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公開番号2024147948
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060714
出願日2023-04-04
発明の名称冷却液組成物
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類C09K 5/10 20060101AFI20241009BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】水が混入しても絶縁性を維持できるとともに、臭気を低減して冷却液の交換時の作業性が高い冷却液組成物を提供すること。
【解決手段】本開示の冷却液組成物は、鉱物油および/又は合成油と、ホウ酸エステルとを含有する。冷却用組成物の導電率は0.1μS/cm未満とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
鉱物油および/又は合成油と、
ホウ酸エステルとを含有し、
導電率が、0.1μS/cm未満である冷却液組成物。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記ホウ酸エステルは、一般式B(OR)

で表され、
前記Rは、それぞれ独立に、アルキル基および/又は芳香環を有する有機基であり、3つの前記Rの合計の炭素数が18~54である請求項1記載の冷却液組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷却液組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、優れた絶縁性および伝熱特性を有する非水系の冷却液組成物として、少なくとも1種のカルボン酸エステル化合物を含み、且つ水を実質的に含まない、冷却液組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-31597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却液組成物を、例えば電動車両のバッテリ等の冷却に用いる場合、冷却液組成物を交換する作業が必要となる。このため、作業性の高い冷却液組成物が求められている。また、結露などによって冷却液組成物中に水が混入することがあり、絶縁性の低下が問題となる。例えば、電動車両の事故等などでの冷却液漏洩時などに、冷却液がバッテリ端子に接触してショートすることを抑制できる程度の絶縁性が求められる。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであって、水が混入しても絶縁性を維持できるとともに、臭気を低減して冷却液の交換時の作業性が高い冷却液組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために以下の冷却液組成物を提供する。
本開示に係る冷却液組成物は、鉱物油および/又は合成油と、ホウ酸エステルとを含有する。冷却用組成物の導電率は0.1μS/cm未満とする。
【0007】
本開示に係る冷却液組成物によれば、油中にホウ酸エステルを添加することによって、水が混入しても例えばホウ酸エステル(B(OR)

:Rはそれぞれ独立に、有機基)を加水分解して、ROHとHOB(OR)

あるいは(HO)

B(OR)となる。その結果、水を吸収して、絶縁性を維持できる。更に、ホウ酸エステルは臭気の原因となる分子構造をもたないので、臭気を大幅に低減できる。その結果、冷却液組成物の交換時の作業性を大幅に高めることができる。
【0008】
上記の開示において、前記ホウ酸エステルは、一般式B(OR)

で表され、Rは、それぞれ独立に、アルキル基および/又は芳香環を有する有機基であり、3つのRの合計の炭素数が18~54であるものを用いるのが好ましい。
【0009】
これにより、鉱物油および/又は合成油に対するホウ酸エステルの分散性を高めることができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示に係る冷却液組成物によれば、水が混入しても絶縁性を維持できるとともに、臭気を低減して冷却液の交換時の作業性が高い冷却液組成物を提供できるという優れた効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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