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公開番号
2025034777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141387
出願日
2023-08-31
発明の名称
剥離型クリーナー用組成物
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
3/37 20060101AFI20250306BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】剥離性と洗浄力に優れた剥離型クリーナー用組成物を提供する。
【解決手段】(a)N-ビニル-2-ピロリドンを構成単量体として含むポリマー、並びに(b)カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤を含有する、剥離型クリーナー用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)N-ビニル-2-ピロリドンを構成単量体として含むポリマー[以下(a)成分という]、並びに(b)カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤[以下(b)成分という]を含有する、剥離型クリーナー用組成物。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
(a)成分の構成単量体中、0.1質量%以上がN-ビニル-2-ピロリドンである、請求項1に記載の
剥離型クリーナー用組成物。
【請求項3】
(a)成分が、ポリビニルピロリドンである、請求項1又は2に記載の剥離型クリーナー用組成物。
【請求項4】
(a)成分の重量平均分子量10,000以上5,000,000以下である、請求項1~3の何れか1項に記載の剥離型クリーナー用組成物。
【請求項5】
カチオン界面活性剤が、一般式(b1)で表されるカチオン界面活性剤及び一般式(b2)で表されるカチオン界面活性剤から選ばれる1種以上のカチオン界面活性剤である、請求項1~4の何れか1項に記載の剥離型クリーナー用組成物。
JPEG
2025034777000009.jpg
36
165
〔式中、R
1b
は、炭素数8以上16以下の炭化水素基を表す。R
2b
及びR
3b
は、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下のアルキル基を表す。R
4b
は、炭素数1以上3以下のアルキレン基を表す。Z
-
は、陰イオン基を表す。〕
JPEG
2025034777000010.jpg
30
165
〔式中、R
5b
は、炭素数8以上16以下の炭化水素基を表す。R
6b
は、炭素数8以上16以下の炭化水素基、炭素数1以上3以下のアルキル基及び炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基から選ばれる基を表す。R
7b
及びR
8b
は、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下のアルキル基及び炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基から選ばれる基を表す。Z
-
は、陰イオンを表す。〕
【請求項6】
両性界面活性剤が、アミンオキシド、及びベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤である、請求項1~5の何れか1項に記載の剥離型クリーナー用組成物。
【請求項7】
(a)成分と(b)成分の質量比(a)/(b)が、0.001以上99900以下である、請求項1~6の何れか1項に記載の剥離型クリーナー用組成物。
【請求項8】
(a)成分を、0.1質量%以上99.9質量%以下含有する、請求項1~7の何れか1項に記載の剥離型クリーナー用組成物。
【請求項9】
(b)成分を、0.001質量%以上30質量%以下含有する、請求項1~8の何れか1項に記載の剥離型クリーナー用組成物。
【請求項10】
20℃での粘度が500mPa・s以上5,000,000mPa・s以下である、請求項1~9の何れか1項に記載の剥離型クリーナー用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、剥離型クリーナー用組成物及び洗浄方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、汚れが付着した対象物を洗浄する際には、水、界面活性剤、あるいは溶剤などに代表される洗浄剤と、スポンジや雑巾、ブラシなどに代表される清浄具との組み合わせで洗浄させることが一般的である。また、近年、住環境などの清掃をより簡便に行えるように洗浄液が含浸されたシート状清掃具や埃などを付着させて除去する粘着シート状の清掃具が提案されている。
【0003】
一方、清掃が必要な対象物は平面だけでなく、凹凸面を有する構造物、複雑形状を有する構造物、微細な構造を有する構造物などの清掃道具の使用が制限されるような対象物[以下、複雑構造物ということもある]も存在する。そのような対象物は清掃しにくいため清掃する頻度が少なくなり、そのため汚れが固着し、更に清掃しづらくなるという悪循環が生じる。このため、複雑構造物を簡便に清掃できる技術が強く求められている。
【0004】
特許文献1には皮膜形成性ポリマーを対象物に接触させ、乾燥して皮膜を形成させ、その皮膜を剥離させて汚れを除去させる技術が開示されている。該技術によれば皮膜のべとつきを防ぎ、また剥離可能な特性を得るためにガラス転位点が-15℃から50℃のポリマーが良好であることが記載されている。更に界面活性剤が併用された硬質表面用洗浄剤が具体的に例示されている。
特許文献2には皮膜形成性のエマルジョンを含有する皮膜形成タイプの洗浄剤組成物が開示されている。また、該公報には洗浄力を高める目的で界面活性剤を併用する技術が開示されている。
特許文献3には、皮膜形成性高分子化合物を含有する泡硬化剥離型クリーナー用組成物を、泡の状態で汚れが付着した洗浄対象物に適用し、適用した泡を硬化させ、硬化した泡を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法が開示されている。
特許文献4には、(a)ガラス転移点が-20℃以上100℃以下である皮膜形成性ビニル系高分子化合物、及び(b)グリフィン氏の方法で求められたHLBが1以上14以下の非イオン界面活性剤を含有する、剥離型クリーナー用組成物が開示されている。
特許文献5には、毒物学的に許容可能な膜形成ポリマー及び毒物学的に許容可能な剥離助剤を含む表面付着改質組成物であって、前記膜形成ポリマー及び前記剥離助剤は、1:20~20:1の重量比で存在し、前記組成物は、表面へ適用された際に油もしくは脂の感触または手触りを伴わない当該組成物が開示されている。
特許文献6には、可剥離性膜形成能を有する樹脂を脂肪族低級アルコールもしくは脂肪族低級アルコールと水の混合溶液に溶解してなることを特徴とする汚染物質剥離用樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-16494号公報
特開昭57-40600号公報
特開2020-132721号公報
特開2020-132722号公報
特表2002-530482号公報
特開平8-283622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
粘着物質を用いて対象物に付着した汚れを剥離するタイプの洗浄に用いられる剥離型クリーナー用組成物では、一般に汚れの付着性を上げ除去性を向上させるためには、樹脂の粘着性を向上させる方法が考えられるが、粘着性を向上させると剥離性が著しく低下し、対象物に付着した樹脂を除去することが困難になる。一方で樹脂の剥離性を向上させるために粘着性を低下させると汚れの付着性が低下し、満足できる除去性を獲得することができない。また、剥離性についても、種々の対象物において良好な剥離性が発現することが望まれる。
【0007】
本発明は、剥離性と洗浄力に優れた剥離型クリーナー用組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、(a)N-ビニル-2-ピロリドンを構成単量体として含むポリマー[以下(a)成分という]、並びに(b)カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤[以下(b)成分という]を含有する、剥離型クリーナー用組成物に関する。
【0009】
また、本発明は、前記本発明の剥離型クリーナー用組成物から形成された皮膜を汚れが付着した洗浄対象物に適用し、前記皮膜を汚れと共に洗浄対象物から剥離する、洗浄方法に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、剥離性と洗浄力に優れた剥離型クリーナー用組成物及び洗浄方法が提供される。本発明の剥離型クリーナー組成物は、種々の対象物において良好な剥離性が発現する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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