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公開番号
2025023649
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127977
出願日
2023-08-04
発明の名称
反応性ホットメルト接着剤組成物及び接着方法
出願人
株式会社レゾナック
代理人
主分類
C09J
175/04 20060101AFI20250207BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】初期接着強度が高く、溶融粘度が低い反応性ホットメルト接着剤組成物を提供すること。
【解決手段】ポリオールに由来する構造、及びポリオールに由来する構造の少なくともいずれかの末端にイソシアネート基を有する化合物からなるウレタンプレポリマー(A)と、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位を有する重合体である(メタ)アクリルポリマー(B)と、充填剤(C)と、を含有し、前記(メタ)アクリルポリマー(B)のガラス転移温度が65℃以上であり、前記(メタ)アクリルポリマー(B)の重量平均分子量が100000以下である反応性ホットメルト接着剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオールに由来する構造、及びポリオールに由来する構造の少なくともいずれかの末端にイソシアネート基を有する化合物からなるウレタンプレポリマー(A)と、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位を有する重合体である(メタ)アクリルポリマー(B)と、充填剤(C)と、を含み、前記(メタ)アクリルポリマー(B)のガラス転移温度が65℃以上であり、前記(メタ)アクリルポリマー(B)の重量平均分子量が100000以下である反応性ホットメルト接着剤組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
さらに熱可塑性エラストマーを含む請求項1に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項3】
前記充填剤(C)は、無機充填剤を含む請求項1または2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項4】
前記(メタ)アクリルポリマー(B)のガラス転移温度は100℃以下である請求項1または2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項5】
前記ポリオールに由来する構造として、ポリエステルポリオールに由来する構造及びポリエーテルポリオールに由来する構造の少なくともいずれかが含まれる請求項1または2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項6】
前記ウレタンプレポリマー(A)は、少なくともいずれかの末端にイソシアネート基を有するポリエステルポリオールと、少なくともいずれかの末端にイソシアネート基を有するポリエーテルポリオールと、を含む請求項1または2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項7】
前記ウレタンプレポリマー(A)の含有率は、45質量%以上95質量%以下であり、前記(メタ)アクリルポリマー(B)の含有率は、3.0質量%以上25質量%以下であり、前記充填剤(C)の含有率は、1.0質量%以上10質量%以下である請求項1または2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項8】
前記ウレタンプレポリマー(A)の含有率は、45質量%以上90質量%以下であり、前記(メタ)アクリルポリマー(B)の含有率は、3.0質量%以上25質量%以下であり、前記充填剤(C)の含有率は、1.0質量%以上10質量%以下であり、前記熱可塑性エラストマーの含有率は、3.0質量%以上20質量%以下である請求項2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項9】
接着後1分経過した時の接着強度である初期接着強度が0.17MPa以上で、120℃での溶融粘度が9.0Pa・s以下である請求項1または2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
【請求項10】
熔融している反応性ホットメルト接着剤組成物を、第1の部材に塗布する塗布工程と、
前記第1の部材における前記反応性ホットメルト接着剤組成物が塗布された面に第2の部材を取り付ける取付工程と、
前記塗布された前記反応性ホットメルト接着剤組成物を水分を含む空気中で反応させる反応工程と、を有する接着方法であって、
前記反応性ホットメルト接着剤組成物は、ポリオールに由来する構造、及びポリオールに由来する構造の少なくともいずれかの末端にイソシアネート基を有する化合物からなるウレタンプレポリマー(A)と、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位を有する重合体である(メタ)アクリルポリマー(B)と、充填剤(C)と、を含み、前記(メタ)アクリルポリマー(B)のガラス転移温度が65℃以上であり、前記(メタ)アクリルポリマー(B)の重量平均分子量が100000以下であることを特徴とする接着方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、反応性ホットメルト接着剤組成物及び接着方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ホットメルト接着剤は短時間で接着力が得られることから生産性の向上に適している。ホットメルト接着剤としては、熱可塑性タイプ及び反応性タイプが挙げられる。これらのうち、反応性タイプ、すなわち反応性ホットメルト接着剤は、接着後に硬化等の化学反応をする。そのため、反応性ホットメルト接着剤は、熱可塑性タイプに比べて、高い接着強度、及び高い耐熱性での接着が可能であり、接着信頼性が求められる用途に幅広く使用されている。
【0003】
多くの反応性ホットメルト接着剤では、イソシアネート基(-N=C=O)を末端に有するウレタンプレポリマーが含まれている。ウレタンプレポリマーを含む反応性ホットメルト接着剤は、接着後、接着剤自体の冷却固化により、短時間である程度の接着強度を発現する。その後、ウレタンプレポリマーの末端のイソシアネート基が空気中又は被着体表面の水分と反応することにより高分子量化、あるいは架橋する。そして、接着剤の凝集力が増加し、耐熱性が増し、加熱時においても接着部が高い接着強度を示す。
【0004】
反応性ホットメルト接着剤としては、例えば、以下の構成が挙げられる。
【0005】
特許文献1には、分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーと熱可塑性樹脂と粘着付与剤とからなる反応性ホットメルト接着剤組成物において、塗布温度域における熱可塑性樹脂の溶融粘度が、同じ温度域における粘着付与剤の溶融粘度よりも低い反応性ホットメルト接着剤組成物が記載されている。
【0006】
特許文献2には、熱可塑性ポリマー、硬化ウレタン-ポリアルキレンポリオールプレポリマー及び粘着付与剤を含有する反応性ホットメルトウレタン接着剤組成物が記載されている。
【0007】
特許文献3には、分子中に活性のイソシアネート基を2個以上有するウレタンポリマーと、比重0.915~0.938のポリエチレンと、特定の粘着性付与物質とよりなる反応性ホットメルト型接着剤が記載されている。
【0008】
特許文献4には、ポリエステルポリオール(A)とポリエーテルポリオール(B)とイソシアネート(C)を反応させて得られるイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(i)、及びアクリルポリマー(ii)を含有し、ポリエステルポリオール(A)が、結晶性ポリエステルポリオール(A-1)と非晶性ポリエステルポリオール(A-2)からなり、非晶性ポリエステルポリオール(A-2)及びアクリルポリマー(ii)が共に芳香環を有する、反応性ホットメルト接着剤組成物が記載されている。
【0009】
特許文献5には、(A)イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーと、(B)アクリルポリマーを含有し、(B)アクリルポリマーのガラス転移温度が50℃以上、重量平均分子量が5万以上であり、アクリルポリマーの含有量が組成物全量を基準として、5~25質量%である、湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平06-122860号公報
特開昭64-054089号公報
特開昭52-037936号公報
特許第6662376号
特開2019-172881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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