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公開番号2024148240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061196
出願日2023-04-05
発明の名称塗り床材組成物
出願人日本特殊塗料株式会社
代理人
主分類C09D 175/04 20060101AFI20241010BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】塗り床材における耐候性や塗膜の黄変という欠点を解決し、なおかつ石油など化石由来資源である樹脂の使用を削減することにより、環境問題の解決を図る。
【解決手段】水分散ポリオールには、バイオマスポリオールを含み、PDI(ペンタメチレンジイソシアネート・ペンタメチレンジイソシアネートのポリイソシアネート)には、乾燥重量当たりのバイオマス度55%以上のPDIを含む、水系ポリウレタン樹脂系塗り床材組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
水分散ポリオールと、PDI(ペンタメチレンジイソシアネート・ペンタメチレンジイソシアネートのポリイソシアネート)からなる水系ポリウレタン樹脂系塗り床材組成物であって
水分散ポリオールには、バイオマスポリオールを含み、
PDIには、乾燥重量当たりのバイオマス度55%以上のPDIを含むことを特徴とする
塗り床材組成物。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
水分散ポリオールと、PDIからなる水系ポリウレタン樹脂系塗り床材組成物であって
水分散ポリオールには、バイオマスポリオールを含み、総ポリオール樹脂中のバイオマス度を20%以上とし、
PDIは、バイオマス度55%以上のPDIを重合反応して生成するポリウレタン樹脂中の乾燥重量当たりのバイオマス度が35%以上であることを特徴とする
塗り床材組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗り床材組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
屋内、屋外を問わず、塗料の塗装により床部に塗膜を形成する所謂塗り床材は、広く使用されている。樹脂系としては、硬度の高い塗膜を形成することができるエポキシ樹脂系、あるいは、塗装の汎用性が高く、耐久性のある塗膜を形成することができるポリウレタン樹脂系などを挙げることができる。
溶剤系樹脂と比較すると、より環境に配慮された水系樹脂の方が取り扱い性に優れ、臭気も低いなどの利点が挙げられる。しかし、水系ポリウレタン樹脂系塗り床材でも、クルードMDI(4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート)を使用したものは、耐候性に課題があり、塗膜が黄変するという欠点がある。
【0003】
また、環境問題への意識の高まりから、近年では化石資源由来の樹脂原料から、動植物等のバイオマス由来の樹脂原料に置き換えた塗料製品が注目されている。例えば特許文献1には、溶融押出ラミネート用アンカーコート剤として、ポリオール樹脂にバイオマスポリオール組成物を含むコート剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6948485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
水系ポリウレタン樹脂系塗り床材に内在する欠点を改善し、なおかつ環境問題への意識の高まりにこたえる塗り床材が求められている。
【0006】
そこで本発明は、水系ポリウレタン樹脂系塗り床材であって、耐候性に優れ、なおかつ塗膜の黄変が発生しない塗り床材を開発することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、以下の構成により上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
<1>
水分散ポリオールと、PDI(ペンタメチレンジイソシアネート・ペンタメチレンジイソシアネートのポリイソシアネート)からなる水系ポリウレタン樹脂系塗り床材組成物であって
水分散ポリオールには、バイオマスポリオールを含み、
PDIには、乾燥重量当たりのバイオマス度55%以上のPDIを含むことを特徴とする
塗り床材組成物。
<2>
水分散ポリオールと、PDIからなる水系ポリウレタン樹脂系塗り床材組成物であって
水分散ポリオールには、バイオマスポリオールを含み、総ポリオール樹脂中のバイオマス度を20%以上とし、
PDIは、バイオマス度55%以上のPDIを重合反応して生成するポリウレタン樹脂中の乾燥重量当たりのバイオマス度が35%以上であることを特徴とする
塗り床材組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明による水系ポリウレタン樹脂系塗り床材組成物は、耐候性に優れるため、屋内屋外を問わず使用することが可能である。また、塗装塗膜が黄変しないため、長期間に渡り塗装された床の美観を維持することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る塗り床材組成物について説明する。以下の実施形態における各構成及びそれらの組み合わせは例であり、本発明は実施形態によって限定されることはない。
本明細書において、「~」とはその前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
(【0011】以降は省略されています)

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