、攪拌方法及びこれを用いた製品の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る攪拌方法は、搬送面25と、該搬送面25上を移動する複数の搬送体tを備えた搬送装置200を用いて、容器に収容された内容物を攪拌する。前記攪拌方法は、搬送体tに載置された容器内の内容物を、該搬送体tの動作によって攪拌する攪拌工程を具備する。搬送装置200は、搬送面25を構成する搬送ステージ20を具備し、磁力により、搬送体tを該搬送ステージ20から浮上させ且つ該搬送ステージ20上を移動させる磁力発生部を有していることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送面と、該搬送面上を移動する複数の搬送体を備えた搬送装置を用いて、容器に収容された内容物を攪拌する攪拌方法であって、
前記搬送体に載置された前記容器内の前記内容物を、該搬送体の動作によって攪拌する攪拌工程を具備する、攪拌方法。
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【請求項2】
前記搬送装置は、
前記搬送面を構成する搬送ステージを具備し、
磁力により、前記搬送体を該搬送ステージから浮上させ且つ該搬送ステージ上を移動させる磁力発生部を有している、請求項1に記載の攪拌方法。
【請求項3】
前記攪拌工程は、平面視における前記搬送体の動作、及び前記容器の鉛直方向に対する傾きの何れか一方又は双方を制御する攪拌制御工程を具備している、請求項1又は2に記載の攪拌方法。
【請求項4】
前記搬送面は、充填装置により前記内容物を構成する材料の充填を行う充填作業領域を有しており、
前記搬送体が前記容器を前記充填作業領域に搬送する充填前搬送工程と、
前記充填前搬送工程によって搬送される前記容器の内部に、前記材料を充填する充填工程とを具備する、請求項1~3の何れか1項に記載の攪拌方法。
【請求項5】
前記搬送面は、作業装置により作業を行う作業領域を有しており、
前記作業領域において前記作業装置が、前記搬送体によって搬送される前記容器に対し前記作業を行う作業工程を具備し、
前記作業工程と並行して、前記攪拌工程を行う、請求項1~3の何れか1項に記載の攪拌方法。
【請求項6】
前記作業領域が、充填装置により前記内容物を構成する材料の充填を行う充填作業領域であり、
前記作業工程が、前記搬送体によって前記充填作業領域に搬送される前記容器の内部に、前記材料を充填する充填工程である、請求項5に記載の攪拌方法。
【請求項7】
前記充填工程後に、前記攪拌工程を行いながら、前記容器を搬送する攪拌搬送工程を具備する、請求項4又は6に記載の攪拌方法。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1項に記載の攪拌方法を用いて、前記内容物を構成する複数種類の材料が混合された組成の異なる製品を製造する製造方法であって、
前記搬送体によって搬送される前記容器の内部に、材料を充填する充填工程を具備し、
前記異なる製品それぞれについて、前記充填工程として、主剤を充填する主剤充填工程と、異なる副剤を充填する副剤充填工程とを行い、
前記主剤充填工程は、異なる複数の製品間で共通する充填装置を用いて行い、
前記副剤充填工程は、複数の充填装置の中から前記製品の種類に応じて選択される充填装置を用いて行い、
前記充填工程と並行して、又は前記充填工程の後に前記攪拌工程を行う、製品の製造方法。
【請求項9】
前記搬送面は、前記充填装置により材料の充填を行う充填作業領域を有しており、
前記主剤充填工程を、前記異なる製品について同一の前記充填作業領域で行い、
前記副剤充填工程を、前記異なる製品について、異なる前記充填作業領域で行うか、又は同一の前記充填作業領域で行う、請求項8に記載の製品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送面と、該搬送面上を移動する複数の搬送体とを備えた搬送装置を用いて、容器に収容された内容物を攪拌する攪拌方法、及びこれを用いた製品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の成分を含有する液体等の内容物を収容した容器は、一般的に、個々の成分を含有した材料を複数種類混合して混合材料を得た後、該混合材料を容器内に充填することで製造される。このような容器に対する充填装置の一例として、特許文献1には、容器を載置するステージと、該ステージ上の容器に対して振動を付与する振動付与部とを具備し、水平面とのなす角度が所定の角度範囲で構成される振動面によって振動を付与する、液体吸収体の充填装置が開示されている。
【0003】
また特許文献2には、内容物を収容した容器の製造に用いられるシステムが開示されている。当該システムは、容器を積載した複数の搬送体と、該搬送体が移動するワークスペースと、該搬送体が積載した容器に対して処理操作を実施するユニット操作ステーションとを具備し、前記搬送体は前記ワークスペース内をトラックレスで移動可能になされており、個々の前記搬送体の経路を独立して設定可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-104863号公報
特表2021-513487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
化粧品、洗顔料又は洗浄料等の液状の内容物が収容された製品は、容量又は含有成分等が異なるシリーズで販売されることがあり、シリーズが異なる毎にその製品に特有の組成の液混合物を混合する混合工程を要する。この混合工程において、混合装置の規模又は製品の生産量の兼ね合いによっては、混合で得られた液混合物の量が製品の生産数に対して過剰となることがある。また製品の製造を種類毎に切り替える際、混合装置及び充填装置の洗浄及び稼働開始のための準備が必要となる。特許文献1及び特許文献2の技術は、内容物が異なる容器(製品)の多品種変量生産を効率的に行う点について改善の余地があった。
【0006】
本発明は、内容物が異なる容器の多品種変量生産を効率的に行うことができる、攪拌方法及びこれを用いた製品の製造方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、搬送面と、該搬送面上を移動する複数の搬送体を備えた搬送装置を用いて、容器に収容された内容物を攪拌する攪拌方法に関する。
一実施形態として、前記攪拌方法は、前記搬送体に載置された前記容器内の前記内容物を、該搬送体の動作によって攪拌する攪拌工程を具備することが好ましい。
【0008】
また本発明は、前記攪拌方法を用いて、前記内容物を構成する複数種類の材料が混合された組成の異なる製品を製造する製造方法に関する。
一実施形態として、前記製造方法は、前記搬送体によって搬送される前記容器の内部に、材料を充填する充填工程を具備することが好ましい。
一実施形態として、前記異なる製品それぞれについて、前記製造方法は、前記充填工程として、主剤を充填する主剤充填工程と、異なる副剤を充填する副剤充填工程とを行うことが好ましい。
一実施形態として、前記主剤充填工程は、異なる複数の製品間で共通する充填装置を用いて行うことが好ましい。
一実施形態として、前記副剤充填工程は、複数の充填装置の中から前記製品の種類に応じて選択される充填装置を用いて行うことが好ましい。
一実施形態として、前記製造方法は、前記充填工程と並行して、又は前記充填工程の後に前記攪拌工程を行うことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の物品の製造方法によれば、多品種変量生産を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明に係る搬送装置を具備した、容器の製造装置の一実施形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示す製造装置の平面図である。
図3は、図1の搬送体を示す斜視図である。
図4は、図1に示す搬送体の内部を透視した斜視図である。
図5は、図1の搬送ステージを示す図であって、一部の区画を透視した状態で示す斜視図である。
図6は、図1に示す製造装置が具備する製造制御部のブロック図である。
図7は、図3に示す搬送体の動作によって行われる攪拌工程の一実施形態を示す側面図である。
図8は、図3に示す搬送体の動作によって行われる攪拌工程の別の実施形態を示す側面図である。
図9は、図3に示す搬送体の動作によって行われる攪拌工程のさらに別の実施形態を示す側面図である。
図10(a)及び(b)は、図3に示す搬送体の動作によって行われる攪拌工程のさらに別の実施形態を示す平面図である。
図11は、充填工程と並行して行われる攪拌工程の一実施形態を示す側面図である。
図12(a)~(c)は、図11に示す攪拌工程における充填ノズルの動作の一実施形態を示す側面図である。
図13(a)及び(b)は、充填工程と並行して行われる攪拌工程の別の実施形態を示す平面図及びこれに対応した側面図である。
図14(a)~(c)は、図11に示す攪拌工程における充填ノズルの動作の別の実施形態を示す側面図である。
図15(a)~(c)は、図11に示す攪拌工程における充填ノズルの動作のさらに別の実施形態を示す側面図である。
図16は、本発明に係る搬送体の別の実施形態を示す斜視図である。
図17(a)~(d)は、図16に示す搬送体を用いた作業工程(装着工程)の一実施形態を示す側面図である。
図18(a)及び(b)は、図17に示す作業工程と並行して行われる攪拌工程の一実施形態を示す側面図である。
図19は、攪拌手段を有する作業装置及び搬送体を用いた攪拌工程の一実施形態を示す側面図である。
図20は、本発明に係る搬送体のさらに別の実施形態を示す平面図(a)及び側面図(b)である。
図21(a)及び(b)は、充填工程の一実施形態を示す平面図である。
図22は、本発明に係る製造方法に用いられる製造装置の一実施形態を示す平面図である。
図23(a)及び(b)は、本発明に係る容器の別の実施形態を示す図であって、該容器に対する充填工程の一実施形態を示す平面図及び側面図である。
図24は、図23に示す容器に対する充填工程の別の実施形態を示す平面図である。
図25は、図1に示す製造装置を用いて、図1に示す容器(製品)を製造する製造方法のフロー図である。
図26(a)~(f)は、本発明に係る搬送体のさらに別の実施形態を示す図であって、攪拌手段を有する搬送体を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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