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公開番号
2024169089
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086278
出願日
2023-05-25
発明の名称
光硬化型ホットメルト組成物
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
C09J
125/10 20060101AFI20241128BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 溶融粘度が適度であるため作業性が高く、被着体を貼合した際の初期接着が良好で、剥離強度が高いことから接着強度が向上している光硬化型ホットメルト組成物を提供する。
【解決手段】 光硬化型スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、粘着付与剤(B)と、軟化剤(C)と、光重合開始剤(D)と、を含有し、軟化剤(C)として、ナフテン系成分を35%以上含有するオイル(c1)を含有することを特徴とする光硬化型ホットメルト組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
光硬化型スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、粘着付与剤(B)と、軟化剤(C)と、光重合開始剤(D)と、を含有し、
軟化剤(C)として、ナフテン系成分を35%以上含有するオイル(c1)を含有することを特徴とする光硬化型ホットメルト組成物。
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【請求項2】
さらに、ナフテン系成分を35%以上含有するオイル(c1)以外の軟化剤(c2)を含有することを特徴とする請求項1記載の光硬化型ホットメルト組成物。
【請求項3】
さらに、エチレン系重合体を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の光硬化型ホットメルト組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光硬化型ホットメルト組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、ホットメルト組成物は、無溶剤で環境に優しく、短時間で硬化可能で、非常に扱いやすい材料であることから、製造現場における作業環境を改善することが可能である。そのため、ホットメルト組成物は、自動車・電機などの精密分野のほか、建築分野など幅広く用いられている。
【0003】
過去に、出願人は、水添パラフィン系プロセスオイル、高分子量スチレン系ブロックコポリマー、ポリフェニレンエーテル樹脂または変性ポリフェニレンエーテル樹脂、粘着付与樹脂並びに酸化防止剤を必須成分とするホットメルト組成物を発明した(特許文献1)。このホットメルト組成物は、高温下に置かれたのちも、粘度保持率、抗張力保持率が高く保たれ、また解体性にも優れるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-189844号公報
【0005】
従来から、自動車・電機分野においては、構成部材の固定のため、各種接着剤が使い分けられているが、非常に扱いやすい材料であり、乾燥工程を必要とせず、23℃程度の常温における接着安定性に優れていることから、ホットメルト組成物を用いる例が増加しつつある。
【0006】
特に、自動車内装材用や光学部材用としてホットメルト組成物を使用する場合、被着体を貼合した際の初期接着、固化した後の接着強度などの改良が求められており、改善の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、溶融粘度が適度であるため作業性が高く、被着体を貼合した際の初期接着が良好で、剥離強度が高いことから接着強度が向上している光硬化型ホットメルト組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、光硬化型スチレン系熱可塑性エラストマー(A)と、粘着付与剤(B)と、軟化剤(C)と、光重合開始剤(D)と、を含有し、軟化剤(C)として、ナフテン系成分を35%以上含有するオイル(c1)を含有することを特徴とする光硬化型ホットメルト組成物である。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる光硬化型ホットメルト組成物は、溶融粘度が適度であるため作業性が高く、被着体を貼合した際の初期接着が良好で、剥離強度が高いことから接着強度が向上しているという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<光硬化型スチレン系熱可塑性エラストマー>
本発明では、光硬化型スチレン系熱可塑性エラストマー(A)を用いる。当該(A)成分は、本発明にかかるホットメルト組成物のベースポリマーとして用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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